2016.01.03

【初春は中尾根から静かな御前山へ】 山バス情報141

謹 賀 新 年

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【山行日】 2016年01月02日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿   06:22 - 06:48 立川 (JR中央特快)
立川   06:58 - 07:34 武蔵五日市 (JR五日市線)

「バス」
武蔵五日市駅 07:39 - 08:09 神戸岩入口 (西東京バス IC:597円)

「歩行」
神戸岩入口バス停 08:10 - 08:40 檜原ウッディハウス
ウッディハウス  08:50 - 09:50 700m付近
700m付近     10:00 - 10:50 狛犬様の社
狛犬様の社    11:00 - 12:10 御前山山頂
御前山      12:40 - 13:35 小河内峠
小河内峠     13:45 - 15:10 藤倉バス停 (猿江経由)

「バス」
藤倉 15:24 - 16:10 武蔵五日市駅 (西東京バス 750円)

「鉄道」
武蔵五日市 16:48 - 17:53 新宿(ホリデー快速 遅延

【地形図】 「猪丸」「奥多摩湖」

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 年が明けて最初の山歩きは、最初丹沢の大山にしようかなと考えていたのですが、混雑が目に見えていることもあって、奥多摩は御前山の準バリハイコースを登ることにしました。

 藤倉行きの7時台のバスに乗るには…とネットで鉄道の連絡を見てみると、朝一番の中央特快がとても好い接続とわかり、新宿周りで立川へ。立川で当然のごとく青梅線のホームへ向かうと、そこには武蔵五日市行きは5番線ホームから発車との表示!! そうです、降りたホームでそのまま待てば好かったのですね。しばらく山に通っていなかったので、奥多摩方面のバスだけでなく電車まで浦島太郎になっていました(笑)。

 武蔵五日市駅では5分の連絡でバスが発車だったので、当然バスがスタンバイしていると思っていたのですが、発車時刻ギリギリまでバスはやってきません。寒いバスに揺られて神戸岩入口バス停で下車。

 寒いので身体を温めるべく、すぐに舗装道路を歩き始めます…と、犬が声を枯らしたような動物の鳴き声が聞こえたので見やると、なんと猿です(笑)。新年早々の山歩きでいきなり干支の動物に直接対面とは、縁起が好いのか悪いのか? しばらく歩くと今度は河原の方からサルの親子が目の前の道路を横断。ここら辺は棲みかになっているのでしょうか。。。

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(左手の川から猿の親子が… 逃げ足速く写真には撮れず)

 途中で地元の春日神社を見つけたので、ここで初詣とします。今年一年の山歩きの無事をお祈りして、取り付きとなるウッディハウスへとさらに歩いて行きます。日も短く、今日は少し長めのコース取りですから、神戸岩(かのといわ)の見物は見送りました。

 ウッディハウス裏の取り付きは、橋を渡る手前右手の「いかにも尾根に上がりますよ」という感じの踏み跡をたどっていきます。特に標識もありませんし、マーキングも付いていません。入念に柔軟運動をしてから登っていきました。

 で、この中尾根なんですが、湯久保尾根に負けないほど、ほぼ全行程が植林地帯という尾根です。最後の方に現れる1000m付近のお社だけが救いといえば救い。しかしそれ以外ははっきり言ってつまらない尾根というのが残念ながら個人的な感想です。とりわけ最初の方は植林帯の急登にあえぎ、何故かまた息苦しくなってしゃがみこんでしまったりしたこともあって、よっぽどこのまま帰ってしまおうかと思ったくらいでした。

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(写真より実際はもっと暗い感じ、植林の急登が続く)

 ただ、途中少し踏み跡が薄くなる箇所があるにはあるものの、全体に踏み跡は一般登山道並みと言ってよく、急傾斜ではジグザグを切ってくれたりと、登りに使う限り迷うこともないバリハイ入門には適したコースではないかと思います。静かなコースを歩きたいという人にとってはいいコースなのかも知れません。途中ヒノキの木に思い出したように「中」の字が黄色で書かれていて、おそらくこの山林の持ち主の屋号ではないかと思うのですが、中尾根の名前の由来は湯久保尾根と鋸尾根の中間にあるということとは違うのかも知れないと思いました。

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 狛犬様のいるお社のそばは明るく陽差しもあったので、二度目のティータイム。休憩後は最後のクロノ尾山への急登をこなして一般登山道へ出ました。一般登山道の標識の支柱に「クロノ尾山」のマジック書きがあります。ベンチがありますが、まだ休憩後30分も経過していませんし、一息ついたらそのまま御前山へ向かうことにします。

 ここからは正真正銘の一般登山道。これからたどるコースは、山を始めて間もない1999年の年末に歩いたコースの「ほぼ」逆コースになります。しかしやっぱりというか当たり前というか、記憶に残っている箇所は余りなく、歩いてみてこの御前山周辺の一般コースの良さというかすばらしさを再認識したのでした。

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 クロノ尾山をあとにすると、今までの道が嘘のように自然林の明るい縦走路↑となります。今冬は暖冬ということもありますが、陽差しがぽかぽかと暖かく、まるで春の山を歩いているみたいです。青空が広がって丹沢の山々や富士山も木々の間から垣間見え、稜線歩きを満喫、避難小屋手前で一人に会っただけで、最後の土留めの登りをフウフウいいながら上がるとなんと山頂はお昼過ぎだというのに誰もいません。一番陽当たりの好いベンチを独占して(笑)お昼ご飯です。

 御前山の山頂というのは、余り展望がよくないことでも知られていますが、木々の向こうには、今日のように天気が好ければ富士山が見えていて、遮るものなしというわけにはいかないというだけのことです。それにしても今日は本当に静か…。二つ目のおにぎりにかかったあたりでやっと一人上がってきた登山者がいただけでした。

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(静かな御前山山頂)

 バスの時刻もあることだしと、お昼ご飯を済ませたら、後半戦に挑みます。まずは惣岳山方面へ。六年ほど前に来たときも思いましたが、この稜線はホント気分の好い径ですね。自然林100%の素敵な縦走路…次回こそは葉のある時期に訪れたいと強く思います。下り始めて数分で富士山が綺麗に見える場所に出ます。ベンチもあり、展望第一の方はこちらでランチもお奨めです(トップ写真)。

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(惣岳山へ向かう)

 鞍部から登り返して惣岳山。振り返れば御前山が大きく、改めてこの山の大きさを感じます。惣岳山から六年前は奥多摩湖側へ大ブナ尾根を降り、紅葉がとても綺麗だったことを思い出しますが、今日は小河内峠まで足を伸ばして藤倉へ下山。

 小河内峠へは急傾斜の斜面を降りていきますが、ここも大ブナ尾根に劣らず美林に囲まれた素敵な尾根ですね。おまけに正面には富士山が見えます。約十五年前はここを登りにとったわけですが、下ってみて思うに、ここは下りに取る方が好いのではないかと思いました。

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(小河内峠へ…)

 落ち葉をガサゴソいわせながら下っていき、途中岩場がある箇所は巻き道があるとのことで巻き道を選んだのですが、こちらもとても素敵な雑木の森を歩けて、右手には奥多摩の石尾根方面の展望が広がり奥多摩湖も見えたりで、行きと違って、小河内峠までは楽しくて楽しくて仕方のない行程でした。十五年も経つと価値観も変わるのでしょうが、こんな素敵な径だと記憶に残っていれば、もっと歩いていたのに、と思うことしきりでした。

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(小河内峠手前の美林)

 左手にとうとう…という感じで植林が見えてくれば、小河内峠です。山頂から一時間ほど経過していたので、ここで最後のティ-タイム。時刻は13時半過ぎ。15:24のバスに間に合うように降りたいのと、ちょっと寄り道も考えていたので、余りのんびりも出来ずに、お茶を飲んで一息ついたら暗い植林帯を戻るように降りていきます。
 
 この峠径はおそらく三度目だと思うのですが、陣馬尾根に乗るまでの間、トラバースがザレている箇所があって、一般道とはいえ特に凍結時、注意が必要です。峠から20分ほどで尾根に乗り、植林が減って明るい雰囲気になります。尾根に乗って5,6分で陣馬尾根中ノ平遺跡なる表示に出会います。こんな尾根の上に竪穴式住居跡が見つかったそうで、こんな遺跡の表示があったっけ…と記憶が曖昧でした。

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(遺跡跡)

 遺跡から2,3分で猿江分岐。以前から気になっていたのですが、今日はこの猿江分岐の方へ行ってみることにします。というか、実はこのコースの決め手となったのは今年の干支「申(猿)」にちなむこの地名を思い出したからでした。

 径は非常に明瞭です。というより、十分ほどでコンクリートの舗装道路になります。ネットで猿江について調べたとき、すぐに舗装道路になると書かれていたので、てっきりすぐに猿江の集落に降りてしまうのだとばかり思っていたのですが、舗装道路とはいっても人ひとりが通れるだけの幅しかない路で、車は絶対に入れません。バイクでもかなり難しいと思います。

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(舗装路と言っても人ひとりが通れるほどの幅しかない)

 舗装路はほぼ地形図の破線通りに走っていて、雰囲気的には山道そのものです。舗装路は延々と続き、途中モノレールと交差したりします。そして長時間歩行の後のコンクリート道歩きはやっぱりきつい。。。膝には来ませんでしたが、最後は右足が痛くなってしまいました。

 で、猿江の集落ですが、おそらくは、舗装路になってすぐとしばらく行った先の右下へ分岐する径を下れば、地形図に書かれた猿江の文字のあるあたりの集落に降りることが出来たと推測しているのですが、最初の時点では自信がなかったのと、しばらく行った先の分岐では降りられたとしても15時のバスにはとても間に合わないことなどを考え、今回は見送っておき、とりあえず、この破線路に最後までつきあうことにしました。 ですので、現在猿江の集落がどうなっているか確認することは残念ながら出来ませんでした。

 舗装道沿いで最初に人家を見たのは、おそらく地形図の月夜見沢の文字の夜見のあたりのものではないかと思いますが、片方は少なくとも廃屋、もうひとつも現在も人が住んでいるかどうか微妙…という印象でした。確実に住んでいることが判った人家はやはり中組の文字の左上あたりの人家。いつか日の長い時期にでも訪れる機会があれば猿江の文字のあたりの集落の様子を見てみよう…と思いつつ、見覚えのある藤倉小学校を経て春日神社で無事下山のお礼を言ってから、藤倉バス停へと向かったのでした。

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(藤倉小学校跡)


 藤倉からのバスも発車時刻まで乗車出来ませんでしたが、幸い待ち時間もほとんどなく日暮れまでにはまだ時間があったため寒い思いもせずに済みました。そうそう、乗った大型の新しいバスですけど、今は車内で携帯やスマホの充電も出来るようになっているのですね。これもまた浦島太郎でした。これからはコンセント部分も一緒に持って行くことにしましょうかネ♪

 それから、皆さんはもうご存知かも知れませんが、御前山の登山口付近:宮ヶ谷戸周辺のバス停名がかなり変更になっています。案内表示には旧バス停名も表示されていますが、かなりややこしい変更になっているのでご利用の節はお気を付けください。


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(藤倉バス停 右奥の階段が陣馬尾根登山口)



 最後に…今年も皆さんが安全で楽しい山歩きを楽しまれることをお祈りしています。
 

 本年もどうぞよろしくお願いいたします♪


  

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2015.11.03

【三頭山でプチ紅葉狩り…鶴峠から都民の森】 山バス情報137

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【山行日】2015年10月31日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅   - 07:03 北野 (京王線)
北野   07:05 - 07:15 高尾 (京王線)
高尾   07:26 - 07:54 上野原 (JR中央線)

「バス」
上野原駅 08:10 - 09:20 鶴峠 (富士急山梨バス 1030円)

「歩行」
鶴峠   09:30 - 10:30 オマキ平(向山)分岐
向山分岐 10:45 - 11:55 三頭山西峰
三頭山  12:15 - 12:55 鞘口峠(さいぐちとうげ)
鞘口峠  13:10 - 13:50 森林館 (ヒグラシの路経由)

「バス」
都民の森 14:35 - 15:45 武蔵五日市駅 (西東京バス:急行バス 936円:IC)

「鉄道」
武蔵五日市 15:55 - 16:58 新宿 (ホリデー快速あきがわ2号)


【地形図】 「七保」 「猪丸」

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 またまた長いブランクが開いてしまいました。前回の山行きは丘のようなところをちょこっと歩いただけで半年以上前。バスを使ってまともに山を歩いたのは菜畑山が最後ですので、山のバスに乗るのも一年ぶりです。

 今まで、ブランク後の山の始動は高尾というのがほとんどだったと思うのですが、今回はちょうど近郊の山の紅葉シーズンということもあり、できたら標高1000m以上のところを歩きたいと思いまして、ひねり出したのが鶴峠から三頭山に登って都民の森に降りてしまうという、超お手軽コース。

 私の場合、ブランク明けの山行きで決まって痛むのが左膝の裏。しかし、このコースなら下りも1時間ほどで済み、登りも2時間ほどですから膝に来ることもない(?)だろうと、出掛けてみることにしました。

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(上野原発鶴峠行きバスの車内ではこんなクーポン券が配られていました)

 以前はシーズン中の上野原08:08発は飯尾止まりだったのですが、今は08:10発が鶴峠まで行ってくれます。京王線の特急に乗って北野乗り換えで高尾へ。高尾駅では既に小淵沢行きが入線しているのが見えたので、ああ、こりゃ座れないかと思ったのですが、意外にも楽勝で座席を確保。上野原からのバスも拍子抜けするほど空いていて、普段なら乗ってこない日大明誠の学生さんも乗り込んできて座ってしまえるほどでした。

 さて、鶴峠行きのバスで鶴峠まで乗るのは今回が初めてなのですが、鶴峠の状況を知っている私には、いったいどこで転回して帰っていくのか興味がありました。鶴峠バス停付近にはどう考えても転回出来るスペースがないはずだからです。

 答えは簡単でした。鶴峠下ともいえる地点がバスの転回場所になっていて、今はそこに立派なバイオトイレまであるのです。そこからほんのわずか登ったところが鶴峠バス停というわけです。

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(バイオトイレ完備の鶴峠下のバス転回場所)


 登山口のあるバス停に上がってみると、富士急バスの鶴峠バス停には時刻表がありませんでした。8年前には鶴峠に降りてきて15時台のバスで帰途についたこともあったのですけれど。。。
 コレ、富士急山梨バスのHPで見る限り12月13日の日曜までは土日休日に限り15:40と16:45に小菅の湯発のバスが通過すると思うのですが、時刻表が外されているのは何かワケがあるのでしょうか。HPを見て午後こちらに降りてきた人はかなり不安になるのではないかと思います。

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        (なぜか時刻表がはずされていた…)

 何となくもやもやした気持ちでしたが、見覚えのある三頭山登山口からさっそく登っていきます。最初は色づきはじめの紅葉が見られるのですが、すぐに植林となってしまうので、この区間はややピッチを上げて飛ばします。径は地形図の破線とは少し違っていて尾根の東側を巻くように進んでいきます。

 20分ほどで北東方向に延びる尾根に乗り、ここからは広葉樹林が続く素敵な径です。径は正確には尾根上ではなく尾根の左(北側)につけられていますが、植林はなく自然林百パーセント。標高も1000mを超えて、紅葉もちょうど見頃となった感じです。ただ天気が曇りがちで青空に映える紅葉とならないのが少し残念なところです。

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(尾根に乗る:ここからは広葉樹のプロムナードがずっと続く)

 何度も立ち止まっては色づいた樹林を写真に撮りますが、やはり陽の光がないと、なかなか絵になる写真は撮れません。それでもブナも多くなってきた秋の広葉樹の森を歩くのは気分が好いですね。久しぶりの山歩きでこんな素敵な紅葉狩りが出来て顔にも笑みがこぼれます。

 歩き始めて一時間ほどでオマキ平(向山)の分岐。ちょうど尾根の辺りが赤も雑じって綺麗に色づいていたので、尾根に上がってテルモスのお茶で休憩します。後で考えてみても、この1300m付近が最も色づきが良かったように思います。

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(向山分岐付近にて)

 休憩後も尾根の北側に沿って歩くかたちになります。ただ、注意点はヌカザス・モロクボ尾根への巻き道に引き込まれないようにすること。「三頭山→」の標識もある尾根を上がって行きます。

 今まではなだらかな勾配でしたが、ここからは尾根通し。急傾斜になり、神楽入ノ峰の先には結構なアップダウンもあります。紅葉もこの先では落葉が目立つようになり、神楽入の峰の先は、ほぼ落葉しきって、はや冬枯れ径の様相でした。

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(神楽入ノ峰の先…落葉した冬枯れ径)

 前方に、「ああ、なるほど三頭山という名前の山だ」と思わせる山のシルエットが見え、何度かアップダウンをこなし、話し声が聞こえてくると三頭山の西峰に到達します。家族連れの姿も目立ち、さすがに奥多摩三山に数えられるだけあって人気の山です。少し迷いましたが、スペースもあったし、ちょうど時間もお昼の五分前ということで、西峰でおにぎりタイムにしました。

 昼食後は予定通り鞘口峠の方へ下っていきます。よく間違える人がいますが、蛸(タコ)ではなく刀をおさめる鞘(サヤ)です。読みはおそらく鞘口(さやぐち)が転訛してサイグチとなったのでしょう。コース中にはずっと↓こんな標識があって、ライトが点滅しています。後で気づいたのですが、なんとこの日はハセツネだったのですね。

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 耐久レースは10月だとばかり思っていたのですが、鞘口峠には「リタイアはこちら」と書かれた標識があり、休憩していると、その場にいた係員が「今スタートした」という連絡を受けていました。

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(鞘口峠への径でもきれいな紅葉が見られた)

 鞘口峠到着は13時前。13:05のバスには間に合わないだろうし、14:35のバスには時間が余りすぎ。。。膝の方もまだ大丈夫そう…ということで、休憩後は風張峠の方へ登り返し、都民の森の遊歩道:ヒグラシの路をのんびり歩いて時間つぶしすることにしました。

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(ヒグラシの路にて)

 歩いてみるとヒグラシの路にしろ、そのあと下りに使った黒滝の路にしろ「ほとんど歩かれていない径路」という感じです。人気(ひとけ)がまったくなく、三頭山や都民の森と聞いたときに思い浮かべるイメージとは全く違います。 三頭山で静かなコースをお望みの方は、この「○○の路」なる径路経由で歩かれることをお奨めします。

 ただ、径路は複雑に入り組んでいますので、エアリア裏面程度の地図を携行していないと今自分がどこにいるかわからなくなってしまうでしょうし、径路もザレたところが多く、どちらかというと経験者向(笑)かもしれません。

 ガスも出てきて、紅葉を堪能とはいかなかったヒグラシ&黒滝の路でしたが、静かな森をゆっくりと歩くことが出来てこれはこれでなかなか好い時間つぶしでした。で、黒滝は本当に小さい流れで、「こんなんでも滝っちゅうんかいな?」と言いたくなるぐらい、落差も飛沫も全くないチョロチョロの流れです。名瀑といった滝とはまったく違うものです。

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(落差数十センチの黒滝)

 炭焼き小屋を経由して森林館へ。中はこの季節でこの標高だけあって暖房が入っていました。檜原都民の森は以前にも一度来たことがあるはずなのですが、なにぶん十五年前の話なのでほとんど記憶に残っていませんでした。

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(森林館へ)

 帰りのバスは座れないと悲惨ということで、30分ほど前からバス停で待機。待っている間ライダーの爆音がうるさく、ああ、そうだそうだ、といろいろ思い出してきました。陽差しがなく標高1000m近くあるとさすがにバス待ちの間は肌寒く、上着を着ての待機です。

 バスは臨時が一台出て、二台でスタートしたのですが、立ち客が出る有様。立っている人には申し訳ないなと思いつつ、何度も居眠りをしながら一時間あまりかかって武蔵五日市駅に到着。五日市からはちょうどホリデー快速が連絡よかったのですが、このホリデー快速も四両しかなく、五日市駅で既に立ち客が出ていました。

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2015.02.15

【やっと山遊び♪ 秋川丘陵~弁天山】

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(下山途中、大岳山がなんとも愛しかった)

【山行日】 2015年02月11日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 09:36 拝島(JR中央線)
拝島 09:52 - 10:01 秋川(JR五日市線)

「歩行」
秋川駅  10:10 - 11:20 祠前のベンチ
ベンチ  11:35 - 12:30 上川霊園
上川霊園 13:05 - 13:50 弁天山手前ベンチ
ベンチ  14:10 - 14:15 城山
城山   14:20 - 15:00 武蔵五日市駅

「鉄道」
武蔵五日市 15:05 - 15:24 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:39 - 中央線某駅 (JR中央線)

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(竹林…こんな季節でも美しい緑が楽しめる)


 実家の方の片付けもやっとメドがたち、あとは業者さんを呼んで残置物の処理→解体という感じで、やっと山に行けそう…と思ったら、見積もりに来た業者さん曰く「液体と中身の残ったスプレー缶は引き取れないのでご自分で処理してください」。えぇ?そういう一般ゴミに出せないものを処理するからお金取るんじゃないの?と反感を覚えつつも、ダメなものはダメらしい。

 もう三ヶ月もご無沙汰しているので、山には行きたいし、でもやらにゃならんこともあるし…。もう少しすると花粉シーズン本格化だし…。

 水曜の祝日は、天気も上々。やや春めいて暖かな絶好の山日和。この日は水曜だからゴミ出しも可能。ん?ゴミ出ししてから山行けば好いじゃん♪ 久々の山だから足慣らし程度、ってことは遅いスタートでチョロッと行けるコースなら問題なし。。。

 というわけで、山と渓谷社『東京都の山』(旧版)で、目星をつけておいた秋川丘陵にコースは決定。ここなら、バスの時刻も気にせず、時間と相談しながらコースは柔軟に変更可能ですから…。

 自宅を出たのは7時前。でも実家に寄ってゴミ出ししてからとなると、やはりスタートは遅く、9時過ぎに実家を出て、秋川の駅に着いたのはちょうど10時。日の短い季節にこれはちょっと悪い子ですが、まぁ、行先が秋川丘陵ですから。。。

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 ガイドブックには秋川駅から八王子行きのバスに乗って秋留橋で下車スタートと紹介されていますが、バスまで20分以上ありましたし、バス代ももったいないので(笑)歩くことにします。駅の南側には「かたらいの路 秋川丘陵」と案内掲示がありますが、オレンジ色の点線で示されたコースはまだ整備されていないらしく、道標もなくわかりにくかったので、西秋留石器時代住居跡を経由せずに、ガイドブック通り交通量の多い車道伝いに歩きました。
 
 で、案内掲示板を見たときから、ん?と思ってはいたのですが、ガイドブックに載っている取り付きは現在通行禁止↓で、トンネルの東側にあるやや荒れた感じの未舗装林道沿いに尾根に乗ります。

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 そして、この尾根に乗ったところからの取り付きがとても難しいです。冗談ではなくある程度の地形判断能力が必要で、地形判断できても取り付きを見つけるのは至難の業です。
私はたまたまこの尾根のすぐそばに住む方に教えてもらうことが出来たので、取り付けましたが、かなり山慣れた人でも難しい、というかほとんど無理ではないかと思います。

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 取り付きのポイントにはいちおう、ビニール袋が巻かれていました↑が、ほんとうに、遊歩道の取り付きとはとても思えないほどのヤブ(この季節で!)です。踏み跡もあるといえばありますが、これはコースを変えた以上、自治体の方には早急に整備してもらいたいものですね。


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(取り付き地点のヤブ…取り付きはかなりわかりにくい)

 ヤブ径も二、三分で踏み跡がはっきりしてきますし、10分もしないうちに、従来の取り付きからの道に合流します。道は尾根上につけられ、たいしたアップダウンもなく、雑木の多い好ましい道が続いて、やがて竹林となります。 竹林の先に祠があり、ベンチもあるので、ここで時間も11時半前だしと、おにぎりタイムにしました。南側を示して「上戸吹バス停1.5km」の指導標があります。

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 腹ごしらえが済んだら、西進を続けます。イヌシデ等の表示がある雑木の好ましい道を行くとやがて広々とした未舗装林道に近い道になり、あちこちの小ピークで道草を食いながら、のんびり歩きます。

 
 ベンチから30分ほどで左手(南側)にゴルフ場が見え、もしかして富士山は?と期待したのですが、残念ながら、ここは高尾から陣馬?あたりの稜線に邪魔されて、富士山は頭がちょこっと見えるだけなんですね。

 道は花粉対策事業(主伐)を行っている関係か、車輪の跡が目立ち、そこに雪解け水や霜柱の溶けたのやらが溜まって泥濘状態となって歩きにくいことこの上ない状態になってきて、いらいらも極限になってきた頃に、「雹止山」の表示。その昔この近所にお住まいだった方の解説つきで、思わず読み込んでしまいました。

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 雹留山から10分もかからずに舗装道路に着地。そのまま北上して弁天山を目指しても好かったのですが、ここでちょっと寄り道…。

 実はこのコースを選んだもう一つの理由が、一昨年亡くなった父のお墓がこのすぐ近くにあるので、ついでにお墓参りしておこうと思ったからなんです。「せっかく一生懸命働いて建ててくれたお家なのに、取り壊すことになっちゃってごめんね」と一言挨拶しておかないといけないと思いまして(笑)…あとザックのお礼も言いたかったし。。。

 そんなわけで、30分ほどの寄り道をしてから再度スタート。時間はまだ13時過ぎ。これから弁天山経由で武蔵五日市駅でも十分明るいうちに帰れそうですから弁天山を目指します。

 弁天山は2003年に無線遊びがてら一度武蔵五日市駅から逆コースで登ったことがあるのですが、全くと言っていいほど記憶に残っていません。実際、道中見覚えのある場所というのはひとつもなく、弁天山にしろ、網代城跡にしろ、こんなところだったっけ?という感じでした。

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(小休止した弁天山手前ベンチ 弁天山同様都心方面に展望がある)


 
 城山で三角点にタッチして急な下りを降りきると、畑地があって、まだ雪が残っています。この畑地も全く記憶にない。。。そして、その後の長い車道歩きも、まるで記憶に残っていません。本当に来たことがあるんだろうかと、疑いたくなってしまうほどでした。

 武蔵五日市の駅に着いたのはちょうど15時。5分後に列車が出るとわかって、ビールも買わずにトイレだけ済ませて乗車。ま、この後、また実家に寄って少しやらないといけないことあるし…、というわけで、ああ、もう、いい加減、何も考えずに一日どっぷりと山に浸かり、温泉に浸かってみたいよな~と思いつつ、もう一仕事終えてやっと実家を後にしたのでした(笑)。。。


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2014.01.05

【初春は大岳山から白倉】 山バス情報130

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(白倉表参道入口:鳥居の左手に庚申塚、右手に御宝前の石塔がある)

【山行日】 2014年01月03日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 05:35 - 05:55 立川  (JR中央線各駅停車)
立川  06:04 - 06:34 青梅  (JR青梅線)
青梅  06:35 - 07:17 奥多摩 (JR青梅線)

「歩行」
奥多摩駅 07:28 - 07:50 愛宕神社
愛宕神社 08:05 - 08:55 鎖コース分岐
分岐   09:00 - 10:05 鋸山
鋸山   10:15 - 11:35 大岳山
大岳山  12:05 - 12:40 ベンチ
ベンチ  12:50 - 13:10 丸太ベンチ
丸太   13:20 - 14:15 白倉バス停

「バス」
白倉  14:42 - 15:13 武蔵五日市駅 (西東京バス 520円)

「鉄道」
武蔵五日市 15:22 - 15:39 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:50 - 16:30 新宿 (JR中央線 青梅特快)

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(大嶽神社)


 年が明けて、歩き初めはどこにしようかな、と考えていたのですけれど…、久しぶりに大嶽神社で初詣にしました。山を始めたばかりの99年の元旦に白倉から大岳山に登り鋸尾根経由で奥多摩駅に降りたので、同じコースを15年ぶりにと考えたのですが、昨年末にまとまった降水があって、鋸尾根の積雪や凍結の状況がはっきりしない為、北斜面(鋸尾根)を下りにとるより登りにとった方が好いだろうと判断、15年前の全く逆コースで挑むことにしました。

 さすがに三が日の早朝だけあって電車は空いていて、乗り継ぎが多いものの、ゆっくり座れて居眠りし放題。電車の中で食べるつもりの朝御飯を食べ損ねて奥多摩駅に7時半前に到着。寒い中、身体を時間かけてほぐして、乗客も少ない東日原行きや小菅行きのバスの発車後に奥多摩駅を歩き始めました。

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 昭和橋を渡るとすぐ右手に愛宕神社への取り付が見つかり、ここから鋸山方面の指導標に従って目茶苦茶急な階段を登っていけば、やがて駅から20分ほどで愛宕神社に着きます。愛宕神社で道中の無事を祈ったところで、お腹も空いてきて、車中で食べ損ねた朝御飯にします。

 愛宕神社から一旦下って林道交差地点が登計峠でしょうか…、林道を進み指導標に従って右手の鋸尾根に取り付き登っていきます。ああ、そうそう、こんな所だった…下りではその後も何回か使った道なので、結構覚えているものです。送電鉄塔を過ぎジグザグに高度を上げ梯子を登ると見覚えのある祠と二体の像。振り返り見える山塊は本仁田山や川苔山でしょうか…てっぺんの方はやはり雪が見えますが、こちらの鋸尾根はここまでのところ雪はほとんど無い状態。

 更にもう一回梯子を登っていくと、イワカガミの葉っぱが結構あって、シーズンなら(混むだろうけど)お花も楽しめるのでしょうね。細尾根に出て更に高度を上げると鎖場との分岐点が見晴らしもよく、ここで、愛宕神社から50分ほど経過していたので、二度目のティータイムにします。

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(鎖場との分岐点から…川苔山方面の展望)

 この時点でも雪はほとんど無く、例年と同じような冬枯れのコース状況で、鋸山まではアイゼンは要らないかなと思っていたのですが、鉄製の階段を上って更に高度を上げていくと…ちょうど、1046.7の三角点手前の急坂あたりから凍結した雪が気になり始め、三角点の手前でアイゼンを装着することになりました。

 しかし、凍結部分というのはすぐに終わってしまい、つけたアイゼンがかえって邪魔になるほどの土道に変わったりで、着けたり外したりしながら、歩いていくことに。。。ようやく着いた鋸山。。。時刻は十時過ぎ。コースタイムを若干オーバーしてしまいましたが、まぁ、あまり急いで行っても今日は遠望もなさそうだし、よしとしましょう。

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(鋸山山頂)

 鋸山で三度目のティータイムのあとは、南東方向へ一旦下ります。陽の当たり具合に寄るのでしょう、この下りはほとんど雪が無く、高度1100m前後はちょうど要アイゼンの境界線のような感じです。1107のコブの先からは雪道となって、急な登り部分はアイゼンが必要な箇所が多い印象です。前方に大岳山が見えてきて右側にコブを巻くあたりなど時折土道になってしまったりしますが、面倒なので、アイゼンをつけたまま進みます。

 山頂手前、馬頭刈尾根との分岐から先の急登は、さすがに登りでもアイゼン無しではかなり危険な状態。一歩一歩足場を確かめながら最後の急な登りをこなしていくと、懐かしい大岳山の山頂です。時刻は11時半過ぎ。奥多摩の駅を出てから四時間余り。長かったけれど、それほど疲れも感じず、さすがに人気の山だけあって山頂は数十人の人でしたが、なんとかランチ場所を確保してお昼ごはんにありつきます。

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(大岳山山頂 相変わらず人気の山で人が多い)


 展望は、一瞬富士山が頭だけちょろりとその姿を見せましたが、概ね遠望はきかず、いまひとつです。15年前は富士山がクッキリと姿を見せて、丹沢大山の左手に遠く相模湾の海まで望めたのが今でも印象に残っていますが、今日は南の方は雲と靄でぼんやりした展望しか得られません。ただ、陽の光が燦々と降り注いでくれたうえに、風もあまりなくて、三〇分の大休止中、寒い思いをすることはなく、助かりました。

 久々の賑やかな山頂ランチタイムはやはり慣れていないせいか(笑)、余りのんびりもせずに腰を上げ下山にかかります。ただ、午後の白倉のバスは13:03のあとは14:42。13時には間に合うはずもなく、かといって、14:42はちょっと時間が余ってしまいそう…、ということで、すぐ下の大岳神社で参拝がてら時間を潰したり、馬頭刈尾根でも白倉手前のベンチでのんびりしたりと時間調整。

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(山頂直下の大岳神社)


 ちなみにこの日(3日)の下山路の積雪状況は…山頂直下からすぐ下の大岳神社(大岳山荘)までの急坂は要アイゼン。馬頭刈尾根も白倉の分岐までところどころアイゼンがあった方がいい箇所があります。白倉分岐からバス停まではアイゼンは不要でしたが、上部で一箇所ちょっとだけいやらしい場所もあったりします。

 馬頭刈尾根は以前サルギ尾根の帰りに歩いたのですが、季節も変わると多少印象も変わりますね。なかなか白倉分岐に着かなくて、分岐点を見落としたかと思った頃、分岐手前のベンチが現れ、ああ、そうだそうだこの先に確か白倉分岐があるはずと思い出して、小休止。ベンチで時間調整してから、白倉の分岐を降りていきます。

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(白倉分岐手前のベンチ 展望もある)


 15年ぶりの白倉ルート。下りは初めてです。登りにとった時の印象はかなり好印象の道だったのですが、実際は植林の多い道。けれども、明るい印象なのは南面ということもありますが、植林が丁寧に手入れされているからでしょう。下りにとってもなかなか好い径だと思ってしまいます。尾根に沿ってつけられた径ですが、急な箇所はジグザグを切って歩きやすくしてくれています。

 高度を落としていくと、標高800mあたり、丸太を横にしただけの簡易ベンチのようなところが南に開けた展望地点になっています。ここでも時間調整もかねて「ぼんやりタイム」。。。ちょうど一時を過ぎたあたりで陽の光が暖かく、誰も来ないのでどっかりと腰を下ろして休憩しました。


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(標高800m付近の丸太ベンチ展望台)


 丸太ベンチからは地形図通り一旦尾根を外すような形で右手に降りていき、南方に延びる尾根に乗り直します。更に高度を落としていき、「二丁」の丁目石直前で右手に小さな東屋が見つかり中を覗いてみるとお地蔵様がいらっしゃいました↓。そしてその奥には「山祇大神」と彫られた祠。ここまでの道中の無事を感謝して更に下っていくと、舗装道に交差。

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 「白倉バス停まで16分」の指導標に従い山道を降りていくと、神社の鳥居。鳥居の向かって右側には「御宝前」と彫られた石塔。左側には庚申塚があり(トップ写真)、庚申塚の裏には「天保十三」と彫られているように見えます。

 やはりこの道は表参道、登路にとるべき道なのだなぁ、と反省しつつ、お辞儀をして竹林の中を降りていくと白倉の集落。立派な大嶽神社が見えてきます。大嶽神社で今年一年の健康と幸福をお祈りしようと神社に向かうと、雅楽のような音色の音楽が流れてきました。荘厳な雰囲気の中、初詣を済ませ、集落を抜けてバス停へ。

 時刻は14時15分。バスまで30分ほどありましたが、スパッツを外したり、残ったメロンパンを頬ばったり、向かいの角屋商店でワンカップを仕入れて、のんびり呑んだりしていると、時間は程なく過ぎていってくれ、陽が入らなくなって少し寒さが気になる頃にようやく少し遅れてバスがやってきて、乗り込んでぼんやりしていると武蔵五日市駅でした。 

 
 ☆ 最後になりますが、今年も皆様にとって佳き年でありますように。
   安全に山歩きを楽しまれることを祈念いたします。




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2013.10.29

【のんびり紅葉狩り…牛ノ寝通り】 山バス情報124

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【山行日】2013年10月27日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (JR中央線)

「バス」
甲斐大和駅 07:45 - 08:20 小屋平 (栄和交通 臨時 950円)

「歩行」
小屋平  08:25 - 09:30 石丸峠
石丸峠  09:40 - 10:45 巡視路手前
手前   10:55 - 11:15 榧の尾山
榧ノ尾山 11:35 - 12:35 棚倉(大ダワ)
棚倉   12:45 - 14:25 小菅の湯

「温泉」
小菅の湯 14:25 -15:10 (3時間 600円)

「バス」
小菅の湯 15:20 - 16:37 上野原駅 (富士急バス 1120円)

「鉄道」
上野原 16:40 - 16:56 高尾 (JR中央線)
高尾  17:14 - 京王線某駅 (京王線)

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(牛ノ寝通りに入ってすぐ)


 う~、また一ヶ月もブランクが空いてしまいました。このあいだまで暑かったと思ったら、あっというまに紅葉シーズンです。やっと天気と時間の都合がついたので、どこに行こうかな~と考えたのですが、まだバリエーション・ルートをやるほどの気力はないし、のんびり余裕を持って歩きたい…ということで、牛の寝通りに紅葉目当てで行ってみることにしました。

 牛ノ寝は、七年前の同時期にも行っていますが、当時はもちろん上日川峠にバスで行けるわけもなく、裂石から必死に歩き、牛ノ寝もかなりの早歩きで、なんとか日帰りをこなしました。今回は、甲斐大和発のバスを利用。ラクをして前回急ぎ足で歩いた牛ノ寝をのんびりゆったり歩いてみようというわけです。

 甲斐大和発上日川峠行きのバスは、実は朝使うのは今回が初めて。08:10発ですが、好天の場合、ひとつ前の電車で行けば臨時便で早めに着けるということをリンク先の皆さんからの情報で知っていましたから、八王子06:35発の松本行きに乗るべく八王子駅で待機。甲斐大和で下車してホームに降りると、「わ、すごっ!」というのが第一声(笑)。

 栄和交通さんのバスが走るまでは、ハイシーズンでも甲斐大和駅で下車する人って、ごく僅かなものでしたが、今や塩山駅を遙かに凌いでますね。臨時のバスが二台出ても立ち客が出る有様です。

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(小屋平にて)

 甲斐大和駅ってかなり標高が高いのですが、そこからぐんぐん高度を上げて、あっという間に曇ったガラス窓越しに嵯峨塩鉱泉あたりの紅葉が結構好い感じに見えたので、「あちゃぁ、来週行こうと思っていた源次郎は今週だったかー」なんて感じでボーっと車窓風景に見とれているとほどなく小屋平です。

 予想はしていましたけど、結構な寒さです。幸い風がないので好かったのですが、これで強風だったりしたら手袋ないと指が落ちるかも知れない(笑)ような冷たさで、ここで下車した皆さん、一様にウォームアップに時間かけていました。


 しかし、このバス、上日川峠だけではなくて、小屋平から歩き始められるというところがイイですね。嵯峨塩から歩き始めるのもよし、すずらん昆虫館の手前から中日川峠とか、下日川峠とか…。小屋平を8時半前に出発なんて、昔だったら塩山からタクシー相当奮発しないと無理なお話で、まさに夢のようです。

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(石丸峠手前より大菩薩湖 奥は南ア)

 そんなわけで、小屋平から1時間ほどで、あの何とも言えない開放感が素敵な石丸峠です。ここってホント晴天の時来るといいですよね。石丸峠の手前あたりから周囲が「ぱぁっ」と開けて山肌のうねりにうっとりとなってしまいます。そして小金沢山の横に端正な富士。眼下に大菩薩湖。湖の上に南ア。富士も南アもまだ冠雪していないのがちょっと寂しいところですが、歩いて1時間でこんなところに来られるのですから、小屋平まで950円は安いと言わざるを得ません。

 石丸峠:九時半。スカイブルーの空。快晴です。風もなく陽差しがあるので標高1900m以上あっても全く寒くありません。いきなり朝っぱらから昼寝ならぬ朝寝でもかましたいところですが(笑)、さすがに歩き始めて1時間では、小休止にとどめます。

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(石丸峠より熊沢山)

 広々とした笹原の向こうに熊沢山が素敵ですが、あそこは展望がないので登らず、休憩後は一旦牛ノ寝への分岐を見送って1957m峰(天狗棚山)へ。ここは展望が素晴らしく小金沢への稜線、殊に狼平のあたりの笹原が何とも言えない雰囲気で大好きです。これだけ天気が好いと、ずっとこのままここにいたいとさえ思ってしまいます。右を見れば大菩薩湖の上に南アが見えるし、左を見ればこれからたどる牛ノ寝のほか長峰も真下に見えます。後ろ髪引かれる思いで山頂を後にし、牛ノ寝通りに入ったのは10時前でした。ちょっと遊びすぎたかも知れません(笑)。

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(天狗棚山から狼平・小金沢山)


 牛ノ寝にはいるとさっそく黄金色に輝く黄葉がお出迎えです。全体の色づきははっきり言ってイマイチなのですが、個々の色はときどきハッとさせられるものがあります。真っ赤に色づいた葉もあれば黄色や橙色もあり、そのグラデーションを青空をバックに楽しむのはやはり気持ちのいいものです。

 長峰の分岐。この道標を見るたびに次回こそは…と思いつつまだ踏み込めずにいます。笹がかぶさったいかにも藪径という雰囲気。もう少し気力が充実してから…と今日も分岐を右に分けて、牛ノ寝への径(松姫峠方面)へ足を運びます。

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 長峰の分岐をあとにしても、葉は鮮やかな赤や黄や橙色を見せてくれてここらへんは本当にゆっくりペースで、同じ牛ノ寝を歩くハイカーに道を譲り、何人も先に行ってもらいました。

 榧ノ尾山手前の巡視路分岐は前回とても紅葉が素晴らしかった場所だったのですが、いよいよその手前、というあたりでデジカメの電池トラブル。なんと用意して置いた予備電池も放電で電池切れスレスレ状態だったのです!なんてことでしょう。これからが本番というこのときになって…とがっくり来てしまいましたが、幸いというか皮肉にもというか、巡視路分岐あたりの紅葉はぱっとせず、更にその先も紅葉にはまだ早く、色づき始めと言うよりは「まだほとんど緑色」状態でした。

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(これは玉蝶山付近 標高1400m以下の稜線の紅葉は、まだこれから…)

 やはり今秋は、十月でも30度とかいう状態だったし、「冷え込み」と呼べるほどの温度低下もなかったせいでしょうか、紅葉は全般に遅れているのかも知れませんね。特に牛ノ寝と呼ばれる榧ノ尾山から先はほとんどがまだ緑色。今度の週末でやっと色づき始め(?)ぐらいなのかも知れません。
 
 榧ノ尾山で時間はちょっと早いけれど昼食にして、誰もいなくなったので、陽差しもあるしここで少し昼寝でも…と思った矢先に団体さんがやってきてお昼休憩を宣したので退散(苦笑)。大ダワ(棚倉)まで紅葉もなくカメラのバッテリーもあまりないので、コースタイム未満で歩いてしまい、時計とメモってきたバスの時刻を見て、今日はまだ足慣らしの第二段階みたいなものだし…と高指山の手前からワサビ田経由で小菅の湯へ降りることにしました。

 膝を痛めないようにゆっくりのんびり下ったので、小菅の湯には二時半前の到着。久々に温泉に浸かって手足と身体をほぐし、缶ビールで〆て、上野原行きのバスに乗り帰宅しました。このバスに乗るたびに思うことですが、昔は飯尾や小菅から鶴峠のあの車道を顔をしかめながら歩いたり、よくやったものだと思います。甲斐大和~上日川峠のバスといい、上野原~小菅の湯のバスといい、当時から考えるとホント便利と言うよりは夢のようなお話です。

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2013.06.04

【花折戸尾根から…サクッと本仁田山】

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(本仁田山山頂直下はヤマツツジがまだたくさん♪)

【山行日】 2013年06月02日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅   - 06:34 登戸 (小田急線)
登戸     06:38 - 07:05 立川 (JR南武線)
立川     07:15 - 07:52 青梅 (JR青梅線)
青梅     08:07 - 08:40 鳩ノ巣 (JR青梅線)

「歩行」
鳩ノ巣駅  08:50 - 09:50 750m尾根分岐付近
750m  10:00 - 10:35 チクマ山(1040m峰)
チクマ山  10:40 - 11:15 本仁田山
本仁田山  11:50 - 12:25 815m尾根をはずす地点
815m  12:30 - 13:30 奥多摩駅

「鉄道」
奥多摩  13:43 - 14:19 青梅 (JR青梅線)
青梅   14:26 - 15:21 新宿 (JR青梅特快)

【地形図】 「武蔵御岳」 「奥多摩湖」


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(花折戸尾根1100m付近)

 この週末は金曜の夜が観劇、土曜もお昼にちょっとした用事があって、日曜は雨天の予報だったので、山行きはまたナシか…というムードだったのですが、土曜の夜中に何の気ナシに見た天気予報…午前中まであったはずの雨マークが消えて、日曜の午後は晴マークまで出ているではありませんか。 ええっ!全然準備してないし予定も立ててないよ~、それに日曜にやればいいやと思って掃除もしてないし…。

 という感じで、急遽考えついたのが、三月に川苔山に行った時に時間があれば寄ろうと考えて寄れなかった本仁田山。
 本仁田山だけなら、帰宅してから家で掃除機をかけるぐらいはできそうだし…翌日の月曜夜の観劇(またかよ!)に響くこともないだろう、ということで、朝はいつもよりゆっくりの6時に家を出て電車に乗りました。

 花折戸尾根は、松浦本『バリエーションルートを楽しむ』でも紹介されていますが、下りで紹介されており、エアリアでも赤破線ということで、登りにとると取り付が少々わかりにくいかも知れません。実際登山口には何の表示もないのですが、ネットで検索すれば下のような写真がいくらでも見付かると思います。

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(花折戸尾根の取り付きはこの青い橋)

 この青い橋を渡れば何の造作もなく鳩ノ巣駅から数分で花折戸尾根に乗れます。余計な舗装道路歩きもなく、すぐに土の道を歩けますので、少々藪っぽくても静かな尾根歩きが好きな方は花折戸尾根をお奨めします。道形は非常にしっかりしていますし、途中には古いものながら指導標も何箇所かあります。傾斜も奥多摩駅からの一般登山道に比べたらずっと楽なはずです。

 今日は短めのコースなので、前回道迷いの反省も兼ねて、地形図と尾根を丁寧に照合しながら進むことにします。沢沿いの径ではないので、あまりステップアップは出来ませんが、尾根が合わさると合わさった方向と逆の方向に尾根が曲がる性質を逐一確認したりして、常に自分が今いる位置がどこなのか、正確に指し示すことが出来るように気をつけながら歩いてみました。

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 最初は地形図「武蔵御岳」の左端を歩くわけですが、松浦本にもあるように登ってすぐの426小ピークは左を巻きます。こんな小さなピークが標高入りで書かれるのか、と意外に思うほど、目立たない小突起ですが、確かに尾根の方向がこの小突起で変化します。

 次に注目するのは「武蔵御岳」の一番左端(「奥多摩湖」に移る直前)の部分、570m付近で傾斜が緩む地点ですが、ここでも尾根が合流して尾根の方向が微妙に変化します。こういうのは、しゃにむに登っていると気づかないものですが、丁寧に照応しコンパスをその都度取り出してみれば、確かに法則通りで、たまにはこういう地道な地図読みトレーニングも必要かも知れないと認識を新たにしました。

 そんな調子で遠くホトトギスの鳴き声を耳にしながら669地点に来たのが、9時半過ぎ。少し休もうかと思ったのですが、植林でピークらしい場所でもない平頂なので、余力もあるし傾斜もまだそれほどきつくならないと見て750mの尾根分岐地点まで登って最初の休憩としました。 時刻は09:50。ちょうど歩き始めて1時間が経過した勘定になります。

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(最初の休憩地点 750m尾根分岐点付近)

 休憩地点から登っていくと踏み跡は尾根のやや左側に移り、ヤブっぽい道になります。左手に大岳山などの展望が得られるのですが、ヤブがちな上にどんよりと曇っていて、地形図と照合して山座同定をする気にはなれませんでした。ヤブの途中では結構いろいろなお花が咲いていたのですが、花素人の私には名前のわからないものばかり。。。どなたかご教示いただけたら嬉しいです↓(いちおう花図鑑見て調べてみたのですがわかりませんでした)。

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(これ、そこらじゅうに沢山咲いていたんですけど…)

 ヤブを抜けて右植林左自然林の急傾斜の尾根を登っていけば、咲き残りのヤマツツジがちらほら現れて、左からゴンザス尾根を合わせます(指導標有)。 尾根合流地点で早くも降りてくる人に出会い、花折り戸尾根の取り付きを訊かれ、青い橋のことを説明します。

 ゴンザス尾根を合わせれば、やはり尾根の向きは少し右(北)寄りに変わり、地形図通り平坦になって1040のチクマ山。休憩から30分ほどしか経過していませんが、ここらで休んでおかないと、頂上まで一気に登り切るのはきつそうと地形図を見て判断。二回目の休憩とします。

 チクマ山からは地形図通り緩やかに下って、鞍部からしばらくは緩やかな登り返し。。。自然林が優勢となって、ヤマツツジがこれでもかとばかりに咲いています。樹によって随分薄い色の花しかつけないものもあったりして、これって正確には別の種類のツツジなのかな、などと考えているうちに、勾配が厳しくなってきました。尾根の向きも変わりほぼ西向きに急登をこなしていくと、ガスが湧いてきて、新緑にヤマツツジの赤色が乳白色に染まって幻想的な雰囲気です。

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(ガスが出てきた…)

 山のガス独特の匂い。この香りって本当に久しぶり。ただの水蒸気(ていうか雲!)のはずなんだけれど、なぜか懐かしい香りがする、この感覚…。
 「奥多摩駅 安寺沢 ◆ 花折戸尾根」の指導標が現れれば、地形図通りこの急傾斜も終わり。「本仁田山」の標識に従って緩やかな尾根を上がっていけばすぐに三角点のある本仁田山山頂です。時刻は11:15ですが、意外や誰もいません。。。比較的新しいベンチが二つあったので、ひとつを占領して早めのお昼ごはんです。

 山頂は南側が開けていますが、残念ながらガスで展望はゼロ。でも今日はもともと雨予報だったので、降られないだけで万々歳です。山頂にもヤマツツジがあって、少し盛りを過ぎた感じではありましたが、まだじゅうぶんに楽しめました。地形図を見ながら、ここだけじゃちょっと物足りないなぁ…などと考えますが、川苔まで行くわけにもいかないし、今日は山頂で少しのんびりすることにして、帰りはおとなしく奥多摩駅へ下山して早めの帰宅を心掛けます。

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(このベンチで大休止…展望はないけれど、ゆっくりできました)

 奥多摩駅へは戻ってゴンザス尾根を下るという手もありますが、それだとついつい温泉に寄りたくなって、高いビールを飲んだりして無駄遣いをしてしまいそう(笑)。。。ということで、一般登山道で安寺沢へ降りて奥多摩駅とします。

 一般登山道といっても、地形図で見ればわかるとおり、急傾斜がずっと続きますので、気は抜けません。鳩ノ巣駅からの半分以下の距離で標高差600m以上を降りて林道に降り立つわけですから、緩やかな傾斜はほとんどありません。下っていくとさっそく登ってくる人に会います。お二人ともきつそうな表情です。

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 こちらも花折戸尾根後半と同様、ヤマツツジがすごいです↑。本仁田山てこんなにヤマツツジが咲いているとは知りませんでした。しかし花折戸尾根同様、ツツジは上部だけで、すぐに植林帯となります。1000mを切ってくると傾斜はいっそう厳しいものとなり、登ってきた某私立中学登山部の男子生徒たちはさすがにきつそうな表情でした。

 高度を順調に下げて35分ほどで817m地点手前の尾根を右手にはずれる地点に着きました。817方向にはロープが張られ「通行止 登山道ではありません」の立て札まであります。この先は尾根をはずれて目茶苦茶な急傾斜を降りるのがわかっているので、足休めをしておきます。陽が差してきて少し暑くなっていたので水分も補給。

 ジグザグを切りながら尾根をはずれた道はぐんぐん高度を落としていきます。たまに振り返って上を見上げると、尾根は遙か上。この道は登りにとればさぞかしキツイことでしょう。おそらく同じ本仁田山を登っても、奥多摩駅から登った人と鳩ノ巣駅から登った人では、本仁田山という山の印象は随分異なるのではないかと思います。 

 「滑落注意!」の表示からまもなくで里が見えて、更に下れば、乳房観音の指導標があったので、無事下山のお礼にお参りしてみました。乳房観音の先には安寺沢の左岸沿いに踏み跡が上がっていましたが、あれが地形図の1075(平石山)に突き上げる沢沿いの破線路なのでしょうか…?

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(乳房観音)

 もちろん沢沿いの径には入らず、戻って安寺沢の集落へ。集落にはヘビイチゴ(?)がもう実を付けていて春は終わってしまったのだと今更ながら気づいて、あとはすっかり夏の陽差しとなった舗装道路を奥多摩駅まで歩いて、14時前の電車で帰途につきました。

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2013.03.21

【ホリデー快速で…日の出山北尾根】 山バス情報116

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【山行日】 2013年03月20日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿 07:44 - 09:00 御嶽 (JR ホリデー快速おくたま号)

「歩行」
御嶽駅  09:10 - 10:00 519の先
519  10:10 - 11:15 日の出山
日ノ出山 11:45 - 12:45 つるつる温泉

「温泉」
12:45 - 13:50 (800円/3時間)) 

「バス」
つるつる温泉 14:00 - 14:20 武蔵五日市駅 (西東京バス 390円)

「鉄道」
武蔵五日市 14:32 - 14:49 拝島(JR 五日市線)
拝島    15:00 - 15:11 立川(JR 青梅線)
立川    15:18 - 15:43 新宿(JR 中央特快)


【地形図】「武蔵御岳」

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 大山(1252m)、川苔山(1363.3m) と続いたので、次は1400m台の山を狙っていた(笑)のですが、この日はモノの見事にお寝坊してしまいました。天気も曇りマークだし、花粉もスギとヒノキのダブルパンチ。普段だと山行くのやめトコかモードに入りかけるところですが、プライベートな事情で、この日歩いておかないと3月はもう山に行けない可能性も高いので、奥多摩の天気予報にひとつだけついていた晴マークを頼りに、お寝坊用プランの中から選んだのが、ホリデー快速で御嶽駅に出て、日の出山北尾根を登るというもの。下山後は温泉で花粉落としもできるとなると、これしかないかナ、という感じで家を出ました。

 それにしても帰りはともかく、行きにホリデー快速に乗って山に出掛けるなんて、少なくともこのブログを始めてからは「お初」だと思います。記憶では13年前に三条の湯でテント泊した時、一日目の出発をゆったりにして乗った時以来。。。 記憶違いでなければ、日帰り山行の行きにこの列車を使ったのは今回が初めてなのではないかと思います。ついでに記録を調べてみると、日の出山も2001年の1月以来12年ぶりのようだし、御嶽駅を利用したのも13年前のことのようです。

 ホリデー快速、さすがに速いですね。新宿から奥多摩って、連絡良くても丸二時間かかるところですが、一時間半で乗り換えもナシ。車内を見ても山ブームを感じますから、JRさん、朝の五時半頃に新宿を出る「ホリデー快速おくたまゼロ号」を走らせてくれませんかね(笑)、あれば、鴨沢行きの二番バスとか捕まえられて、日帰り領域が増えるんですけど…。ていうか、朝っぱらから二回も三回も乗り換えしたくない(奥多摩までグッスリ眠りたい)。

 御嶽駅で降りると、思わず「ワ、すげえな」と呟いてしまうほど大勢のお客さんが下車して、改札へ向かう階段も渋滞が発生。ここのところ急に暖かくなったせいもあるのでしょうけれど、こんなにたくさんの人が連休でもない曇りの日に来るとは考えてもいなかったので、ビックリというかちょっとショックなぐらいでした。

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 トイレを済ませて、駅前で柔軟体操をして出発です。あれほどたくさんいた観光客&登山客のほとんどはケーブル下まで行くバスに乗るようで、御嶽駅から歩く登山者はほとんどいません。駅前の御嶽橋を渡り大通りを右折するのですが、真正面に見える山が丸坊主↑に…。右折して歩いていくと、またまた丸坊主の山が… その先にこんな看板がありました。

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 我々花粉症患者にとってはありがたい事業なのでしょうが、こうまで派手にこの区画をかりあげクンにしたところで、全体に及ぼす影響ってどうなんでしょうか??? そして伐採後に何を植えるのでしょう??? 花粉を出さないスギの苗とか(笑)???

 駅から歩いて10分ほどで赤い鳥居が左手に見えて、鳥居をくぐって五分ほどでしょうか。光仙橋を渡ったところに日の出山北尾根の取り付きがあります。先行された女性登山者に「おはようございます」と挨拶すると、「お先にどうぞ」と言われて、先に階段を上がっていきます。

 日の出山北尾根は、松浦本『静かなる尾根歩き』にも掲載されていて、エアリアでも一時期は赤破線が入ったこともあったのですが、今は登ってすぐのところに「この先危険ですので入山しないでください」の表示があります。あえて自己責任と言うことで、そのまま踏み跡をたどって登っていきます。

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 植林帯の尾根にすぐに上がって、10分ほどでやや藪っぽくなると径は下りになりますが、再び登りに転じると、今度は結構な急傾斜になってきます。しかし、傾斜のきついところはうまくジグザグを切ってくれているので、助かります。急登にあえぎながら登っていくと、背後に高水三山でしょうか、展望がひらけて、よしもう少しと頑張りますが、汗が噴き出し、さすがに519m地点に上がるとバテてきて、駅から小一時間と言うことで、一旦休憩とします。暑いので、お茶ではなく水筒の水をごくごく飲んじゃいます。

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(このあたりで休憩)


 汗も引いてくれたので、10分ほどの休憩で先に進みます。地形図を見る限り、一番キツイ急登はこなしたようなので、ここからはのんびり歩くことにします。右が自然林、左が植林の径で、岩が出てくるとご丁寧に巻き径もついています。標識や指導標が全くないことを別にすれば、まるで一般登山道のよう。

 静かで歩きやすい径ですが、植林が多く、自然林も少し荒れたような印象があって北尾根のせいか、雰囲気は余り明るくないのが残念なところ。花も、鼻水に気を取られていたせいかもしれませんが(笑)、この日の北尾根ではまったく目にすることができませんでした。マンサクを期待していたのですが、北尾根で陽当たりが悪いためか、まだのようでした。

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 最後は820mあたりから自然林が優勢になって↑、雰囲気も少し明るくなり、美林を楽しみながら登っていき、小ピークから一旦下って最後のキツイ登り返しをこなせば、賑やかな山頂です。 春の陽気に誘われてでしょうか、山頂は小さなお子さんを連れた家族が結構目立ちます。時間も少し早いけれど、三角点にタッチしてお昼にします。

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(山頂からのこの日の眺望…)

 曇ってはいますが、それなりの眺望もあって、遠望はきかないものの、曇天予報にしてはまあまぁの眺望を楽しみつつ、オニギリを口にし、一休みしたところで、下山にかかります。山頂を後にしたのはまだ12時前でしたので、一瞬、武蔵五日市まで歩いちゃうとかどうだろうか、なんて考えていたのですが、やっぱり鼻水がかなりひどくなってきてしまったので、予定通り、つるつる温泉で花粉を洗い流して、Uターンラッシュを避けての早めの帰宅とします。

 つるつる温泉への径は、最初の方の丸太を無視すれば、下りやすい径です。私にしては珍しく(ストックも使わずに)コースタイムより早く下れて、一時間ほどで温泉着。入念に花粉を落として、ゆっくりお湯に浸かります。カルキ臭もなく少しぬるつきもあって割といいお湯でした。


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 14時発のバスは、例によって、機関車バス。機関車バスは自由乗降区間内でもバス停以外の乗降はできないそうなので、注意が必要です。しかし、アレですね、帰りのラッシュを避けるつもりで、早めの時間に下山したのですが、これだと、拝島で乗り換え、立川で乗り換えで結局、立川からは座れなかったりして、風呂上がりに飲んだビールが効いたのか、足がだるくなっちゃって困りました(笑)。

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2013.03.05

【真名井北稜から川苔山】 山バス情報115

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(真名井北稜1002mの先で)


【山行日】 2013年03月03日(日)
      

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅  - 05:51 登戸   (小田急線)
登戸   05:58 - 06:25 立川   (JR南武線)
立川   06:39 - 07:34 川井   (JR青梅線)

「バス」
川井駅 07:41 - 07:51 上日向 (西東京バス 220円)

「歩行」
上日向  08:00 - 09:05 710ピーク付近
710  09:15 - 10:00 900m付近
900  10:10 - 11:25 曲ヶ谷北峰
曲ヶ谷  11:30 - 11:45 川苔山
川乗山  12:20 - 14:20 大根の山の神
山の神  14:30 - 15:07 鳩ノ巣駅


「鉄道」
鳩ノ巣 15:11 - 15:41 青梅 (JR青梅線)
青梅  15:44 - 16:54 新宿 (JR中央・青梅線快速電車) 

【地形図】「原市場」「武蔵日原」「武蔵御岳」「奥多摩湖」

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(川苔山山頂)

 山を再び歩くようになって、二ヶ月ほど。そろそろ、人の少ない静かなコースを歩いてみたいなどと、生意気なことを考えるようになってしまって…。しかしながら、まだまだ初心者ですから、バリハイルートを(登りだけ)歩くにしても、難易度の余り高くないところ、ということで選んだのが、まだ歩いたことのない真名井北稜。

 今の時期なら奥多摩もそう混雑していないので、行き帰りの交通機関の大混雑もあまり心配しなくて好いでしょう。川苔山も考えてみたら2000年の夏に行って以来、12年以上訪れていませんから久しぶりです。

 上日向行きのバスも随分久しぶりに乗ります。この日乗った07:41発は接続もちょうど好くて、川井駅でトイレに行ってからバス停で軽く柔軟体操などしていると、すぐにやってくる感じです。この日の乗車は私を含めハイカー三人。

 一人は途中下車。もう一人は上日向で下車し、これから日向沢の峰から有間山・蕨山へと歩く予定とのこと。一人旅が確定して、まずは真名井北陵の取り付きへ。。。バス停留所から清東橋方面へ少し歩くと真名井橋があるので渡ってすぐに右折、薄暗い感じの林道を歩いて行くと右手に、見付かりました「新秩父線39号・38号に至る」の東電の標柱。

 取り付きの写真は、ネットでも見ていましたが、自分で写した写真にしろ、ネットで見た写真にしろ、実際の雰囲気は写真とはかなり異なります。写真より薄暗い感じで、傾斜も実際の方が見た目でも急傾斜に感じます。

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     (真名井北陵取り付き点 写真と実際に見た感じとは結構ちがう…)

 登ってみると、やっぱり結構な傾斜です。登り始めは当然暗い植林帯。ハクションの原因になっている木ばかりで、この季節は本当に植林帯が恨めしい(笑)。きつめの傾斜だけれど、結構上手に山腹を上がっていってくれて、意外に早く尾根に乗れる感じでした。私の足で取り付きから尾根に上がるまで20分弱。松浦本『静かなる尾根歩き』に書いてあった「真名井北陵入口」のプレートは撤去されてしまったのでしょうか、見あたりませんでした。

 尾根に上がれば、右手が自然林となって雰囲気は明るくなって、防寒具をザックに仕舞って尾根歩きをスタート。40号鉄塔は右側(北)を巻き、41号鉄塔の手前で立木に黄色のテープにマジック書きで「←上日向BS」と来た方向を指していますが、果たしてこの場所に必要なものでしょうか??? ここよりもっと別の場所に「下りにとった時に間違いやすい場所」がありますが、そこには表示がなく、設置した人の意図がよくわかりません。

 41号鉄塔を過ぎ、なおも登っていくと、42号鉄塔の手前にある地形図で710のピーク付近が陽当たりもよく好い感じだったので、ここで最初のティータイム。時間を見ると歩き始めからちょうど一時間ほど。風もなく物音ひとつしない静かな小ピークで憩いました。

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(710ピーク付近)

 休憩後、42号鉄塔へ。42号鉄塔付近は、ススキが伸びてしまって、ちょっとわかりにくいかも知れません、左手(南)に延びる尾根に入り込まないように、右手(北西)=送電線の方向へ向かいます。送電線はこのあと尾根から離れていきますが、42号鉄塔では送電線の方向へ向かうのが正解です。すぐに小さな伐採地に出ます。小さな伐採地からすぐに今度は大伐採地が左手に現れ、赤杭尾根が一望。エビ小屋山が目立ちます。この大伐採地もススキが伸び放題でした。

 900m付近で松浦本に書いてあるとおりの急登を目の前にして、一旦休憩。前の休憩からあまり高度が稼げていないのですが、この先の連続する急登が判っていたので、ここで休んでおかないとこの先でバテそうだと思ったためです。
 本当に静かです。休憩地点は今回も明るい雰囲気だったので、言うこと無しだったのですが、お茶を飲んでいると上から落石の音が…、続いて動物の気配。むむ?まだクマさんは起きていない(冬眠)よね。ん?、ニオイがするな…、多分シカ…。

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(900m付近 休憩地点)

 休憩後、鈴を少し強めに鳴らしながら、急登と格闘。地形図ではここが急登だとは確かに判りにくい。木に掴まりながらよいしょヨイショと身体を上に運んでいきます。そしてその先の1002への急登。これは本日のハイライト的急登。地形図で見てもキツイ登りとすぐわかる箇所。急傾斜な上に足場はズルズル。ジグザグも切れないし、最後は結局左手にややトラバースする感じで尾根に這い上がります。

 上がったところはちょうど北東からの尾根が合流するところで、真名井北陵を下りにとった時、一番間違え易い場所ではないでしょうか。地形図で見ても北東方向に引きこまれやすい形になっていることが判りますネ。そして、ここにある赤テープも間違いやすい方向に「行け=GO!」と取られても仕方のない代物です。実際、しっかりミストレースと思われる踏み跡がついています。「上日向BS→」の表示を掲げるのならここだと思うのですが、見あたりませんでした(松浦本には表示があるように書いてありますので、私の見落としかも知れません)。

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(真名井北稜を下りにとった時に、たぶん間違えやすい箇所)

 傾斜が弛み、雑木の雰囲気の良い尾根道になります(トップ写真)。右側(北側)にある白い雪が佳いアクセントになって、歩いていて気持ちが好い。前方に見える山は曲ヶ谷北峰でしょうか、それともあれが真名井沢の頭? いずれにせよ、川苔山までまだ300m以上登らなくてはなりません。ふぅ、意外と時間かかるなぁ…。11時前に川苔山に着けたら、本仁田山を越えて奥多摩駅へ降りてみたいなんて考えていたけれど、この調子じゃ、11時前どころか12時前に着けるかどうかも微妙です。

 左手に大岩を見て、再び結構な登りになります。1168は岩尾根になっているので、左側を巻くようにして進むと、傾斜が弛み、やがて右手が窪地になっているところを通過。窪地には雪がたっぷりと残っています。このあたりにシロヤシオの樹があるはずなのですが、やっぱり花を付けていないと判りにくいですね。余り緩やかでもない(笑)登りをなんとかこなすと、ポンと防火帯の一般登山道に飛び出します。「真名井沢の頭」の表示板も見あたらない感じでした。真名井北稜の一連の表示は事故か何かがきっかけで撤去されてしまったのでは?という印象です。

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(曲ヶ谷南峰手前から振り返って真名井沢の頭方面を見下ろす)


 真名井北稜をたどり終えたのが、11時過ぎ。川乗山はすぐそこだと思っていたのですが、実はここからが結構長かった(笑)。 曲ヶ谷北峰への登りは結構急傾斜で、狼住所(おおかみすんど)あたりから振り返ると真名井沢の頭なんて遙か下って感じです。で雪も結構気になってきたなぁなんて思っていたら、曲ヶ谷北峰から先は完全アイスバーンで、もうここからはアイゼンがないと危険というレベル。アイゼン装着をかねてへろへろになった身体を少し休ませ、川苔山への登りにかかります。

 登山道は雪が融けて再度凍結したアイスバーン状態のところが多く、この状態は降雪直後と違って大変厄介なものです。アイゼンやチェーンなどの滑り止め無しで歩くのは非常に危険です。爪を効かせながら、一歩一歩進んで行き、どろどろシャーベット状の山頂に到着。寒いけれど空気はしかし春なのですね。展望は今ひとつでもちろん富士山は見えません。

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(川苔山からの展望 正面は鷹ノ巣山?)

 それでもまぁ、陽差しもあるし明るい山頂です。時間も12時15分前ですから座れそうな場所を見付けて、シートを広げ大休止にしました。。。オニギリを口にしながら、下山コースを時間と相談。この時点で、気持ちは既に鳩ノ巣駅へ即下山と傾いていましたが、どちらに行くにせよ、大ダワまで行って、そこで決めればいいか…と。

 ストックとアイゼンの準備をして、三角点にタッチしてから、山頂を後にします。 曲ヶ谷北峰の手前に鳩ノ巣(船井戸)方面の径が分岐していますので、素直に降りていきます。アイスバーンの代わりにこちらは泥濘(泥だらけ)の径で、ベンチのあるところでアイゼンをはずすも、アイゼンが泥だらけ。。。雪だまりで洗うようにして泥を落とします。  
 船井戸では右手に大ダワへの尾根道がありますが、雪たっぷりで如何にも歩きにくそう…。巻き径を選びます。やや凍結した場所を通り過ぎてホッとしたのか、その先の下り始めた「ほんとうに何でもない場所」でスリップして転倒。右手を激しく打ってしまいました。こりゃ、今日はどうもアカンかな…、と。時間的にも体力的にもそして何より気力という部分で、本仁田山を越えて奥多摩駅は無理そうだ、と判断。

 実際、本仁田山が見えてくると、それはまさに壁のように立ちはだかっていて、とてもあれを登り返すなんて、もう絶対無理…と降参(笑)。 その先の分岐でも、大ダワへすら向かわず、鳩ノ巣駅方面への最短路を選びました。

 この最短路は12年前にも下ったはずなのですが、こんなに長かったっけ…というほど長く感じました。傾斜は急なところがあまりないので下りやすいには下りやすいのですが、まだ長い下りには身体が慣れていないのでしょうか、それとももう年で身体が言うことを聞かなくなっているのでしょうか…、とにかくコースタイムより大幅に時間がかかって、途中二、三人に抜かされて下っていきました。

 最後は熊野神社に寄って無事登下山のお礼をしてから鳩ノ巣駅へ。

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 鳩ノ巣駅で次の上り電車の時刻を見ると、何とあと3分ほどで電車がやってくるのが判って、急いでトイレに行って、「ああ、あの駅前のおばちゃんの店でビール買いたいけど、時間無いし、クヤシー!」と呟きながら、跨線橋を大急ぎで渡って、青梅行きの電車に乗り込み、ビールの代わりに水筒の水をラッパ飲みして帰途につきました。

 

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2013.02.05

【「三国峠みち」から生藤山】 山バス情報113

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(連行峰から生藤山へ向かう径にて…)

【山行日】 2013年02月03日(日)
      
【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿 05:38 - 06:16 立川    (JR中央線各駅停車)
立川 06:30 - 06:59 武蔵五日市 (JR五日市線)

「バス」
武蔵五日市駅 07:20 - 07:53 柏木野 (西東京バス 570円)

「歩行」
柏木野  08:05 - 08:55 尾根に乗る
尾根   09:05 - 09:35 万六ノ頭
万六の頭 09:45 - 10:55 連行峰
連行峰  11:15 - 11:40 生藤山
生藤山  12:20 - 13:40 石楯尾神社

「バス」
石楯神社前 14:09 - 14:28 上野原駅 (富士急山梨バス 410円)

「鉄道」
上野原 14:31 - 14:48 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  15:03 - 京王線某駅  (京王線) 

【地形図】 「五日市」 「与瀬」 「上野原」


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(生藤山より南ア)

 短めだけれど、いちおう国境を越える今回のこのコース、実は全く逆の石楯尾神社から生藤山に登って三国峠みちを降りるというのは山を始めたばかりの真冬に歩いたことがあって、三国山からの好展望はとても印象的でした。今回は降雪の後ということもあり、急傾斜の北斜面を登りにとって15年前の逆コースを歩いてみようという寸法です。

 立川始発の五日市線、今はボタンでドアを開閉するようになっていて、冬の朝も電車で寒さに震えることがないのは本当に助かりますね。15年前というと、冬は電車に乗っているだけで身体が冷え切ってしまって本当につらかった。

 武蔵五日市駅では、こんな冬の早朝でも数馬行きのバス停にはそれなりの列があって、座席はほぼすべて登山者で埋め尽くされての発車です。柏木野で私の他に4人のパーティーが下車。寒い中、スパッツを装着し、準備運動をしてから出発。バス停から少し数馬寄りのところに「連行峰」とだけ書かれた指導標があり、ここから民家の軒先を通って橋を渡れば、すぐに植林とはいえ土の径を歩けます。
 
 尾根に乗るまで、植林帯をジグザグにひたすら登っていきます。エアリアで急坂と書いてあるあたりです。登りにとる分にはそれほどめちゃくちゃな急登ではないです。私の足で50分ほど、4人組のパーティもほとんど同じぐらいの時刻に尾根に上がれましたから、まぁ、せいぜい小一時間の辛抱です。

 尾根に乗ってすぐ、指導標とは逆方向(右手)に祠↓があり陽当たりもよかったので、安全祈願がてら小休止とします。歩き始めは手袋と帽子が要るぐらいの厳しい寒さでしたが、途中で暑くなって次々に脱いで、今はもう汗ばむほど。。。お茶が美味しい。

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 一休みしたら、尾根の小ピーク脇を右に回り込むように付けられた径を進むと、左手は自然林で大岳山なども望めます。先ほどの休憩地点から約15分ほどで、前方にこんもりしたピークが現れ、コースはピークを右(西側)に巻き始めます。 ここが万六の頭と見当を付けて、地形図「五日市」と照合、コースをはずれ、ほとんど踏み跡のない尾根の方を直登します。雑木の尾根をエイコラサと登っていけば、「万六の頭883m」の木彫りの表示が見付かりました↓。実は15年前来た時は、逆から登ってきたものの、万六ノ頭の手前の偽ピークを万六の頭と勘違いして(ピークを踏んだつもりで)もと来た登山道へ戻ってしまったのです。今回はしっかりとピークを踏み、万六の頭でも少しお茶を頂きました。

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 万六の頭からは、南へしっかりした踏み跡が本来の登山道まで続いています。途中雪に付けられた動物の足跡が見付かり写真に収めてみました↓が、何の足跡なのでしょう? ご存知の方、いらっしゃいましたらご教示下さい。

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(万六の頭付近で見かけた小動物の足跡)

 登山道に戻れば、見覚えのある背の低い笹径。小さなアップダウンを織り交ぜながら少しずつ高度を上げていく径です。地図で見ると結構距離がありますが、歩いてみるとそれほど高度差がないせいか、長くは感じません。927mピークを越え、左手に陣馬から続く尾根が見えてくると傾斜がややきつくなって雪も目立つようになり、少し歩きにくくなりました。下りにとる場合はアイゼンがあった方がよさそうな感じです。

 

 陣馬からの尾根が合わされば、連行峰(指導標には「連行山」の表示)。万六の頭を巻いた4人グループがちょうど休憩を切り上げようと言うところでした。彼らは陣馬山の方へ向かうようです。私は万六の頭から1時間以上経過していたこともあり、ベンチのあるこの連行峰で長めのティータイム。お湯を沸かして生姜湯を煎れました。陽当たりもよくポカポカで好い気分。しかしふと樹の間を見ると富士山が、ありゃりゃ雲の侵略を受けそうな気配です。生藤山からの富士の大展望期待で来たので、ちょっとショック。でも考えてみたらもう11時過ぎだし、仕方ないのかも知れません。

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(連行峰から少し西に歩いたところより 富士山はもう雲に覆われ始めていた)

 連行峰から、左手(南)を気にしながら生藤山を目指します。南アはクッキリ見えているのですが、富士山の方は分厚い雲が近くに押し寄せていたりして、気が気でなく、茅丸はあっさり巻いてしまいました。これで今日の最高地点は1000mに満たないことになりますが、まぁ、仕方ないでしょう。

 生藤山へは手もとのエアリアではコースタイム40分となっていますが、茅丸を巻いたこともあり25分ほどで到着。山頂は先客がお一人だけ。時間もそろそろお昼近いので、ここでオニギリタイムにします。富士山はもう半分近く雲に覆われ、ちょうど逆光ということもあり、好い写真は撮れません。しかし、生藤山の山頂は陽当たり良く、ポカポカを超えて少々暑いぐらい。帰りのバスの時刻を考えて、ここでかなり長居してしまいました。

 生藤山を後にします。ここからは課題の下りですので、ストックも用意して下り始めます。すぐに三国山。東京と神奈川と山梨の県境、相武甲国境です。ここも生藤山同様展望良く南アルプスもしっかり見えています。

 三国山から佐野川峠は、四年ほど前の冬笹尾根からの帰り道で通った径でよく覚えています。甘草水のベンチで南ア展望に別れを告げ、少しずつ高度を下げていきます。

 佐野川峠には、神社バス停40分の表示。調べてきた14:09のバスまで一時間以上あるし、今日はここまで膝も大丈夫だから、ゆっくり下ってもまぁ間に合いそうです。万が一、逃したとしても、次の15:25まで一時間ほどです。

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 植林帯のジグザグ径を下っていきます。途中「安永五」と刻まれた石碑を発見↑。高度をあっという間に下げて振り仰げば峠は頭上遙か上になっています。二十分ほどで林道に降り立ちます。林道を足任せに下っていきますが、15年前とはいえ、こんな長い林道歩きはまったく記憶にありません。林道の様子からして最近できたものでもなさそうだし…と下っていくとミッション系学園の真新しい建物が現れ、びっくりしていると、更に下った右手に見付けました。そうです、正規の登山道の表示です。
 林道に降りた時、左手の方へ下ってしまったのですが、どうやら右手に行くべきだったようです。十五年も前のことだけれど、結構覚えているものだな…などと感心しながら見覚えある集落の径を下っていくと大通りに出て少し左に行ったところがバス停でした。

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 バスまで30分ほど時間があったので、石楯尾神社↑にお参りしていくことにしました。参拝後、靴のドロを落としたりスパッツをはずしたりしていると、井戸行きのバスがやってきました。バスの折り返しが来るまで時間がありましたが、陽当たりもよく気温もやや高めだったこともあって、寒い思いをすることもありません。ツイッターでツィートして時間を潰していると井戸折り返しのバスがやってきました。

 バスは予想に反して私一人の貸切ではなく、井戸から乗車の登山者と途中で乗車してきた地元の方と私の三名。鎌沢入口から藤野駅の方がバス代もずっと安くなりますが、やっぱり帰りのバスは空いているのが一番かな、などと考えつつ、上野原駅へ。
 上野原では待ち時間ほとんど無しで高尾行きに乗り継げて、高尾駅で一旦下車してビールを仕入れてから、京王線で帰途につきました。

 

 

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2010.05.05

【3カ月ぶりの山歩き…サルギ尾根から大岳山】 山バス情報109


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(サルギ尾根にて)

【山行日】 2010年05月03日(祝)


【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:38 - 06:16 立川        (中央線)
立川  06:30 - 06:59 武蔵五日市     (青梅線・五日市線)

「バス」
武蔵五日市 07:06 - 07:32 大岳鍾乳洞入口 (西東京バス 470円)

「歩行」
バス停   07:35 - 08:20 大名子ノ頭 
大名子ノ頭 08:25 - 09:25 高岩山
高岩山   09:35 - 10:05 上高岩山(展望台)
展望台   10:15 - 11:10 大岳山
大岳山   11:55 - 12:30 ベンチ
ベンチ   12:35 - 13:00 富士見台
富士見台  13:05 - 14:00 綾滝(泡滝)
綾滝    14:10 - 15:25 佛沢の滝バス停

「バス」
佛沢の滝  15:50 -大渋滞- 16:40 武蔵五日市駅 (西東京バス 460円)

「鉄道」
武蔵五日市 17:22 - 18:00 立川 (五日市線・青梅線)
立川    18:19 - 18:55 登戸 (南武線)
登戸    19:05 - 小田急線某駅 (小田急線)

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(同じくサルギ尾根にて)


このGWは、芝居の予定もなく、天気も良好、ということで、久しぶりに山に行くことに。。。折角安定した天気が続く連休も、普段から山を歩いていれば縦走の絶好の機会なのでしょうが、三ヶ月も山歩きをサボっていた身体に、いきなりの縦走はやはり無理な話です。

また例年なら、この時期はアカヤシオ見物とだいたい相場が決まっているのですが、アカヤシオの咲くような山を歩く体力的脚力的な自信もなく、さりとて、足慣らしと言ってGWの高尾山は、さすがに敬遠したいところ。。。というわけで、バスもあまり混まないところで、どこか…と考えたのが、前回笹尾根から見えていて久しぶりに登ってみたいな~と考えていた大岳山。バリハイルートであるサルギ尾根から登れば、少なくとも行きのバスの混雑や登りの混雑もかなり免れられそうです。

朝七時の武蔵五日市駅。バス乗り場には大勢のハイカー姿。え?みんな上養沢行きの人なのまさか…と思ったら、そのほとんどは、40分後に出る数馬行きを待つ人びと。上養沢行きのバスは以前乗ったときとは打って変わって小型のかわいらしいバスでしたが、問題なく座れて、終点手前の大岳鍾乳洞入口で下車。

降りた目の前が養澤神社。立派な鳥居がある神社でお手洗いもあります。安全祈願の参拝後、松浦本『バリエーションルートを楽しむ』記載通り、神社裏手のお墓の右脇にある踏み跡を急登します。登り始めに実は美味しそうなタケノコを発見したのですが、さすがに掘って持ち帰るのは無礼と写真だけ撮って、久しぶりの急坂登り。いきなり息が切れて、長いブランクを実感します。

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短い行程なのだからとペースを緩めに取り直し、植林の径をスミレなど撮りつつ、のんびり登って行きます。松浦本では養澤神社から大名子ノ頭まで25分とありますが、私は45分もかかってしまいました。特に山名表示も見当たりませんでしたが、地形図や進路を西に変えることなどから別の場所であった可能性はかなり低いです。

大名子ノ頭から松浦本通り林相も好くなり、殊に時おり新緑の合間に見える山桜が、盛りを過ぎて散り始めていたとはいえ美しい。。。残念ながら写真にはうまく収められなかったのですが、径に所々花びらが散り敷かれていたりして、その上を歩くのもまた楽しいひとときでした。

809m付近では御岳山から日の出山あたりに展望が得られます。花の写真など撮りながら高度を上げていくとやっと高岩山。大名子ノ頭からの所要時間は一時間。やはりまた松浦本(45分)より大幅に遅れており、このぶんでは予定していた11時前に大岳山は無理と悟りましたが、急いでも仕方のない行程ですし、高岩山でゆっくり休憩します。

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(新緑に山桜…うまく撮れなかったけどキレイでした)

高岩山を後にすると結構下ってから登り返し…それでも山桜がここら辺も綺麗で、山桜花を愛でながら緩やかに登り返したあとが大変。地形図で見てもわかるとおりの物凄い急坂が待っていて、これを登り切ったところには下りにとったとき間違えやすい922(南)方向への尾根径が通せんぼされています。そこから僅かな登りで展望台のある上高岩山。疲れたのでここでも休憩をとりました。歩いてきた方向に高岩山が立派な姿で、やはり山桜が多いことが遠目にもわかります。

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(上高岩山展望台より高岩山を振り返る)

※注)ここまで(養沢神社から上高岩山までのサルギ尾根)は一般登山道と違いまして、指導標のたぐいは一切無く、コンパスと1/25000地形図で自分の向かうべき方向を割り出す地形判断力が必要です。芥場峠への分岐点には高岩山を示した東京都の指導標もありますが、とりわけ下山路としては、安易に入り込まない方が賢明かと思います。

さて、展望台から芥場峠に出ると、これまでの一人旅から一転して多数のハイカーに出会います。家族連れが多いのはやはりGWの奥多摩ならではですね。トレランの人に道を譲ったりしながら大岳山荘を通過して大岳山へ。久しぶりの大岳山ですが、やはり何度登っても最後のこの登りは絞られます。息を切らせながらもどうにか頂上に到達して三角点タッチ。ああ、なんと今まで霞で見えなかった富士山も「うっすら」とですが姿を見せています。

十一時ですが、お腹も空いたし、強い陽差しの中、開放的な頂上でお昼御飯にします。

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(大岳山頂上:好天のGWだけに人は多いデス)

お昼を食べ終わってのんびりしたところで、下山にかかります。今日は久しぶりの山なので、さっさと白倉に降りる予定だったのですが、せっかく来たのだしと、少し馬頭刈尾根の稜線を欲張ってみようとつづら岩まで足を伸ばしてみました。

富士見台で休憩後、とてももう馬頭刈尾根を末端まで歩く気力も体力も残っていなかったため、下山開始。涼を求めて天狗の滝への径を下ります。ここはもう三回目だと思いますが、滝へ降りるまでが凄い傾斜で、膝に来ないか心配しながら、ゆっくりゆっくり下りました。

長い急下りの後、綾滝(泡滝)。下り疲れたので、ここでも休憩。水を補給し、顔も洗います。今日は暑いぐらいの陽気で冷たくてとても気持ちいい。休憩後、天狗の滝へ。ここは山を始めたばかりの12年前に来たとき同様、ヒメレンゲが美しい滝壺でお気に入りの場所です。

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(天狗ノ滝にて…ヒメレンゲ)

天狗ノ滝から僅かで舗装された林道に降り立ち、千足のバス停へ。バスまではかなり時間がありましたので、バス停前の商店でビールを買ってごくごく。あっというまに身体にしみ込んでしまい、いい気分で佛沢の滝バス停まで歩くことに。

このビールがいけなかったのかも知れません。このあとの帰りの交通機関が、ある意味、山以上に大変な道のりでした。。。佛沢の滝まで歩けばバスの便も多くなるだろうという魂胆でしたが、バスは五分ほど前に出たばかり。次のバスは小岩からの便ですから、思惑はハズレ、30分待って乗り込んだ夕方4時近いバスは当然席が無く、案の定、大渋滞に巻き込まれてバスの中でややぐったり。

それでもホリデー快速で新宿まで座って帰ろうと、一本あとの17時半近いあきがわ号に席を確保するも、中央線が新宿駅で人身事故の影響で、このホリデー快速も遅延した上に立川止まりというツキのなさ。。。

立川から仕方なく南武線回りで小田急線と進路変更したら、今度は南武線が非常ベル停止でまた遅延と、久しぶりに行った山の帰りは散々で、それこそ縦走でもしたあとのようにぐったり疲れて帰宅しました。


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