2009.11.05

【秋の御前山 湯久保尾根から大ブナ尾根】 山バス情報105

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(黄葉の大ブナ尾根を下る)

【山行日】 2009年11月3日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  06:44 - 07:10 立川    (中央特快)
立川  07:23 - 07:57 武蔵五日市 (青梅線 五日市線)

「バス」
武蔵五日市 08:01 - 08:32 宮ヶ谷戸 (西東京バス 580円)

「歩行」
宮ヶ谷戸 08:40 - 10:45 仏岩ノ頭の先の小ピーク
小ピーク 10:55 - 11:50 御前山避難小屋
避難小屋 12:20 - 12:50 惣岳山
惣岳山  13:00 - 14:05 サス沢山
サス沢山 14:15 - 15:15 奥多摩湖バス停

「バス」
奥多摩湖 15:35 - 15:50 奥多摩駅 (西東京バス 340円)

「鉄道」
奥多摩 16:04 - 16:39 青梅 (青梅線)
青梅  16:43 - 17:46 新宿 (青梅線直通中央線快速)

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(サス沢山より…)

怪我の方はもうほとんど治ってきたのですが、まだ脚力に不安を残したままの状態では、RFをしながらバリハイルートというのはちょっと見合わせておきたいところ。そんな状況下選んだのは、奥多摩の御前山を久々に訪れてみようというプランです。

御前山は、これまで何度か訪れたことがあり、一度は頂上直下の避難小屋に一泊したこともあるのですが、湯久保尾根と大ブナ尾根はまだ歩いたことがないので、この一般ルートを歩いてみることにしました。

通常、急登の大ブナ尾根を登りにとり長い湯久保尾根を下りにガイドブックなどで紹介されていますが、帰りのバスの便を考えて逆コースとしてみました。私の場合、目下の課題は下りですから、大ブナ尾根を無事下れれば少し自信にもなるかな、というのもありました。

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(小河内ダムより御前山)

朝八時の武蔵五日市駅は、さすがに好天とあってハイカーがものすごい数。しかしそのほとんどは数馬~都民の森行きで、小岩行きのバスはほとんど全員が座れました。宮ヶ谷戸で降りたのは私をいれて3人。静かな山旅のスタートです。停留所から少し戻ったところにある赤い橋を渡ると、「御前山登山口」の標識に導かれて、まもなく土の径を歩くことが出来るので、そういった意味ではなかなか好い登山道なのですが、いかんせん植林が多く、長い道のりの割には途中に適当な休憩場所もないので、歩き疲れたところで適宜小休止をとるしかありません。

湯久保からの径を併せたあたりから、地面に雪が目立ちはじめます。前日の雨は標高900mあたりから上では雪だったようで、この先高度を上げるにつれ、雪の白さ肌寒さが身に沁みました。仏岩ノ頭は巻いてしまうので、富士山を望める地点からだいぶ歩いて、藤倉からの旧道を併せた少し先の小ピークで、二回目の休憩を入れることに。。。

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休憩後、あまりぱっとしない紅葉の写真など撮りながら、歩いていくと、この寒い中ルリビタキを見ました。右手に見える大岳山が目の高さより下になり、避難小屋の表示。久しぶりに寄ってみましたが、今は昔と違って、置いてあった毛布やら食料・炊事器具が完全に撤去されていました。住み着くことを警戒しているのかも知れませんが…、本当に非常の場合の利用を考えると、ちょっと酷な気もします。。。時間はちょうどお昼。この時間では御前山の頂上は相当混雑しているだろうし、ということで、陽当たりの好い避難小屋のベンチでお昼御飯にしました。

昼食後は、御前山へ。でも、山頂は石尾根と三角点の写真を撮ってほとんど素通り。個人的に御前山は山頂よりも御前山から惣岳山にかけての雑木の径が好きなので、そちらへ直行です。さすがに1400m付近はほとんど落葉していましたが、落葉してしまっていても、この美林はやっぱりいいです。ゆっくり味わいながら歩きました。

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(惣岳山へ向かう美林の径)

惣岳山のベンチで休憩後、大ブナ尾根へ。のっけからものすごい急坂を下ります。でも防火帯となって広々とした明るい尾根は左手に奥多摩湖を見ながら、紅葉も結構佳い色合いなので、ニコニコしながら写真を撮りつつ、ゆっくりゆっくり下りました。
途中、写真には巧く写らなかったのですが、思わずうっとりするような紅葉も見られて、北面にもかかわらず、こちらの方が綺麗なのは嬉しい誤算でした。

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惣岳山から一時間ほどで、サス沢山。ここは左手に奥多摩湖とその対岸の榧の木尾根や赤指尾根、鹿倉から大寺山の尾根など綺麗に見えて、絶好の休憩場でした。時間さえあればいつまででもボーッとしていたいな、という場所です。

サス沢山から先も急坂を下り続け、膝が心配でしたが、ゆっくりと下り、最後の転げ落ちそうな急坂も何とかクリアして、ヨロヨロながらも膝は悲鳴を上げずに、無事、観光客のたくさんいる小河内ダムへ着地。

水と緑のふれあい館でビールをゲット。観光客で満員御礼の帰りのバスも悪運強くギリギリで座れて、ちょうど好いほろ酔い加減のまま青梅線に乗り込みました。

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2009.10.20

【秋色に身を染めたくて…大菩薩丹波山道】 山バス情報104


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(フルコンバ)

【山行日】 2009年10月18日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:18 - 06:13 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  06:14 - 07:23 塩山 (中央線各駅停車)

「バス」
塩山駅 07:28 - 07:55 大菩薩峠登山口 (山梨貸切自動車 300円)

「乗合タクシー」
裂石 08:05 - 08:20 上日川峠 (甲州タクシー 600円)

「歩行」
上日川峠  08:25 - 08:45 福ちゃん荘
福ちゃん荘 08:50 - 09:35 大菩薩峠
大菩薩峠  09:50 - 10:30 フルコンバ
フルコンバ 10:40 - 11:30 ノーメダワ
ノーメダワ 12:00 - 12:40 追分
追分    12:50 - 13:50 藤タワ
藤タワ   14:00 - 15:15 のめこい湯

「温泉」
のめこい湯 15:15 - 16:10 (村外大人 600円/3時間)

「バス」
丹波山温泉 16:35 - 17:22 奥多摩駅 (西東京バス 980円)

「鉄道」
奥多摩 17:40 - 18:18 青梅  (青梅線)
青梅  18:19 - 18:47 立川  (青梅線)
立川  18:52 - 19:28 新宿  (中央線快速)

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(荷渡し場の先で)

もうそろそろ、いい加減にリハビリを抜け出したい。とはいえ、まだ自分の足に自信が持てない…。そんな中、紅葉の見頃との兼ね合いで考え出したのが、上日川峠までのバス(または乗合タクシー)を利用しての大菩薩丹波山道です。
さすがに三年前牛の寝通りを歩いたときのように、裂石から歩くことは毛頭考えず、甲斐大和駅からのバスか、裂石からの乗合タクシーで楽をしようという魂胆です。もっとも今の足の状態では、裂石から歩いたら山中で日が暮れてしまうでしょうから、これが精一杯の選択です。

尚、この上日川行きは甲斐大和発のバスも裂石発の乗合タクシーも11月最終日曜日までの土休日のみ運行ですので、ご利用に当たっては十分ご注意ください。

幸い朝早く目が覚めてくれたので、甲斐大和発より30分以上早く上日川峠に上がれる塩山ルートで行くことにしました。こちらの方が100円だけですが安いですし、座れる確率も高いですから、高尾発06:14の松本行きを捕まえられる方にはこちらがお奨めです。

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乗合タクシーはどんな感じかな~と思っていたのですが、9人乗りのライトバンなのですね。この日は裂石に二台待機していました。
色づいた木々をぼんやり眺めているうちに上日川峠に08:20前に到着。裂石から歩いていれば、まだ千石茶屋あたりにいる時間です。600円で高度もかなり稼いでくれますし、本当に楽ちん。まるで魔法のようです。

ロッヂ長兵衛前で柔軟をしてから、福ちゃん荘へ。いつも通り車道の左手を通る土の道を行きます。ほんのり色づいた広葉樹の森を上がっていくと福ちゃん荘。ベンチ前の赤いモミジが綺麗です。福ちゃん荘前で一息いれてから、車が通れるほどの幅広い道を行くと富士見平から富士山が綺麗に見えました。沢の右手に伸びる大菩薩峠への道をエイコラと登っていき、介山荘の発電機の音が聞こえてくると大菩薩峠。ここは天気のいいときに来ると本当に気持ちが好い。今日も南アルプスが甲斐駒から聖まで総て丸見えでゴキゲンです。

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お結びをひとつお腹にいれて、いよいよ丹波山道へ向かいます。初めて歩く道ですが、多くの登山者が裂石へ周回するせいか、こちらはとても静か。後ろから追い立てられることもなく、これまで人通りの多い登山道ばかり歩いてきた身には少し寂しいぐらいの感じです。

紅葉はあまり期待していなかったのですが、思いの外好かったです。特に1500m以上はちょうど見頃だったのではないでしょうか。荷渡し場からフルコンバのあたりが一番美しく感じました。

フルコンバは周囲の開けた気持ちの好い場所。時間によってはここでお昼でも好いのでしょうが、まだ10時半前なので、一休みしたら、右に小菅への径を分けて、やや登り気味の道を進みます。この先、追分まで右に小菅へ降りる径を何度も分けますが、尾根からつかず離れずの道を選んでいけば、そう難しくないと思います(分岐には小さな道標が必ずあります)。

フルコンバから高度を少しずつ落としながら、紅葉を楽しみつつ、一時間ほど進むと、ノーメダワです。ここも、フルコンバ同様北側が開けていて気持ちの好い場所です。お昼にはまだ三十分ほどありますが、お腹も空いてきたし、何よりこの開放的な雰囲気がお昼御飯にぴったりな気がして、ノーメダワで大休止としました。

ノーメダワからは、今倉山(サカリ山)の南面を巻く巻き道で、ドングリや栗のイガから栗の実が覗いていたりの楽しい秋の山道で、ほとんどアップダウンもなく、コースタイム一時間のところを40分弱で歩けてしまいました。トタンの小屋掛けと炭窯の蹟を見るとやがて尾根を乗越す場所に出ますが、そこが追分です。ここも北側の展望がひらけて、雲取から唐松尾あたりでしょうか奥秩父の主稜が居並びます。ベンチがあったのでしばしまた休憩。休んでいるとドングリがボトボトと凄い音を立てて落ちてきて、これが脳天を直撃したらかなり痛そうだな、と真剣に思いました。

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(追分より奥秩父主稜を望む)

追分から高度をどんどん落としていくのですが、このあたりから、おやおや膝のあたりがあやしい感じになってきました。場所は例によって長期間山行きをサボっていると痛む膝の裏で、故障箇所ではない為、それほど心配要らないのですが、まだ一時間以上の歩きを残しているので、やや不安です。

ああ、ちょっとヤバイかも~という感じで、一時間ほどで藤タワに到着。ベンチがあったので休んでいると、ランナーが一人追い抜いていきました。フルコンバの手前で人にあって以来でしたから、このコースはやはり比較的マイナーなようですね。

膝の裏はそれほど痛いというわけでもないのですが、そろそろ悲鳴を上げそうな感じでしたので、だましだまし恐る恐る右手に見える車道へ降り、ゆっくり下っていったのですが、やはりまだ膝周りの筋肉が出来ていないのでしょう、のめこい湯に下る頃は足をやや引きずり気味でした。

丹波山温泉(のめこい湯)は、これで三度目でしょうか。でも随分久しぶり。もう十年ぶりぐらいかも。しかし、ここ、いつ来てもいいお湯だと感じます。ぬるつき具合といい、硫黄臭といい、温泉らしい温泉で、ゆっくり暖まって、ヱビスのロング缶で乾杯。久々に長いコースを歩いたのと朝早かったので、たちまちいい気分になってしまいました。

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いい気分になったところで、バスの時間も近づいてきたので温泉を出ようとすると、入れ替わりに大きなザックを背負った団体さんが…。テントで奥秩父を縦走してきたのでしょうか。自分がテントを担げるようになるのは来年の夏あたりかな~、でもホントに担げるようになるんだろうか、などと、彼らの若さに羨望を抱きつつ、夕暮れ近づく丹波山温泉バス停で奥多摩行きのバスを待ちました。

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2008.12.09

【笹尾根…大垣外から小棡峠】 山バス情報91

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(日原峠にて)

【山行日】 2008年12月7日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅    - 07:24 高尾 (京王線)
高尾    07:46 - 08:10 上野原 (中央線)

「バス」
上野原 08:12 - 08:35 大垣外 (富士急山梨バス 540円)

「歩行」
大垣外 08:45 - 09:45 689ピーク
689 09:55 - 11:30 日原峠
日原峠 11:55 - 12:30 浅間峠
浅間峠 12:40 - 13:25 熊倉山
熊倉山 13:35 - 14:30 神社
神社  14:40 - 15:20 鎌沢入口バス停


「バス」
鎌沢入口 15:38 - 15:53 藤野駅 (神奈中バス 240円)

「鉄道」
藤野  15:59 - 16:12 高尾 (中央線)
高尾  16:21 - 京王線某駅  (京王線)

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(軍荼利神社より)

笹尾根は、山を始めた頃はよく通っていたのですが、2000年の2月を最後に、8年ほどずっとご無沙汰で、そろそろ再訪したいな~と思っていました。
一年ほど前、三頭山に大茅尾根から登ったときバスの車窓から気になったのが棡原(ゆずりはら)あたりの尾根。今回も松浦本『バリエーションルートを楽しむ』を参考にして、小棡峠(こゆずりとうげ)へ鶴川側からアプローチしてみることに…。

12月第2週まで運行される松姫峠行きのバス。これが運行されている間は、飯尾行きのバスが08:08発になります。上野原に8時前に余裕で着くように家を出たつもりが、高尾で4分乗り換えに失敗(笑)して、上野原08:08発のバスにギリギリ間に合うはずの次の中央線も更に若干の遅延…。あちゃちゃ、08:28の混雑バスかい!と半分覚悟を決めましたが、さすが富士急さん、列車の遅れを知ってか待っていてくれて、5分ほど遅れて出発してくれました。

飯尾行きのバスはハイカーが10人ほど。当然のごとく大垣外(おおがいと)で降りたのは私だけでした。
大垣外バス停のすぐそばには酒屋さんもあって日曜だというのにご主人がシャッターを開けているところ…。ここは帰りにも使えそうだなと記憶に留めつつ、目指す尾根を地形図と照合し、取り付きを探していると…近所にお住まいの方に声をかけていただき、この方が親切に取り付きを教えてくださいました。

指導標もないので、こちらから登る方のために取り付きを説明しますと、大垣外バス停から飯尾方面にバス通りを歩いていくと「ゆずりはら長寿とうふ やっこ屋」というお店が左手に見つかります(清涼飲料水の自動販売機もあります)。この対面にある細い簡易舗装道が取り付きで、ここを上がっていくとすぐに、竹林の中に如何にも尾根道の末端という感じの踏み跡が現れます。

踏み跡は尾根通しではなく、尾根とつかず離れずという感じでついていますので、無理に尾根通しで行くよりも、踏み跡を素直に追っていった方が歩きやすく疲れません。これは上部に行っても同じで、踏み跡は地形図の破線よりも柔軟に付いています。やはり昔からの峠道というのは尾根の直登のような無粋なことはせずに、歩きやすい傾斜を保ち続けるのですね。

歩き始めてすぐ、山火事注意のリスの看板のところで、右手に伸びる踏み跡がありましたので、行ってみるとそこには小さな社が…。道中の無事を祈ってから看板まで戻って峠道を上がっていきます。道は幅広くしっかりしていて、これで道標さえ整備してくれたら、エアリア破線ぐらいにはじゅうぶんなれそうな道です。『バリエーションルートを楽しむ』記載通り雑木の美しいところが多く、ご機嫌です。

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(小棡峠道下部:まだ紅葉が残っていた…)

植林帯で右前方からしっかりした道が合わさり、更に登っていくと、上野原町の倒れた道標があります。なおも右植林左雑木の尾根を登っていけば、もうひとつの上野原町の道標がこれまた横たわっています。その道標を過ぎてまもなく尾根が微妙に左に曲がる地点が689m付近でしょう。陽当たりも好いので、ここで一回目の休憩としました。今日は朝の冷え込みが厳しかったのですが、風もなく、こうして雑木林の日だまりに座って休憩をとるぶんには寒さはほとんど感じず、むしろぽかぽかと暖かく気持ちのよい日だまりハイクです。

休憩後、尾根道を登っていくと、すぐに植林帯になって、その上の850の分岐点は道の分岐こそ明瞭なものの、尾根の分岐にはなかなか気づきにくいところ。立木のテープはなくなっており、プレートの付いていた樹が伐採されて横たわっていました(そのうちプレートごと無くなる可能性もあります)。この点、松浦本と現況が違いますので下りにとる方は注意してください。

なおも上を目指すと、このコース最後にして3つめの上野原町の指導標(これだけは倒れていなかった:笑)がありますが、このすぐ手前に石仏があります。下で取り付きを教えてくださった方の話では、この辺はデンガデーロと地元では呼んでいるそうで、ここで右に分岐している踏み跡は1046の東を巻いて笹尾根に出るそうなのですが、ナンと石仏は倒れて俯せになっていたので、いままでさぞ苦しかったでしょうに、と上を向かせておきました。

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指導標に従って切り返して尾根に乗って登っていくと1046の少し西に出て樹幹越しとはいえ富士山も見え、左手に少し下れば小棡峠です。

丸山には寄らずに小棡峠から東へ向かいます。なつかしい笹尾根。あぁ、やっぱりこの尾根は冬枯れに歩くのが最高だな、と思いながら鞍部へ下り、コブをいくつか越して少し右寄り(南東)に尾根が向きを変えるとやがて土俵岳。三角点の南に土俵岳南尾根の踏み跡を確認してから、お腹も空いたな、少し早いけれど下の日原峠は日当たりがいいから、あそこでお昼にしようと下っていきます。日原峠で石仏に手を合わせてから陽当たりの一番良さそうな場所を確保して昼餉。

笹尾根の縦走路に入ってからは、ろくすっぽ地形図を見ていなかった(笑)せいで、日原峠から浅間峠など記憶にあったのより大きなアップダウンで少し疲れましたが、浅間峠手前の雑木の美林はいつ来ても好いですね~。

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浅間峠で小休止したあと、熊倉山へ向かいます。手元のエアリアのコースタイムは浅間峠→熊倉が40分で熊倉→浅間峠が50分になっていますが、これはどう考えても逆だよな~と思いながら歩いていくと、やはり50分近くかかりました。最近のエアリアでは訂正されているのでしょうか? ともあれ、熊倉山に到着すると、それまで樹間越しにしか見えなかった富士山が、逆光ですが、遮るもの無く見えて、この時間まで展望がもってくれて好かったと写真を撮り休憩します。

熊倉山から軍荼利神社を経由して東京・山梨・神奈川の県境である三国山へ。ここは三頭山から続く笹尾根が一望できるだけでなく富士山もきれいに見え、空気の澄んだときなら南アまで望める一級の展望地ですが、バスの時間の都合もあって、あまりまったりせずに下山します。

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(三国山より…)

甘草水、佐野川峠と懐かしの場所を通り過ぎ、今まで歩いたことのない鎌沢への歩きやすい明瞭な道を下ります。神社で少し足を休めたあと、鎌沢の最奥の集落はすぐでしたが、鎌沢集落から鎌沢入口バス停までの舗装道は、こりゃ、登りにとったらエライ大変だわというぐらいの急傾斜。それでも山間の集落らしい佇まいの民家を眺めながらのフィナーレはなかなかのものでした。


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2008.05.02

【今年は奥多摩でアカヤシオ…離れ岩尾根から都県界尾根】 山バス情報81

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【山行日】 2008年4月29日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:18 - 05:55 立川  (中央線)
立川  06:04 - 06:34 青梅  (青梅線)
青梅  06:35 - 07:17 奥多摩 (青梅線)

「バス」
奥多摩駅 07:25 - 07:38 川乗橋 (西東京バス 250円)

「歩行」
川乗橋 07:45 - 08:25 細倉橋
細倉橋 08:35 - 09:55 離れ岩尾根取付
取付き 10:00 - 11:05 日向沢の峰
日向沢ノ峰 11:35 - 13:20 長尾丸
長尾丸 13:40 - 14:25 棒ノ折山
棒ノ嶺 14:40 - 16:30 さわらびの湯バス停

「バス」
さわらびの湯 16:31 - 17:20 飯能駅 (国際興業バス 600円)

「鉄道」
飯能  17:29 - 18:25 池袋 (西武池袋線 快速)
池袋  18:34 - 18:43 新宿 (山手線)

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ここ数年は混雑を嫌って、アカヤシオ姫シーズンのこの時期、群馬遠征が恒例となっておりましたが、昨年の三ツ岩岳のバスが直後にダイヤ改悪で、ほぼ使い物にならなくなってしまったこともありまして、今年は近場で…と考えていたのですが、ちょうどぱらぱらとめくっていた松浦隆康さんの『バリエーションルートを楽しむ』にこのルートが載っていたのを目にして、即決でした。

実に久しぶりの朝の青梅線。青梅から先はドアはボタンで開閉なのですね~。
GWですから、好天予報のこの日は、当然朝のバスは満員御礼。川乗橋までずっと立ちっぱなしでしたが、まぁ、このくらいの距離なら、ぎゅうぎゅう詰めということでもないかぎり苦痛ではありません。

川乗橋バス停からは、長い長い林道歩きです。幸い新緑が美しく、気温もちょうどよいくらいなので、それほど苦ではありませんでしたが、これから暑くなってきたら、この林道歩きはさすがにつらそうです。

細倉橋から完全単独行となって、松浦さんのガイド通り、百尋の滝を見下ろしたりしながら尚も林道をえっちら登っていくと、やがて未舗装の道となってしばらくで「林道川乗線」と「林道日向沢線」の分岐。 川乗線の方に左折して更に進めば、やっと離れ岩尾根の取り付きです。ここまで途中休憩を含めて約2時間10分。ふぅ…。

取り付き地点の対岸には岸壁にアカヤシオが咲いているのが遠目にも判りますが、ロッククライミングの技術でもなければとても近づけそうにありません。

植林の尾根を最初はまともに登っていくのですが、ガイド通り、すぐに踏み跡は尾根の西斜面(左側)を巻くようになります。そのまま踏み跡をたどり、ガイドにある1340m地点の分岐には、手製の指導標が備えられていました。「一杯水」と記された方向に進みます。

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踏み跡が都県界尾根に最も近づくところでマーキングのある薄い踏み跡を登っていくと、防火帯の都県界尾根に出てホッと一息。この径はエアリアに破線で載っていて、いざといいうとき良いエスケープになるのではと思っていたのですが、逆コース(都県界尾根から離れ岩尾根への入口)だとかなり判りにくいと思います。

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天気が好いという予報で来たのですが、残念ながらこの日の都県界尾根はガスがでたりして、日向沢の峰からの展望もいまひとつ。少々早めですが日向沢ノ峰でお昼御飯にしました。


昼食後は、再び都県界尾根に入り、棒折山を目指します。指導標もあり、この尾根は踏み跡もしっかりしていて迷うことはありません。また仙岳尾根まで実際にはエスケープがないわけでもなく、藪のうるさいところもありません。

最初はかなり急な下りですが、この急下降の鞍部以降はアカヤシオが楽しめます。右側(南側)は植林が多く、アカヤシオは伐採を免れた北側にあります。もちろん、尾根上にもあるのですが、しばらくは高いところにしか花がなくて、私のちっぽけなデジカメではうまく写真に収まらず、少々消化不良気味だったのですが、送電鉄塔のあたりから間近に(触れられるほどのところに)咲いてくれて、たくさん写真を撮ることが出来、満足でした。

ただ、このアカヤシオ、やはり青空とのコントラストが最高に絵になるのですが、残念ながら、この日は去年のように青空をバックに撮影することは出来ず、写真の出来映えはもうひとつでした。

送電鉄塔を過ぎても、アカヤシオは断続的に姿を見せ、ときおり、イワウチワも咲いていたり、長尾丸の手前では、咲き残りのカタクリもお目にかかれて、この都県界尾根は、期待以上に素晴らしい尾根でした。

アカヤシオ姫が姿を現すたびにシャッターを切っていましたから、日向沢の峰から長尾丸まで2時間近くかかっていますが、普通に歩けば1時間半ぐらいで歩けるのではないかと思います。

長尾丸山から棒ノ折までは北側の展望や新緑を楽しみながらゆったりと歩きましたが、さすがにこれだけ歩くと足も疲れてきます。尚、仙岳尾根の入口はエアリア(05年版)とは違い、槙ノ尾山の山頂から分岐していました。

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(長尾丸から槙ノ尾山へ向かうあたり 北側展望)

山桜咲く棒ノ折山で、小腹が空いたのでメロンパンを食べながら帰途を検討。
清東橋16:50は時間が余りすぎてしまいそう…。温泉にはいるかどうかはともかく、ここは折角都県界尾根を歩いたのだしと、東京から埼玉へ山越えとしました。

白谷沢沿いの道は、山を始めて間もない夏の頃に一度降りたことがあるのですが、今回も同じ径を降りることに…。

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(白谷沢沿いの径…新緑が美しかった)

そのときの印象では、夏ならともかく冬はおっかないだろうな、というものでしたが、こんな季節でも結構ゴルジュ帯では滑りますね。私は最後の最後で気が抜けたのでしょう、足を滑らせて手に少々怪我を負ってしまいました。

それでも無事、名栗湖に16時過ぎに降り立ち、のんびり歩いてさわらびの湯のバス停に着くと、ちょうど飯能行きのバスがやってきて、座れないな、とは思いつつも乗り込んで、温泉には寄らずに飯能駅へと向かいました。

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2007.12.04

【大茅尾根から三頭山】 山バス情報73

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(大茅尾根、大茅付近)

【山行日】 2007年12月2日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅   - 07:54 高尾   (京王線)
高尾   08:01 - 08:25 上野原  (中央線各駅停車)

「バス」
上野原駅 08:28 - 09:23 飯尾  (富士急山梨バス 940円)

「歩行」
飯尾   09:28 - 10:25 大羽根山(△954.4)
大羽根山 10:35 - 11:25 大茅(1237)
大茅   11:35 - 12:20 大沢山
大沢山  12:55 - 13:15 三頭山西峰
三頭山  13:20 - 15:05 鶴峠

「バス」
鶴峠 15:35 - 16:40 上野原駅 (富士急山梨バス 1000円)

「鉄道」
上野原 16:51 - 17:15 高尾 (ホリデー快速)
高尾  17:35 - 京王線某駅  (京王線)

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(三頭山西峰より雲取山&鷹ノ巣山を望む)


11月いっぱいで終わりだとばかり思っていた上野原~鶴峠~松姫峠のバス便が、今度の週末(12/9)まで、ということに気づいて、かねてから登りたいと思っていた大茅尾根~三頭山に、7年前に登りにとったことのある鶴峠からの一般登山道を組み合わせてみました。

大茅尾根は松浦さんの著書『静かなる尾根歩き』でも下りルートとして紹介されていますが、大羽根峠の様子も見てみたいし、たぶん、取り付きは一番簡単だろうと予想して、大羽根峠経由で尾根に乗り、大沢山まで忠実に尾根を詰めていくコースを選びました。

上野原発松姫峠行きのバスは、初めての乗車。
それにしても、この路線、朝の日の光がある時間に乗ったのは、本当に久しぶりだったのですが、相変わらず好い車窓風景ですね。とりわけ初戸のあたりは里のカエデの紅葉が本当にきれいで、これだけでもかなりいい気分でした。
あと、棡原(ゆずりはら)のあたりもイイですね~。

飯尾で下車したのは私一人。飯尾までなら20分前のバスの方が好いに決まってるのですが、うかつにも私はその便の存在を忘れていたのでした(笑)。08:08発の飯尾行きは松姫峠行きが走っている間だけの運行です。12月10日以降は走っておりませんので、皆様お気をつけください。

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飯尾バス停のすぐ先に車道を指して「小菅・丹波山方面」、細い簡易舗装道路を指して「大羽根峠方面・車は500米先まで」と記された指導標がありますが、大羽根峠方面は500m先まで行かないうちに(すぐに)土の細道に変わってしまいます。この大羽根峠方面の細道をたどって登っていくと30分ほどで植林の中にブナの大木が二本立つ大羽根峠に到着です。

峠から数歩で尾根の左を行く巻き道と尾根に上がるやや薄い踏み跡が分岐しているので、尾根に上がる径を選びます。大羽根山に着くまでかなりの急傾斜ですが、踏み跡は結構しっかりしており、地形図とコンパスを使って基本的な地形判断が出来る方が登りにとる限り迷うことはないと思います。

自然林に紅葉が混じり、やがて傾斜が緩くなると左手(西)が開けた伐採地に出ますが、この伐採地の中にある三角点が大羽根山山頂です。バス停からちょうど一時間ぐらいだったので、眺めも良いし…と、ここで一回目のティータイム。

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大羽根山を後にするとしばらくは平坦な道ですが、植林がみられるようになるとやがて820からの地形図の破線路と思われる踏み跡が右手から合流します。よくみれば立木に分岐も記されています。

分岐からしばらくで急登をこなし、周囲が明るくなってきたと思うと、素敵な雑木の森になります。幼い時分、雑木林で遊び回っていた頃の懐かしい林の匂いがして、とても幸せな気分です。とりわけ大茅とよばれる1237あたりは秀逸。

後で考えても、ここ大茅で早めのお昼ごはんにするべきだったのでしょうが、この時点ではあまりお腹が空いていなかったのと、この大茅のあたりで南尾根を登ってきたパーティーの方たちとお会いしてしまって、お茶を飲んでの休憩だけにしました。

さて、地形図で見てもわかるように、大茅の先の大沢山への急登がケッコウなもの(笑)です。岩が混じるところは巧く巻いた踏み跡などもあるのですが、何せその急傾斜をほぼ直登するわけで、自然林豊富な尾根にありがちな「落ち葉でズルズル」がすごくて、なかなか前へ(上へ)進ませてもらえません。

木を掴み岩を掴みながら、四肢を使って登り、大沢山到着時は腹ペコ。三頭山まで我慢なんてできるはずもなく、縦走路のベンチでおにぎりをほおばりました(笑)。

大沢山から三頭山避難小屋をちょっと見学して三頭山へ。一般登山道ですが、このあたりはブナをはじめ自然林豊かで、歩いていてとても気持ちがいいものです。奥多摩にはあまり足が向かない私も三頭山はたぶんこれで三回目。いつ訪れても佳い山だと感じます。

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(三頭山避難小屋近くの縦走路)

三頭山西峰で鷹ノ巣山から雲取山の展望を楽しみ(富士はこの日は雲の上にちょこんと頭を出しているだけ)、鶴峠方面の道標に従い下山開始。この尾根がまた素晴らしいのです。一般登山道でこれだけの美林を擁しているところは、奥多摩でもそう多くないと思います。最後の15分ぐらいでしょうか、鶴峠に向かって急激に高度を落とすまではずっとずっときれいな雑木の林が続きます。

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(オマキ平分岐付近)

この径(一般登山道)に関して言えば、RFの必要もなく、足任せに下りつつ美林を堪能できますので、鶴峠をバスが通っている間は、お奨めのコースです。

もっとも、上野原行きのバスがなくなっても、小菅村の村営バスを利用すれば、奥多摩回りで帰宅できないわけではありません(これからの時期、何もない鶴峠で夕方長時間のバス待ちは結構つらいと思いますが…)。

また、実際この日「行ってみようかな」と分岐で少し考えたのですが、向山(オマキ平)経由で余沢に出るという手もあります。この日は15時台のバスに間に合うかどうか微妙&15時台のバスを逃すと次は最終の17時台ということもあって、無難な鶴峠への径を選びました。

日の短い時期ですから、日没時間も考慮して、鶴峠としましたが、5月頃など日の長い時期に今度は向山への径に挑戦してみようかと思っています。

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2007.09.17

【実に久しぶりに奥多摩へ 仙元尾根から蕎麦粒山】 山バス情報69

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(一杯水避難小屋 泊まりたかった…笑)

【山行日】 2007年9月15日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿   05:19 - 05:28 池袋    (山手線) 
池袋   05:38 - 06:34 飯能    (西武池袋線)
飯能   06:35 - 07:24 西武秩父  (西武秩父線)

「バス」
西武秩父駅前 08:06 - 08:30 浦山大日堂 (秩父バス 470円)

「歩行」
浦山大日堂  08:40 - 09:30 △843.5
△843.5 09:40 - 10:50 大楢
大楢     11:00 - 12:05 蕎麦粒山
蕎麦粒山   12:40 - 13:50 一杯水避難小屋
避難小屋   14:00 - 15:50 東日原

「バス」
東日原 16:17 - 16:45 奥多摩駅 (西東京バス 450円)

「鉄道」
奥多摩 16:52 - 18:22 新宿 (ホリデー快速おくたま6号 233系)


このブログを始めてからは、混雑バスや狩猟を理由にずっと足が遠のいていた奥多摩ですが、久々に訪れた奥多摩はやっぱり昔と変わらず素敵なところでした。

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(浦山大日堂 : 仙元尾根登山道はここから始まります=指導標有)


三連休なので、泊まりの計画をいくつか立てていたのですが、気象庁の予報をマトモに信じてしまい、急遽日帰りに変更。最初は暑いので川俣からシゴー平~グミノ滝経由の三ツドッケと思っていたのですが、ずいぶんこの一帯はご無沙汰しているし、先日の台風の影響で沢沿いのマイナーな径はちょっと危険かナという心配もあって、歩いたことのある仙元尾根を登ることにしました。

山を始めて間もない平日の晩秋、この尾根を下って道を間違え、降り着いた川俣集落でとっぷりと日が暮れて、ものすごくコワイ思いをした非常に印象深い尾根ですが、いつか登りにとってみようと思いつつ9年ぶりとなってしまいました。

今回は登りということもあって、前回の尾根下りの時とは違って若干心に余裕があります。最初の急登もここで膝を痛めてしまったのでよく覚えています。今日は蒸し暑く風もないので北斜面とはいえ汗がボタボタでした。

しかし、この急登も送電鉄塔まで。送電鉄塔からは傾斜も和らぎ、尾根通しに進むと、前回は確認する余裕もなかった843.5mの三角点。ここでちょうど小一時間だったので、最初の休憩。

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(843.5m三角点付近の尾根道)

地形図通り、送電線と尾根が離れ始めると、径は尾根を左(東)に外れて巻き道になるのですが、この巻き径、エアリアにも記載されているように、普段からただでさえ荒れているのでしょうが、その荒れ方がこのあいだの台風で更にひどくなっている感じです。

9年まえ下ったときも、確かにこのあたりの巻き径はやや踏み跡が頼りなかった記憶があるのですが、今回ほどひどい状態ではなかったと思います。
藪こぎなどはないのですが、巻き径がザレた状態で、なかには倒木のため人為的に通せんぼされているのかと見誤るような箇所もあります。

最終的にこの巻き径は大楢の直下で結構な急登を強いられますので、現状では、地形判断できる方なら、尾根通しの方があるいは歩きやすいかも知れません。

大楢で二度目の休憩をとったあと、仙元峠へ。ここは峠という名前で、祠もあるのですが、1441m峰とも言える、小ピークです。少しへばってしまいましたが、蕎麦粒にはなんとかお昼ちょっと過ぎに着けそうです。

蕎麦粒山からは南東の方向が開けていて、日向沢ノ峰へ続く防火帯とその向こうに都市部が見えています。
仙元尾根の巻き径では小雨も降ってきて、「俺が来ると長沢背稜はいつも雨だ」と苦笑いしていたのですが、今はもう都市部は晴れていて、奥多摩の上の雲も少しずつとれ始めてきました。

昼食時、タクシーで駆けつけて同じ径を来たご夫婦と少しお話。タクシー代は西武秩父駅から浦山大日堂まで3500円ほどだそうです。

お昼を終え、人も上がってきたところで、笙ノ岩山から川乗橋に降りるというご夫婦とお別れして、長沢背稜縦走路をのんびり歩きます。ここらへんは自然林に包まれ、道も平坦で歩きやすく、先ほどの仙元尾根の巻き径とは天と地の違いです。天気も回復してきて、青空が見え、日も差してきます。ああ、奥多摩ってやっぱりイイナ…そんなことを感じながら歩きました。

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(蕎麦粒から一杯水への縦走路にて)

倉沢へ下る棒杭尾根の下降点やグミノ滝への下降点などを確認していくと、やがて一杯水。水場はさすがにこれまでの長雨などもあって涸れてはいませんでしたが、やや上流へ登らないと取水できない状態です。

水を補給して、一杯水の避難小屋へ。ああ、なんだかむちゃくちゃに晴れていい天気になってきました(笑)。避難小屋ではすでに寝床を敷かれて気持ちよさそうにお休みになっている先客の男性が一人。「そうだよなぁ、避難小屋泊まりって言うのもイイ案だよなぁ」と、なにもお金をかけて遠くに行くだけが好い山歩きではないということに今更ながら気づかされました。

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時間はたっぷりあるので、いつもはさっさと下ってしまうヨコスズ尾根をのんびり降下。酉谷山から雲取山へと続く雄大な長沢背稜をみて、ああ、あそこをゆったり歩きたいと眺め入ったり、キノコを見つけて撮影したり、誰にも会わず音も立てずに下っていったせいか、お猿さんたちをたくさん見かけました。ひょっとしたらシカ同様サルも奥多摩では増えているのかも知れないですね。以前はこんなにたくさんは見かけなかったと記憶しています。

下るに従って気温が上昇。最後の民家のすぐ先で酒屋さんが見えたときはごくりと喉が鳴りました(笑)。酒屋さんでキリンのロング缶を買って飲むと、その液体はあれよあれよというまに身体にスポンジのように吸い込まれていき、ああ、これだから山歩きはやめられない、と臨時でもう一台でたバスに座って奥多摩駅まで上機嫌でした。


☆ところで、浦山の「大日そば」ですが、まだあの昨年見た貼り紙(休業のお知らせ)が出たままでした。
 ただ、建物自体はまだしっかりあって、朝見たときは「扉」が開いてました↓。
 店前の自動販売機はいちおうまだちゃんと動いています。

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2005.05.22

【上和田行きバスで奈良倉山】山バス情報6

大「蔵」高丸、熊「倉」、とくれば次はやっぱり、奈良倉。
上和田行きバスで奈良倉山へ行ってきました。
帰りは小菅村村営バスで小菅の湯から金風呂へ。
金風呂から小菅村発最終の奥多摩行きに乗り継ぎ、
帰宅は21時を少し回ってしまいました。

【山行日】2005年5月21日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿 06:44 - 07:31 高尾 (JR:中央特快)
高尾 07:46 - 08:24 猿橋 (JR)

「バス」
猿橋駅 08:46 - 09:18 小寺 (富士急バス)

「徒歩」
佐野峠入口 09:25 - 10:20 尾根上の大岩
尾根上の大岩 10:25 - 10:55 西原峠
西原峠 11:00 - 11:45 佐野峠
佐野峠 11:50 - 12:35 奈良倉山
奈良倉山 14:10 - 15:00 鶴峠
鶴峠 15:10 - 16:35 小菅の湯

「バス」
小菅の湯 17:13 - 17:30 金風呂 (小菅村営バス)
金風呂 17:33 - 18:13 奥多摩駅 (西東京バス)

「鉄道」
奥多摩 18:34 - 19:14 青梅 (JR)
青梅 19:19 - 19:47 立川 (JR)
立川 19:52 - 20:33 新宿(JR:中央特快)


今回もまたやってしまいました、山頂での長居。あんな虫のうるさい山頂で1時間半もなにやってたんだ?というツッコミが入りそうですが、静かでハルゼミやウグイスの鳴き声がBGM。おまけに新緑もきれいで、虫さえいなければとても良い山頂です。

しかし、この長居が今回はあとになって祟りました。鶴峠から小菅の湯までゆっくり歩いても1時間ちょっとと見積もっていたのですが、これが、途中で車道を結構登らされたりして、かなりマジメに歩いたものの1時間半もかかりました。

このため小菅の湯では、またもカラスの行水でした。

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小菅村営バスは大和村の村営バス同様、料金は100円。安過ぎです。
乗客は私ともう一人、奈良倉山山頂でお会いした男性の二人だけ。何とももったいない話です。


小菅村村営バスのダイヤはこちら

歩きの部分は、明瞭な登山道で迷うことはないでしょう。ただ奈良倉山から松姫峠方面(道標に「回り道」と記されている)への道から鶴峠へ分岐する地点では「鶴峠→」の表示を見落とし易いこと。鶴峠へ下る途中、未舗装の林道を横切る地点で、気をつけないと、林道を降りてしまいかねないこと。ここらへんは小菅村の道標が登りの人のことだけしか考えないで設置されていることが原因なので、できれば改善して欲しいですね。

小寺〜西原峠の道は、新緑とヤマツツジがきれいなとても歩き易い道。下りにとるのもオススメです。(但し、バスの時間をチェックして!: 富士急バス大月営業所 0554-22-6600 )

☆そうそう、上和田行きのバス(08:46発)を猿橋で待っていたら、奈良子行きのバス(08:38発)が空気を輸送していました。奈良子行きは日曜祝日は運休ですが、平日は土曜もこの時間運行中です。御利用の方はぜひ(笑)。

☆上和田行きのバスはもちろんガラガラ。私の他に登山者が3人。その3人は杉平入口で下車。権現山へ登られたようです。


☆レポートはこちらです(今回も長文:3500字程度)。

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