2017.06.18

【七ツ石山から千本ツツジを経て鷹ノ巣山 その2】 山バス情報158

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(石尾根縦走路にて…この日一番花付きが好かった樹)

【山行日】 2017年06月11日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 04:57 拝島  (JR八高線)
拝島 04:59 - 05:18 青梅  (JR青梅線)
青梅 05:19 - 06:00 奥多摩 (JR青梅線)

「バス」
奥多摩駅 06:05 - 06:40 鴨沢 (西東京バス 627円:ICカード)

「歩行」
鴨沢バス停 06:50 - 07:50 丸太のある場所
丸太    08:00 - 08:40 堂所
堂所    08:50 - 09:55 ブナ坂
ブナ坂   10:05 - 12:10 鷹ノ巣山
鷹ノ巣山  12:30 - 13:25 榧ノ木山
榧ノ木山  13:35 - 14:15 倉戸山
倉戸山   14:25 - 15:20 倉戸口バス停

「バス」
倉戸口 15:20 - 15:40 奥多摩駅 (西東京バス 390円)

「鉄道」
奥多摩 16:05 - 16:37 青梅 (JR青梅線)
青梅  16:43 - 17:13 立川 (JR青梅線)
立川  17:17 - 中央線某駅 (JR中央線)

【地形図】 「丹波」 「奥多摩湖」

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(七ツ石山より雲取山を望む)


 七ツ石山へ登っていくと、背後でひときわ高らかに啼くホトトギスの声が少しずつ遠のいて、やっぱりあちらへ行ってみるべきだったか…とやや後ろ髪引かれる思いもありましたが、山頂に着いてみると雲取山こそ綺麗に見えていたものの、富士山も南アルプスも勿論見えず、雲取山が黒い雲に覆われるのは時間の問題といった様相。逆にこれから向かう鷹ノ巣山方面は雲もなく、こちらで正解と思い直します。それにしてもこの随分立派な山頂の標識はいつ頃建てられたのでしょうか。

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(七ツ石山山頂…誰もいなかった)

 七ツ石山はブナ坂から15分ほどで到着。先ほど休んだばかりなので、ほぼ素通り。ここから峰谷分岐までは、17年前の冬に歩いたことがあるはずなのですが、当然記憶には残っていません。季節も全く違いますから初めて歩くような気分です。

 で、ツツジですが、手元のエアリア奥多摩05年版では峰谷分岐の先が群落のように表示されていますが、峰谷分岐までの間の方が巻き道に関する限り、ヤマツツジの樹は多いように感じました。峰谷分岐を過ぎるとツツジは群落というよりはまばらな印象。ただ、サラサドウダンに出逢えたのは嬉しかったです。

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 今回は自分としてはロングコースですので、高丸山や日陰名栗峰はあっさり巻いています。で、ここのコースタイムなのですが、あとになってよく見れば確かにブナ坂から鷹ノ巣山まで2時間15分なのですが、峰谷分岐~巳ノ戸ノ大クビレが一時間というのばかりが頭に入っていたせいか、なかなか鷹ノ巣山避難小屋が現れず、知らないうちに鷹ノ巣を巻いてしまったのかマサカと少々焦りました(笑)。


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 花の写真を撮りながらゆっくり歩いたとは言え、それほどペースダウンしたつもりもなく、しかし、今度はクワガタソウ(?)↑にも出逢えて、たまにランナーやハイカーに出逢うとはいえ、静かな縦走路歩きでお花にもあえて良かったと歩いて行くと鷹ノ巣山避難小屋が突然という感じで現れて、時刻もちょうど12時前なので、小屋前のベンチでお昼にしちゃおうか、とも一瞬思ったのですが、確か登ってもそれほど時間はかからないとの大昔の記憶を頼りにエッチラ登ると、七ツ石山で見たのとそっくりな石柱の山名標柱。山頂はさすがにお昼時の鷹ノ巣山ですからハイカーが憩っておりましたが、それでも5~6組ほどで、座る場所はいくらでも選べる状態でした。

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(鷹ノ巣山山頂より大岳山・御前山を望む どんより空でも見えていました)

 それにしても、今日は予想と違って、暑いどころか逆に寒いぐらいです。登ってきたばかりの時はそうでもありませんでしたが、じっと座っていると身体がどんどん冷えていきます。お湯を沸かして温かいお茶で暖をとりながらおにぎりをほおばりました。しかしながら、予想通りというか、ブヨの方はこんな寒さの中でも容赦なくたかってきて(笑)、払いのけながらの昼食と相成りました。

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 で、私、実はあのノンアルコールビールというのが、どうもダメでして、山では滅多にノンアルコール系は呑まないのですが、↑これは、わりとイケるかなということで、今日は山で呑んでみました。ジン自体が苦手だと、絶対ダメだと思うのですが味はほぼジンライムで当たり前の話ですが全然酔っ払わないです。でもこんなどんより曇り空の小寒い山頂で飲むと「プハッ」という感じもなくて(笑)、20分ほどで山頂を辞します。

 鷹ノ巣山から水根山を巻いて倉戸山方面へ向かうのは、地形図や登山地図で見ると、ちょっと複雑ですが、実際には指導標に注意していれば、難しいことは何もなく、すぐに素晴らしい静かな自然林の尾根道になります。何故今までここを歩かなかったのか…と後悔するぐらい綺麗な雑木の森で、秋にぜひもう一度訪れてみたいと思いました。

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(なかなかの美林でした)


 ただ、1485m峰の榧ノ木山は注意していないと知らずに巻いてしまうでしょう。私の足でちょうど鷹ノ巣山から一時間ほどでしたので、座ってひと息入れます。

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 榧ノ木山をあとに尾根通しに直接降りていくと、指導標が現れ、よく見ると、ノボリ尾根(鴨沢の登り尾根ではなく峰谷方面へ続く支尾根)のマジック書きがありますが、予定通り倉戸山・熱海方面へ向かいます。しばらくは先ほどと同様、綺麗な美林が続きますが、ちょうど1344:ツンナシノ頭の表示あたりから植林が交じるようになり、足の方もだいぶ疲れてきました。。。

 倉戸山まであと200mも高度を下げて、そのあと一時間の急下りでは膝の方も心配になってきます。やはり毎週のように歩いていないと、こういうロングコースでは体力は持っても膝が持たないかも…の心配があって、それもあって雲取はわりとあっさり諦めがついたのですが、こちらのコースも九時間近いコースタイムですから、侮れません。

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 倉戸山はほとんど登り返しもなく、噂に聞いていた通り広々とした素敵な雑木の森の平地で、指導標のあるところから峰谷(女の湯)寄りに歩いたところに三角点があります。今日三つ目の三角点にタッチして、戻って指導標のあたりで足休め。アクエリアスの1Lボトルを空にして、バスの時刻はどうだったっけ…とザックをごそごそやっているところへ同じコースを下ってきた登山者がやってきて、そのまま山頂を素通りして倉戸口の方へ下っていきました。

 で、バスの時刻を見て、素通りは納得。ほぼ一時間後に倉戸口を通過するバスがあり、それを逃すと次は約一時間後。しかし待てよ…奥多摩湖15:55発というのがあるな…。一時間後のバスは小菅の湯が始発でまず座れっこないのだから、奥多摩湖まで歩けばいいのでは…と思ったのですが、車道歩きの時間も考えると、そうノンビリもしていられません。

 そう気がついて、腰を上げたのはバス通過予定時刻の55分前。この疲れて膝に来そうな足で果たしてコースタイム以下で下れるかどうか少々不安でしたが、最終バスまでまだ何本もバスの便はあるのだし…と落ち着いて事故の無いように下っていきます。

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(あまりノンビリできなかった倉戸山をあとにする)

 時々膝が悲鳴を上げそうになって、かなりツラい下りでしたが、何とか膝は持ちこたえてくれて、舗装路に降りると、時間ギリギリとはいえ、何故か絶対に間に合う気がして、少々小走りに走って行くと、停留所が見えて先ほどの登山者がバス待ち♪ 車にひかれないように車道を渡って、バス停の写真を撮ろうとカメラを出したところで、その登山者氏に「時間ピッタリですよ」といわれ、「ええ、諦めかけていたんですけど」と返事をして振り返ったところでバスがやってくるというまさに間一髪。

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(間に合った…)

 バスは何と誰も乗車しておらず、よく見ればフロントガラスに「増便」の表示。予想は良い意味で外れてくれて、ゆったり座って奥多摩駅へ。しかししかし、奥多摩駅では15:36発が目の前で発車(笑)。次の16:05発青梅行きまで30分近くあるので、戻って駅前のスーパーでビールと澤ノ井のワンカップを仕入れ、駅のホームでビールを飲みながら電車を待機です。

 ところが、先に入線するのはそのあとの16:18発ホリデー快速おくたま4号なのですね。16:05発青梅行きで青梅で快速東京行きに乗り換えた方が早いですよ、とのアナウンスもあったのですが、ほとんどの人は乗り換えなしがラクなのか、ホリデー快速に乗車したままでした。

 今日も疲れたので、中央線某駅前のラーメン屋でビール&ラーメンで〆。朝見たネットの天気予報では、今日は傘はいりませんと出ていたのにも関わらず、空からはポツリポツリとやってきて、天気予報が全くアテにならない季節:いよいよ梅雨なのだなぁ…と思いながら重い足取りで家路についたのでした。



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2017.06.15

【七ツ石山から千本ツツジを経て鷹ノ巣山 その1】 山バス情報158

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(千本ツツジ…トウゴクは落花、ヤマツツジは見頃)

【山行日】 2017年06月11日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 04:57 拝島  (JR八高線)
拝島 04:59 - 05:18 青梅  (JR青梅線)
青梅 05:19 - 06:00 奥多摩 (JR青梅線)

「バス」
奥多摩駅 06:05 - 06:40 鴨沢 (西東京バス 627円:ICカード)

「歩行」
鴨沢バス停 06:50 - 07:50 丸太のある場所
丸太    08:00 - 08:40 堂所
堂所    08:50 - 09:55 ブナ坂
ブナ坂   10:05 - 12:10 鷹ノ巣山
鷹ノ巣山  12:30 - 13:25 榧ノ木山
榧ノ木山  13:35 - 14:15 倉戸山
倉戸山   14:25 - 15:20 倉戸口バス停

「バス」
倉戸口 15:20 - 15:40 奥多摩駅 (西東京バス 390円)

「鉄道」
奥多摩 16:05 - 16:37 青梅 (JR青梅線)
青梅  16:43 - 17:13 立川 (JR青梅線)
立川  17:17 - 中央線某駅 (JR中央線)

【地形図】 「丹波」 「奥多摩湖」

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(石尾根自体が随分久しぶりでした)

 本当は、ずっと逢っていないシャクナゲを見に行きたかったのですけれど、なんて書き出しはあまり感心しませんが(笑)、シャクナゲを見るには、泊まりがけにするか、タクシーを使うか、どちらかしないとなかなか逢いに行けないものでして…。まぁ、脚力があれば二軒小屋尾根から天祖とか日帰りできる人もいるのでしょうけれど、どうも私の足では日暮れまでには車道に降りて来られたとしても、最終の東日原のバスに間に合うかどうか(笑)。。。

 で、引っ越してきてそろそろ9ヶ月になるので、利用したいと思いつつまだ利用していなかった奥多摩の一番バスを使って、エアリア奥多摩の赤実線未踏コースを埋めてみることにしました。千本ツツジから鷹ノ巣山避難小屋の稜線と榧ノ木尾根はまだ歩いたことがないので、この二区間を埋めてしまおうというプランです。千本ツツジの様子を見てみるのにもちょうど良さそうです。

 一番バスはそれでも10人程は乗車していたでしょうか。乗客は全員登山者。留浦を過ぎたところで、シルバーパス範囲外のアナウンスが流れ(笑)、鴨沢には06:40過ぎの到着。前回このバス停で降りたのは何と17年前。単独山行50回記念ということで、金曜に休みをもらって新装したばかりの雲取山荘に泊まり翌日は長沢背稜のシャクナゲを見て天祖山経由で下山して以来のことです。

 ただ、その年の暮れに留浦から歩いて同じ登山道を経由して七ツ石山に登っていて、そのときは峰谷に降りています。いずれにしても17年前の話で、鴨沢のバス停の変わりようには驚きました。そうか、そう言えば雲取山は深田百名山だったのか…てな感じで目を丸くしてスタートです。

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 当時の記憶で残っているのは、小袖乗越のあたりと水場、堂所のあたりぐらいのもの。バス停をあとに舗装路を上がっていきながら、こんな感じだったっけ…全然覚えていないや…と心の中で何度も呟いていました。植林の土径になり、コアジサイを見て小袖乗越。立派な駐車場があり、この時間(07:15)で既に満車なのには恐れ入りました。まさか登り尾根に入ったりはしないでしょうから、ほぼ100%鴨沢から雲取ピストンでしょう。

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 十七年前にもあった祠で道中の無事を祈ってから登山道へ。と、その前に一応登り尾根の入口も確認です。今日のところはバリハイルートはゼロにして、17年前に歩いた登山道をたどり直します。というのも、私の足で雲取日帰りが出来るかどうか知りたかったので、一般登山道でせっせと歩くとどのくらいの時間でブナ坂まで行けるのか、今日は自己のタイムを計ってみたいという意図もあったためです。

 登山道に入ってから15分ほどで懐かしい廃屋。確か17年前ももう人が住んでいる気配がなかったと記憶していますが、家の周りといいすぐ近くの畑といい、草ぼうぼうにはなっていないのは、どなたかが手入れをしているということなのでしょう。
廃屋を過ぎて更に十五分ほどで、バス停からちょうど一時間ぐらいが経過して、おあつらえ向きの丸太があったのでアクエリアスでひと息入れ、暑いので山シャツを脱いでザックに仕舞います。

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 まだ水場の手前だし、堂所まであと30分以内はさすがに無理かな…と思いつつ腰を上げて歩き始めると、ユキノシタが咲いていて、写真に撮っているとまた一人後ろから来た人に抜かされてしまいました。この一番バスの皆さんは、おそらく私以外全員雲取日帰りなのでしょう。皆さんハイペースでどんどん先に行ってしまい、私は追いつけません(笑)。

 水場は以前より取水位置が上になりましたが、そのあたりの登山道はぬかるんでいるぐらいでしたから、今でも水は涸れずに取れるのでしょう。今日は暑くなるとばかり思っていたので、水分は合計3Lも持ってきていますので補給はしません。

 水場から20分ほどで左手の登り尾根が同じ高さになって尾根に乗ったところが堂所。そのちょっと先にまたもや丸太が有り、誰もいないことを良いことに、ここで二度目の休憩です。前の休憩地点から40分ほどで来られました。この時点では、この先の縦走路で陽差しにあぶられると思っていたため、日焼け止めを塗ったり、虫除けの薄荷スプレーを帽子にかけて被ったりといろいろ対策を講じました。

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(休憩地点)

 堂所をあとにして、自然林の尾根道を上がっていくと、おそらく奥多摩7時発の便で来たと思われるトレランの人たちに追い抜かれるようになります。そして、このあたりから、雲取下山組の数が急増します。シャクナゲが見たいばかりに、雲取山荘泊ののんびり山行も考えたのですが、やらなくて良かったと思うほどの数です。鴨沢に下る人たちだけでこれだけの数だとすると、昨晩は相当な混雑だったことでしょう。やはり今年は標高と西暦が一致してしまったこともあって、普段の年より訪れる人は相当多いのでしょうね。

 七ツ石小屋との分岐点あたりには、テント泊と思われる若人の団体が大勢いて、これではテン場も相当な混みようだったのだろうと想像がつきます。雲取の下山ルートは鴨沢だけではないのですから、鴨沢ルートだけでこれだけのテン泊組がいるとなると…。雲取山荘泊まりは今年は見送って来年の反動減を狙った方が好いのかも知れない、などと考えてしまいました。

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(ブナ坂へ…)

 七ツ石を巻くブナ坂への径に入るとようやく静かになりほとんど水平な道となります。この時点で09:10。実を言うと家に置いてきたメモに「9時半前にブナ坂なら雲取日帰りに変更も」と記してきたので、これはもしかすると行けるかも…と妙な色気を出してしまいました。しかしこの水平道がなかなか長くて、途中で一瞬息苦しくなってしまったりのハプニングもあったりして、結局ブナ坂は10時5分前の到着。やはり予定通り七ツ石~鷹ノ巣山~倉戸山のコースをゆっくり行くことにします。

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(カラマツ谷林道は相変わらず通行止めのまま)

 ブナ坂到着は鴨沢バス停からほぼ3時間。昭文社のコースタイムより40分早く着けたので私にしては上出来の方でしょうか。雲取山は鴨沢とのピストンなら可能は可能でしょうけれど、どうせ日帰りするのであれば一筆書きで三峰神社に抜けたいですし、早くも雲取山にはその名の通り雲がかかり始めていて、今日は行ってもガスの中でしょう。目が合っても逃げないシカを見ながら、水分補給をかねた休憩を取り、ほとんどの人が向かう雲取山に背を向けて、七ツ石への坂をエッチラ登り始めました。


その2へ続く

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2017.05.07

【アカヤシオは終わってしまったけれど…棒ノ折山から蕎麦粒山 その2】 山バス情報156

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(日向沢ノ峰から蕎麦粒山は防火帯の気持ちのよい尾根)

【山行日】 2017年05月04日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 05:29 拝島 (JR八高線)
拝島 05:46 - 06:04 青梅 (JR青梅線)
青梅 06:05 - 06:34 川井 (JR青梅線)

「バス」
川井駅 06:39 - 06:55 清東橋 (西東京バス 258円:ICカード)

「歩行」
清東橋バス停 07:00 - 08:40 棒ノ折山(棒ノ嶺)
棒ノ折山   08:50 - 09:55 長尾丸山 (途中ロスタイム15分ほど有)
長尾丸山   10:05 - 11:00 山ナシ山(1087?)
山ナシ山   11:10 - 12:10 日向沢ノ峰
日向沢ノ峰  12:40 - 13:20 蕎麦粒山
蕎麦粒山   13:25 - 14:30 一杯水避難小屋
一杯水避難小屋 14:35 - 16:00 東日原バス停

「バス」
東日原  16:14 - 16:48 奥多摩駅 (西東京バス 460円)

「鉄道」
奥多摩  16:54 - 17:56 立川 (JRホリデー快速おくたま6号東京行き)
立川   18:00 - 中央線某駅  (JR中央線 各駅停車松本行き)

地形図 「原市場」 「武蔵日原」

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(蕎麦粒山から一杯水へと向かう尾根道はブナも多い)

 時刻は12:10。 ぽかんと開けた口におにぎりを放り込みながら、帰り道について考えます。予定ではこのまま踊平に降りて素直に大丹波川沿いの林道をのんびり歩いて清東橋に戻るというものだったのですが、清東橋のバスは12:55と16:50。当然13時前のバスは間に合うはずがないですし、17時前のバスは時間が余りすぎて、川井駅まで更に舗装道路を歩く羽目になりそう…。秩父側も名郷までは歩いたことのない径だし、仙元尾根は最終バスが16時ジャストで、あのいやらしいトラバース道を焦って駆け下りるのは真っ平ゴメンです。

 山ナシ山から抜きつ抜かれつの女性はなんと三ツドッケまで行って、戻って有間林道で降りるという話を聞いて、エアリアを眺めて見るに…。蕎麦粒巻いちゃえばその先はほとんど平らの稜線歩きだから、16時過ぎの東日原のバスに余裕で間に合いそうだな…と。最悪逃しても一時間後にもそのまたあとにもバスはあるし…。

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(蕎麦粒山を巻いていけば、と出発したのですが…)

 というわけで、お昼を済ませたら、蕎麦粒山・一杯水と書かれた防火帯の径をゆるゆる…。蕎麦粒山のあたりは、記憶では巻き道の方が濃くて蕎麦粒へ上がる径の方が細いと思っていたのですが、あれれ~前に歩いたはずの離れ岩尾根の分岐でも巻き道が見つからないし、その先で蕎麦粒に直登する径は誰の目にも明らかなのに、巻き道が見当たりません(笑)。巻き道との分岐の指導標も無いし…。目の前に見えてるピークは蕎麦粒じゃなくって桂谷の頭???いやまさか…蕎麦粒を見間違えるなんてあり得ない…。仕方ないので登ってみたら、やっぱり蕎麦粒山で三角点もちゃんとある(笑)。。。

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(蕎麦粒山から来た道を振り返る 奥は川苔山か…)


 鳥屋戸尾根の方へは相変わらず踏み跡がしっかりついていましたが、首をかしげながら、水筒の水でひと休み。山頂をあとに蕎麦粒山から更に西進してみると、かつての巻き道との分岐点には古い指導標も建っており、巻き道の方を指していた板きれがもぎ取られた形になっていて、巻き道の道形が残っているところには木の枝が何本も横に並べられて通せんぼ。。。トラバース道は崩壊してしまったか何かで事実上廃道ということなのでしょうか。。。

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(巻き道が…)

 これにはちょっと驚いてしまいました。というのは、私が初めて蕎麦粒に登ったのは前世紀のことでしたけれど、当時は笹藪を漕ぐような感じで細道を上がっていった先にあるまさに寂峰といったたたずまいでした。しかし、もう今はそんな面影はどこにもありません。まるで別の山になってしまったような印象です。

 そのすぐ先の仙元峠への径は今も健在のようですが、この時点で13:30を回っていましたので、仙元峠から浦山大日堂はよしておいた方がよさそう。。。というより、ここから一杯水の間が素敵な径で、奥多摩にしては人が少ないし、個人的にお気に入りの尾根径なのです(バスの混雑を考えると浦山大日堂の方がとも思うのですが、東日原の西東京バスは、GWならとりあえず16時の便には間違いなく増発を出してくれるでしょう。。。)

 稜線はそれまでの防火帯とは違って、ブナも見掛ける自然林の尾根道になります。さすがに標高1400mあたりですとまだ芽吹きは始まっておらず、枯木の向こうに青空が美しい。そして時折吹き抜ける風が心地よく、歩いていてホント爽快でした。

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 棒杭尾根の分岐で足が疲れてきたので、座って少し足休め。指導標に棒杭尾根入口とか倉沢とかマジック書きしてあって、地形図を取り出してみてみますが、林道に降り立つ前の急傾斜を考えるとこの尾根を下るのはちょっと見送った方が好いだろうと思い、更に西進して一杯水へ向かいます。14時を回って陽差しも強く汗ばみますが、稜線を吹く風が気持ちよく冷やしてくれて助かります。

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 一杯水では若い男性ハイカーが取水中。私の方は結構時間もタイトな感じになってきていたし、写真に撮るだけで素通り。14時半に何とか避難小屋に到着できたので、これからさっさと下れば、ぴったりバスの時間に間に合いそうと一安心。しかし、小屋にはこれから泊まるハイカーさんがいて、小屋前のベンチでビールを開けて乾杯しているのを見るや、うらやましさに喉をゴクリ(笑)。ここに来るたびに思うのだけれど、次回こそは、この避難小屋でのんびり一泊して「まったり山行」をしてみたいとの思いを胸に、下山にかかります。

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 ヨコスズ尾根は何度も通った径。途中山桜をついつい写真に収めようとしたり、たった今芽吹き始めたばかりという感じの萌葱色の稜線の雑木を撮ったりして…しかしこの尾根道は滝入ノ峰を巻くまではほとんど高度が落ちないんですよね。。。滝入ノ峰を巻いたあともそうそう調子よく高度計の表示は下がってくれなくて、それでも時間の方は刻々と進んでくれちゃって、ほんとにコースタイムの100分で下りきれるかな…と心配になってきてしまいました。さっきから同じところを何度も下っているような気もしてきて(笑)、ちょっと焦りますが、ここで怪我をしても馬鹿みたいですから、無造作な足運びはしないように気をつけます。

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(ヨコスズ尾根上部 山桜と芽吹いたばかりの新緑が美しかった)

 そして、今日は結構な距離と時間を歩いたあとなので、石灰採取場のあとの急降下で膝が悲鳴を上げないか、そっちも心配でした。急降下のジグザグ下りではやはり踏ん張りもなかなかきかなくて、転ばないようにと途中で足を休めながらゆっくり下っていくことに。。。最奥の民家の屋根も見えてきて、時計を見れば、まだ16時まで15分残っているので、30分あるからまず間に合うだろうと思いつつも、確かこのあとがずっと長いこと足場の悪いトラバースを歩かされることも思い出して、ああ、そうそう。このあとがあれなんだよな、とちょっとがっくり(笑)。

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 それでも対岸の鷹ノ巣からの尾根が緑色に染め上げられつつある↑のを目にすると何とも言えない和んだ気持ちになります。岩の欠片がゴロゴロしたトラバースは疲れた足には歩きにくいことこの上なく、やっと舗装道路に降り立つと、膝が悲鳴を上げそうになりましたが、何とか持ちこたえてくれて、バス停に到着すると、やはりそこには長蛇の列が。。。登山者だけでなく一般観光客も多く、これでは増発が出ても座れないかも…と酒屋に寄るのを我慢して列の最後尾に着きました。

 発車時刻にやってきたバスはやはり一台のみの増便で、順序よく乗っていった結果、何とか私は増発便の方で席にありつくことが出来たものの、既に東日原から二台とも立ち客が出て、川乗橋で追加の登山客を乗せてほとんど満員となって奥多摩駅へ。さすがにこのバスがホリデー快速に連絡していることは私みたいなハイカーでも身体化されていて(笑)、奥多摩駅でもビールの購入を見送ってホーム停車中の車両へ…。幸いここでも最後部の車両で席にありつくことが出来、時間も時間だしと立川周りで中央線某駅前のラーメン屋でビールセットで〆として、帰途につきました。


おしまい

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2017.05.06

【アカヤシオは終わってしまったけれど…棒ノ折山から蕎麦粒山 その1】 山バス情報156

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(1100m以下のアカヤシオはほとんど終わってしまっていた…)

【山行日】 2017年05月04日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 05:29 拝島 (JR八高線)
拝島 05:46 - 06:04 青梅 (JR青梅線)
青梅 06:05 - 06:34 川井 (JR青梅線)

「バス」
川井駅 06:39 - 06:55 清東橋 (西東京バス 258円:ICカード)

「歩行」
清東橋バス停 07:00 - 08:40 棒ノ折山(棒ノ嶺)
棒ノ折山   08:50 - 09:55 長尾丸山 (途中ロスタイム15分ほど有)
長尾丸山   10:05 - 11:00 山ナシ山(1087?)
山ナシ山   11:10 - 12:10 日向沢ノ峰
日向沢ノ峰  12:40 - 13:20 蕎麦粒山
蕎麦粒山   13:25 - 14:30 一杯水避難小屋
一杯水避難小屋 14:35 - 16:00 東日原バス停

「バス」
東日原  16:14 - 16:48 奥多摩駅 (西東京バス 460円)

「鉄道」
奥多摩  16:54 - 17:56 立川 (JRホリデー快速おくたま6号東京行き)
立川   18:00 - 中央線某駅  (JR中央線 各駅停車松本行き)

地形図 「原市場」 「武蔵日原」

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(イワウチワは葉っぱにもつやがあって丁度見頃)

 引っ越して来て、今春こそは念願の熊倉山宗屋敷尾根を歩きたいと思っていたのですが、さすがに脹ら脛の肉離れをやってしまった身には、ああいう急傾斜の痩せ尾根を直登するようなルートは肉離れの再発が怖くて、躊躇してしまいます。とはいえ、アカヤシオというお花は急傾斜の痩せ尾根に咲いているものなので、今年のアカヤシオ見物は見送ろうかとも思っていたのですが…。

 9年前に歩いたあのルートなら、確かそれほどめちゃくちゃな急登というのもなかったのでは…、という曖昧な記憶を頼りに選んだルートが今回のルート。但し、GWの奥多摩ですから混んだバスをなるべく避けようと、清東橋行きの一番バスで、棒ノ折から前回と逆コースで日向沢ノ峰へ歩いてみよう…というものです(なお、計画した時点では、日向沢ノ峰から踊り平へ降りて清東橋へ戻ってくるつもりでした)。

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 前回このバスを利用したのは、おそらく4年前のこと。もちろん、当時は6時台のバスは捉まえられませんでしたから、7時台のバスでした。今回この路線バスを利用して、少々戸惑ったのが川井駅の上日向方面行きのバス停の位置。 記憶違いかもしれませんが、現在は青梅街道の方にあって、奥多摩方面行きのバス停とは離れていて、ウロウロしてしまい、危うく乗り損ねるところでした。

 バスは結局終点まで私一人の貸し切りで、帰りのバスのあの混雑を考えるとまさに雲泥の差です。清東橋まで乗ったのはもしかすると初めてかも知れません。昔はあまり清東橋行きの便自体がなかったと記憶していますが、現在は6時の便も7時の便も清東橋まで入ってくれるのですね。

 バスを降りて柔軟体操を入念にしてから、奥茶屋へと歩いて行きます。登山道に入ると最初は沢沿いなのですが、結構傾斜は急です。ワサビ田があってちょっと狭い径だけれど、ニリンソウ、ヤマエンゴサク、ヒメレンゲ、マルバウツギ、それに↓これはヨゴレネコノメでしょうか、葯がキャビアみたいになっています(笑)など、私でも知っている花だけでも数種類。他にも名前を知らない花々が咲いていて、なかなか楽しい径です。

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 炭焼き窯跡を過ぎ、しばらくで山の神の祠があって、道中の無事を祈ってから尾根に取り付きます。尾根道は植林帯なのですが、それでも登山道脇にはスミレがいくつも咲いていて、雰囲気も明るい径でそれほど苦にはなりません。「マムシ注意」の看板を過ぎ、もうひと登りすると、傾斜が緩んで左手が自然林の場所があったので、時間も歩き始めからちょうど一時間ぐらい経過していたためスポーツドリンクでひと息入れることにします。標高で750mあたりの地点でしょうか。

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(途中休憩地点)

 自然林があるのはこの場所だけのようで、休憩後は再度植林の急登をこなしていきます。棒ノ折山にはさすがにこの時間だと誰もいないとばかり思っていたのですが、8:40で既に10人ぐらいのハイカーがあちこちのベンチに座っていて、これにはちょっとびっくり。上がってくるとき蜘蛛の巣を何度も払いながら登ってきたので、下の茶屋のキャンプ場からではなく、白谷沢の方から登ってきたのでしょうか。山頂の桜はかなり散ってしまっています。

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 山頂でスポーツドリンクを空にして、日焼け止めを塗ってから、日向沢ノ峰方面へと西進します。すぐに尾根の分岐を右に折れる感じで下っていくのですが、この先にある指導標を見て「え?」と動揺。来た方角を「棒ノ峰」行く先を「落合」と書いてあるのです。もしかして落合へ降りる尾根(仙岳尾根)に入り込んじゃった???まさか? でも、財布も持たずに山へ出掛けようとしたぐらい呆けているし(笑)、分岐を見落とすぐらいのことはしかねない…と戻ってみたのですが、やはり尾根の分岐には指導標も踏み跡もありませんし、地形図で見ればその尾根の分岐を無理に進めば大丹波川に突入するしかありません(笑)。

 結局、この先で落合へ行く径が分岐するという、先走りな指導標だったようで、案の定その指導標から5,6分のところに仙岳尾根の分岐がありました。この間のロスタイム15分ほど。稜線歩き早々に無駄な体力と時間を使ってしまいました。

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(先走り道標:笑)

 仙岳尾根の分岐のすぐ先が槙ノ尾山945m。ほぼ素通りして、稜線を進んでいきます。槙ノ尾山を過ぎると右手の自然林の新緑が美しく、やがて両サイド共に自然林となる部分もあって、このあたりは新緑を満喫できる地点なのですが、すぐそばを林道が走っていて、バイクの爆音が聞こえたりするのが玉に瑕。いつも思うのですが、どうしてあんなに大きな音をたてないといけないのでしょうか。静かに走ればいいのに…。

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 958.4長尾丸山への登りでは植林に戻ってしまうものの、よく見ればカタクリの葉など散見されたりします。長尾丸山には三角点がありますが展望はなく、このあとすぐに稼いだ標高をそのまま手放すような下りになりますし、南側に巻き道がありますから、三角点マニアでなければ巻いてしまった方が好いかも知れません。 長尾ノ丸で棒ノ折山からちょうどまた一時間が経過していたので、テルモスのお茶で一服します。

 長尾ノ丸から先の新緑も悪くありません。途中、カタクリの既に萎れてしまった花など見つかりました。さすがにこの時期のこの標高ではもう終わっています。しかし目に飛び込んでくる新緑の美しさはなかなかのもので、この先のアカヤシオもほとんど終了といった感じだったのですが、この新緑だけでも来て良かったと思わせるものがありました。

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 黒茂山(ウマヤノタル)と標識のあるあたりから、アカヤシオがぽつぽつと散見されますが、どれももう大半が落花していて、樹に残っている花びらより地面に落ちて押し花のようになっている花びらの方が多い状態です。うーむ、やっぱりこの高度では遅すぎたか…残念…という感じで高度を上げていきます。しかし、よく足もとを見ればイワウチワがまさに今が見頃♪とばかり咲いていて、小群落のように咲いている箇所も見つかりました。

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 地形図で見た印象よりも急な傾斜をこなすと、立木に赤テープ巻きで「山ナシ山」と書かれた小ピーク。おそらく1087m峰と思いますが、ちょうどまた長尾ノ丸から一時間経過していたので、座ってテルモスのお茶で再度の一服。

 山ナシ山の先からは結構近くにアカヤシオが咲いているのですが、どれももうほぼ散ってしまっていて、至近距離での撮影は一輪だけとかそんな具合になってしまって、ああ、やっぱり遅くとも先週末に来るべきだったか、と、うなだれながら送電鉄塔へ急登。送電鉄塔の先もまばらな花付きの樹が続き、ああ、もう至近距離での撮影は無理だと諦めたところで、やっと近くで撮ることが出来る樹が見つかりました(トップ写真)。

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(丁度見頃の樹は稜線からかなり離れたところに…)

 その先はさすがに高度も上がってきたため、丁度見頃な樹もあったにはあったのですが、稜線からは遠く離れたところに咲いていて、私の腕とカメラの性能ではあまりよい写真は撮れませんでした。

 有間山との分岐から、最後の急登をこなしていけば、やっと着いたかという感じの日向沢ノ峰。しかし、何と全然期待していなかった富士山が、お昼を過ぎたこの時間でも見えていたのには、本当にびっくりするやら嬉しいやら。山ナシ山から抜きつ抜かれつしていた女性に、「や、今日は富士山は見えないでしょう」と偉そうに言ってしまったのは数十分前。口を開けてぽかんと見とれてしまいました。

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その2に続く

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2016.01.03

【初春は中尾根から静かな御前山へ】 山バス情報141

謹 賀 新 年

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【山行日】 2016年01月02日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿   06:22 - 06:48 立川 (JR中央特快)
立川   06:58 - 07:34 武蔵五日市 (JR五日市線)

「バス」
武蔵五日市駅 07:39 - 08:09 神戸岩入口 (西東京バス IC:597円)

「歩行」
神戸岩入口バス停 08:10 - 08:40 檜原ウッディハウス
ウッディハウス  08:50 - 09:50 700m付近
700m付近     10:00 - 10:50 狛犬様の社
狛犬様の社    11:00 - 12:10 御前山山頂
御前山      12:40 - 13:35 小河内峠
小河内峠     13:45 - 15:10 藤倉バス停 (猿江経由)

「バス」
藤倉 15:24 - 16:10 武蔵五日市駅 (西東京バス 750円)

「鉄道」
武蔵五日市 16:48 - 17:53 新宿(ホリデー快速 遅延

【地形図】 「猪丸」「奥多摩湖」

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 年が明けて最初の山歩きは、最初丹沢の大山にしようかなと考えていたのですが、混雑が目に見えていることもあって、奥多摩は御前山の準バリハイコースを登ることにしました。

 藤倉行きの7時台のバスに乗るには…とネットで鉄道の連絡を見てみると、朝一番の中央特快がとても好い接続とわかり、新宿周りで立川へ。立川で当然のごとく青梅線のホームへ向かうと、そこには武蔵五日市行きは5番線ホームから発車との表示!! そうです、降りたホームでそのまま待てば好かったのですね。しばらく山に通っていなかったので、奥多摩方面のバスだけでなく電車まで浦島太郎になっていました(笑)。

 武蔵五日市駅では5分の連絡でバスが発車だったので、当然バスがスタンバイしていると思っていたのですが、発車時刻ギリギリまでバスはやってきません。寒いバスに揺られて神戸岩入口バス停で下車。

 寒いので身体を温めるべく、すぐに舗装道路を歩き始めます…と、犬が声を枯らしたような動物の鳴き声が聞こえたので見やると、なんと猿です(笑)。新年早々の山歩きでいきなり干支の動物に直接対面とは、縁起が好いのか悪いのか? しばらく歩くと今度は河原の方からサルの親子が目の前の道路を横断。ここら辺は棲みかになっているのでしょうか。。。

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(左手の川から猿の親子が… 逃げ足速く写真には撮れず)

 途中で地元の春日神社を見つけたので、ここで初詣とします。今年一年の山歩きの無事をお祈りして、取り付きとなるウッディハウスへとさらに歩いて行きます。日も短く、今日は少し長めのコース取りですから、神戸岩(かのといわ)の見物は見送りました。

 ウッディハウス裏の取り付きは、橋を渡る手前右手の「いかにも尾根に上がりますよ」という感じの踏み跡をたどっていきます。特に標識もありませんし、マーキングも付いていません。入念に柔軟運動をしてから登っていきました。

 で、この中尾根なんですが、湯久保尾根に負けないほど、ほぼ全行程が植林地帯という尾根です。最後の方に現れる1000m付近のお社だけが救いといえば救い。しかしそれ以外ははっきり言ってつまらない尾根というのが残念ながら個人的な感想です。とりわけ最初の方は植林帯の急登にあえぎ、何故かまた息苦しくなってしゃがみこんでしまったりしたこともあって、よっぽどこのまま帰ってしまおうかと思ったくらいでした。

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(写真より実際はもっと暗い感じ、植林の急登が続く)

 ただ、途中少し踏み跡が薄くなる箇所があるにはあるものの、全体に踏み跡は一般登山道並みと言ってよく、急傾斜ではジグザグを切ってくれたりと、登りに使う限り迷うこともないバリハイ入門には適したコースではないかと思います。静かなコースを歩きたいという人にとってはいいコースなのかも知れません。途中ヒノキの木に思い出したように「中」の字が黄色で書かれていて、おそらくこの山林の持ち主の屋号ではないかと思うのですが、中尾根の名前の由来は湯久保尾根と鋸尾根の中間にあるということとは違うのかも知れないと思いました。

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 狛犬様のいるお社のそばは明るく陽差しもあったので、二度目のティータイム。休憩後は最後のクロノ尾山への急登をこなして一般登山道へ出ました。一般登山道の標識の支柱に「クロノ尾山」のマジック書きがあります。ベンチがありますが、まだ休憩後30分も経過していませんし、一息ついたらそのまま御前山へ向かうことにします。

 ここからは正真正銘の一般登山道。これからたどるコースは、山を始めて間もない1999年の年末に歩いたコースの「ほぼ」逆コースになります。しかしやっぱりというか当たり前というか、記憶に残っている箇所は余りなく、歩いてみてこの御前山周辺の一般コースの良さというかすばらしさを再認識したのでした。

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 クロノ尾山をあとにすると、今までの道が嘘のように自然林の明るい縦走路↑となります。今冬は暖冬ということもありますが、陽差しがぽかぽかと暖かく、まるで春の山を歩いているみたいです。青空が広がって丹沢の山々や富士山も木々の間から垣間見え、稜線歩きを満喫、避難小屋手前で一人に会っただけで、最後の土留めの登りをフウフウいいながら上がるとなんと山頂はお昼過ぎだというのに誰もいません。一番陽当たりの好いベンチを独占して(笑)お昼ご飯です。

 御前山の山頂というのは、余り展望がよくないことでも知られていますが、木々の向こうには、今日のように天気が好ければ富士山が見えていて、遮るものなしというわけにはいかないというだけのことです。それにしても今日は本当に静か…。二つ目のおにぎりにかかったあたりでやっと一人上がってきた登山者がいただけでした。

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(静かな御前山山頂)

 バスの時刻もあることだしと、お昼ご飯を済ませたら、後半戦に挑みます。まずは惣岳山方面へ。六年ほど前に来たときも思いましたが、この稜線はホント気分の好い径ですね。自然林100%の素敵な縦走路…次回こそは葉のある時期に訪れたいと強く思います。下り始めて数分で富士山が綺麗に見える場所に出ます。ベンチもあり、展望第一の方はこちらでランチもお奨めです(トップ写真)。

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(惣岳山へ向かう)

 鞍部から登り返して惣岳山。振り返れば御前山が大きく、改めてこの山の大きさを感じます。惣岳山から六年前は奥多摩湖側へ大ブナ尾根を降り、紅葉がとても綺麗だったことを思い出しますが、今日は小河内峠まで足を伸ばして藤倉へ下山。

 小河内峠へは急傾斜の斜面を降りていきますが、ここも大ブナ尾根に劣らず美林に囲まれた素敵な尾根ですね。おまけに正面には富士山が見えます。約十五年前はここを登りにとったわけですが、下ってみて思うに、ここは下りに取る方が好いのではないかと思いました。

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(小河内峠へ…)

 落ち葉をガサゴソいわせながら下っていき、途中岩場がある箇所は巻き道があるとのことで巻き道を選んだのですが、こちらもとても素敵な雑木の森を歩けて、右手には奥多摩の石尾根方面の展望が広がり奥多摩湖も見えたりで、行きと違って、小河内峠までは楽しくて楽しくて仕方のない行程でした。十五年も経つと価値観も変わるのでしょうが、こんな素敵な径だと記憶に残っていれば、もっと歩いていたのに、と思うことしきりでした。

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(小河内峠手前の美林)

 左手にとうとう…という感じで植林が見えてくれば、小河内峠です。山頂から一時間ほど経過していたので、ここで最後のティ-タイム。時刻は13時半過ぎ。15:24のバスに間に合うように降りたいのと、ちょっと寄り道も考えていたので、余りのんびりも出来ずに、お茶を飲んで一息ついたら暗い植林帯を戻るように降りていきます。
 
 この峠径はおそらく三度目だと思うのですが、陣馬尾根に乗るまでの間、トラバースがザレている箇所があって、一般道とはいえ特に凍結時、注意が必要です。峠から20分ほどで尾根に乗り、植林が減って明るい雰囲気になります。尾根に乗って5,6分で陣馬尾根中ノ平遺跡なる表示に出会います。こんな尾根の上に竪穴式住居跡が見つかったそうで、こんな遺跡の表示があったっけ…と記憶が曖昧でした。

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(遺跡跡)

 遺跡から2,3分で猿江分岐。以前から気になっていたのですが、今日はこの猿江分岐の方へ行ってみることにします。というか、実はこのコースの決め手となったのは今年の干支「申(猿)」にちなむこの地名を思い出したからでした。

 径は非常に明瞭です。というより、十分ほどでコンクリートの舗装道路になります。ネットで猿江について調べたとき、すぐに舗装道路になると書かれていたので、てっきりすぐに猿江の集落に降りてしまうのだとばかり思っていたのですが、舗装道路とはいっても人ひとりが通れるだけの幅しかない路で、車は絶対に入れません。バイクでもかなり難しいと思います。

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(舗装路と言っても人ひとりが通れるほどの幅しかない)

 舗装路はほぼ地形図の破線通りに走っていて、雰囲気的には山道そのものです。舗装路は延々と続き、途中モノレールと交差したりします。そして長時間歩行の後のコンクリート道歩きはやっぱりきつい。。。膝には来ませんでしたが、最後は右足が痛くなってしまいました。

 で、猿江の集落ですが、おそらくは、舗装路になってすぐとしばらく行った先の右下へ分岐する径を下れば、地形図に書かれた猿江の文字のあるあたりの集落に降りることが出来たと推測しているのですが、最初の時点では自信がなかったのと、しばらく行った先の分岐では降りられたとしても15時のバスにはとても間に合わないことなどを考え、今回は見送っておき、とりあえず、この破線路に最後までつきあうことにしました。 ですので、現在猿江の集落がどうなっているか確認することは残念ながら出来ませんでした。

 舗装道沿いで最初に人家を見たのは、おそらく地形図の月夜見沢の文字の夜見のあたりのものではないかと思いますが、片方は少なくとも廃屋、もうひとつも現在も人が住んでいるかどうか微妙…という印象でした。確実に住んでいることが判った人家はやはり中組の文字の左上あたりの人家。いつか日の長い時期にでも訪れる機会があれば猿江の文字のあたりの集落の様子を見てみよう…と思いつつ、見覚えのある藤倉小学校を経て春日神社で無事下山のお礼を言ってから、藤倉バス停へと向かったのでした。

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(藤倉小学校跡)


 藤倉からのバスも発車時刻まで乗車出来ませんでしたが、幸い待ち時間もほとんどなく日暮れまでにはまだ時間があったため寒い思いもせずに済みました。そうそう、乗った大型の新しいバスですけど、今は車内で携帯やスマホの充電も出来るようになっているのですね。これもまた浦島太郎でした。これからはコンセント部分も一緒に持って行くことにしましょうかネ♪

 それから、皆さんはもうご存知かも知れませんが、御前山の登山口付近:宮ヶ谷戸周辺のバス停名がかなり変更になっています。案内表示には旧バス停名も表示されていますが、かなりややこしい変更になっているのでご利用の節はお気を付けください。


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(藤倉バス停 右奥の階段が陣馬尾根登山口)



 最後に…今年も皆さんが安全で楽しい山歩きを楽しまれることをお祈りしています。
 

 本年もどうぞよろしくお願いいたします♪


  

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2015.11.03

【三頭山でプチ紅葉狩り…鶴峠から都民の森】 山バス情報137

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【山行日】2015年10月31日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅   - 07:03 北野 (京王線)
北野   07:05 - 07:15 高尾 (京王線)
高尾   07:26 - 07:54 上野原 (JR中央線)

「バス」
上野原駅 08:10 - 09:20 鶴峠 (富士急山梨バス 1030円)

「歩行」
鶴峠   09:30 - 10:30 オマキ平(向山)分岐
向山分岐 10:45 - 11:55 三頭山西峰
三頭山  12:15 - 12:55 鞘口峠(さいぐちとうげ)
鞘口峠  13:10 - 13:50 森林館 (ヒグラシの路経由)

「バス」
都民の森 14:35 - 15:45 武蔵五日市駅 (西東京バス:急行バス 936円:IC)

「鉄道」
武蔵五日市 15:55 - 16:58 新宿 (ホリデー快速あきがわ2号)


【地形図】 「七保」 「猪丸」

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 またまた長いブランクが開いてしまいました。前回の山行きは丘のようなところをちょこっと歩いただけで半年以上前。バスを使ってまともに山を歩いたのは菜畑山が最後ですので、山のバスに乗るのも一年ぶりです。

 今まで、ブランク後の山の始動は高尾というのがほとんどだったと思うのですが、今回はちょうど近郊の山の紅葉シーズンということもあり、できたら標高1000m以上のところを歩きたいと思いまして、ひねり出したのが鶴峠から三頭山に登って都民の森に降りてしまうという、超お手軽コース。

 私の場合、ブランク明けの山行きで決まって痛むのが左膝の裏。しかし、このコースなら下りも1時間ほどで済み、登りも2時間ほどですから膝に来ることもない(?)だろうと、出掛けてみることにしました。

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(上野原発鶴峠行きバスの車内ではこんなクーポン券が配られていました)

 以前はシーズン中の上野原08:08発は飯尾止まりだったのですが、今は08:10発が鶴峠まで行ってくれます。京王線の特急に乗って北野乗り換えで高尾へ。高尾駅では既に小淵沢行きが入線しているのが見えたので、ああ、こりゃ座れないかと思ったのですが、意外にも楽勝で座席を確保。上野原からのバスも拍子抜けするほど空いていて、普段なら乗ってこない日大明誠の学生さんも乗り込んできて座ってしまえるほどでした。

 さて、鶴峠行きのバスで鶴峠まで乗るのは今回が初めてなのですが、鶴峠の状況を知っている私には、いったいどこで転回して帰っていくのか興味がありました。鶴峠バス停付近にはどう考えても転回出来るスペースがないはずだからです。

 答えは簡単でした。鶴峠下ともいえる地点がバスの転回場所になっていて、今はそこに立派なバイオトイレまであるのです。そこからほんのわずか登ったところが鶴峠バス停というわけです。

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(バイオトイレ完備の鶴峠下のバス転回場所)


 登山口のあるバス停に上がってみると、富士急バスの鶴峠バス停には時刻表がありませんでした。8年前には鶴峠に降りてきて15時台のバスで帰途についたこともあったのですけれど。。。
 コレ、富士急山梨バスのHPで見る限り12月13日の日曜までは土日休日に限り15:40と16:45に小菅の湯発のバスが通過すると思うのですが、時刻表が外されているのは何かワケがあるのでしょうか。HPを見て午後こちらに降りてきた人はかなり不安になるのではないかと思います。

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        (なぜか時刻表がはずされていた…)

 何となくもやもやした気持ちでしたが、見覚えのある三頭山登山口からさっそく登っていきます。最初は色づきはじめの紅葉が見られるのですが、すぐに植林となってしまうので、この区間はややピッチを上げて飛ばします。径は地形図の破線とは少し違っていて尾根の東側を巻くように進んでいきます。

 20分ほどで北東方向に延びる尾根に乗り、ここからは広葉樹林が続く素敵な径です。径は正確には尾根上ではなく尾根の左(北側)につけられていますが、植林はなく自然林百パーセント。標高も1000mを超えて、紅葉もちょうど見頃となった感じです。ただ天気が曇りがちで青空に映える紅葉とならないのが少し残念なところです。

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(尾根に乗る:ここからは広葉樹のプロムナードがずっと続く)

 何度も立ち止まっては色づいた樹林を写真に撮りますが、やはり陽の光がないと、なかなか絵になる写真は撮れません。それでもブナも多くなってきた秋の広葉樹の森を歩くのは気分が好いですね。久しぶりの山歩きでこんな素敵な紅葉狩りが出来て顔にも笑みがこぼれます。

 歩き始めて一時間ほどでオマキ平(向山)の分岐。ちょうど尾根の辺りが赤も雑じって綺麗に色づいていたので、尾根に上がってテルモスのお茶で休憩します。後で考えてみても、この1300m付近が最も色づきが良かったように思います。

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(向山分岐付近にて)

 休憩後も尾根の北側に沿って歩くかたちになります。ただ、注意点はヌカザス・モロクボ尾根への巻き道に引き込まれないようにすること。「三頭山→」の標識もある尾根を上がって行きます。

 今まではなだらかな勾配でしたが、ここからは尾根通し。急傾斜になり、神楽入ノ峰の先には結構なアップダウンもあります。紅葉もこの先では落葉が目立つようになり、神楽入の峰の先は、ほぼ落葉しきって、はや冬枯れ径の様相でした。

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(神楽入ノ峰の先…落葉した冬枯れ径)

 前方に、「ああ、なるほど三頭山という名前の山だ」と思わせる山のシルエットが見え、何度かアップダウンをこなし、話し声が聞こえてくると三頭山の西峰に到達します。家族連れの姿も目立ち、さすがに奥多摩三山に数えられるだけあって人気の山です。少し迷いましたが、スペースもあったし、ちょうど時間もお昼の五分前ということで、西峰でおにぎりタイムにしました。

 昼食後は予定通り鞘口峠の方へ下っていきます。よく間違える人がいますが、蛸(タコ)ではなく刀をおさめる鞘(サヤ)です。読みはおそらく鞘口(さやぐち)が転訛してサイグチとなったのでしょう。コース中にはずっと↓こんな標識があって、ライトが点滅しています。後で気づいたのですが、なんとこの日はハセツネだったのですね。

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 耐久レースは10月だとばかり思っていたのですが、鞘口峠には「リタイアはこちら」と書かれた標識があり、休憩していると、その場にいた係員が「今スタートした」という連絡を受けていました。

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(鞘口峠への径でもきれいな紅葉が見られた)

 鞘口峠到着は13時前。13:05のバスには間に合わないだろうし、14:35のバスには時間が余りすぎ。。。膝の方もまだ大丈夫そう…ということで、休憩後は風張峠の方へ登り返し、都民の森の遊歩道:ヒグラシの路をのんびり歩いて時間つぶしすることにしました。

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(ヒグラシの路にて)

 歩いてみるとヒグラシの路にしろ、そのあと下りに使った黒滝の路にしろ「ほとんど歩かれていない径路」という感じです。人気(ひとけ)がまったくなく、三頭山や都民の森と聞いたときに思い浮かべるイメージとは全く違います。 三頭山で静かなコースをお望みの方は、この「○○の路」なる径路経由で歩かれることをお奨めします。

 ただ、径路は複雑に入り組んでいますので、エアリア裏面程度の地図を携行していないと今自分がどこにいるかわからなくなってしまうでしょうし、径路もザレたところが多く、どちらかというと経験者向(笑)かもしれません。

 ガスも出てきて、紅葉を堪能とはいかなかったヒグラシ&黒滝の路でしたが、静かな森をゆっくりと歩くことが出来てこれはこれでなかなか好い時間つぶしでした。で、黒滝は本当に小さい流れで、「こんなんでも滝っちゅうんかいな?」と言いたくなるぐらい、落差も飛沫も全くないチョロチョロの流れです。名瀑といった滝とはまったく違うものです。

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(落差数十センチの黒滝)

 炭焼き小屋を経由して森林館へ。中はこの季節でこの標高だけあって暖房が入っていました。檜原都民の森は以前にも一度来たことがあるはずなのですが、なにぶん十五年前の話なのでほとんど記憶に残っていませんでした。

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(森林館へ)

 帰りのバスは座れないと悲惨ということで、30分ほど前からバス停で待機。待っている間ライダーの爆音がうるさく、ああ、そうだそうだ、といろいろ思い出してきました。陽差しがなく標高1000m近くあるとさすがにバス待ちの間は肌寒く、上着を着ての待機です。

 バスは臨時が一台出て、二台でスタートしたのですが、立ち客が出る有様。立っている人には申し訳ないなと思いつつ、何度も居眠りをしながら一時間あまりかかって武蔵五日市駅に到着。五日市からはちょうどホリデー快速が連絡よかったのですが、このホリデー快速も四両しかなく、五日市駅で既に立ち客が出ていました。

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2015.02.15

【やっと山遊び♪ 秋川丘陵~弁天山】

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(下山途中、大岳山がなんとも愛しかった)

【山行日】 2015年02月11日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 09:36 拝島(JR中央線)
拝島 09:52 - 10:01 秋川(JR五日市線)

「歩行」
秋川駅  10:10 - 11:20 祠前のベンチ
ベンチ  11:35 - 12:30 上川霊園
上川霊園 13:05 - 13:50 弁天山手前ベンチ
ベンチ  14:10 - 14:15 城山
城山   14:20 - 15:00 武蔵五日市駅

「鉄道」
武蔵五日市 15:05 - 15:24 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:39 - 中央線某駅 (JR中央線)

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(竹林…こんな季節でも美しい緑が楽しめる)


 実家の方の片付けもやっとメドがたち、あとは業者さんを呼んで残置物の処理→解体という感じで、やっと山に行けそう…と思ったら、見積もりに来た業者さん曰く「液体と中身の残ったスプレー缶は引き取れないのでご自分で処理してください」。えぇ?そういう一般ゴミに出せないものを処理するからお金取るんじゃないの?と反感を覚えつつも、ダメなものはダメらしい。

 もう三ヶ月もご無沙汰しているので、山には行きたいし、でもやらにゃならんこともあるし…。もう少しすると花粉シーズン本格化だし…。

 水曜の祝日は、天気も上々。やや春めいて暖かな絶好の山日和。この日は水曜だからゴミ出しも可能。ん?ゴミ出ししてから山行けば好いじゃん♪ 久々の山だから足慣らし程度、ってことは遅いスタートでチョロッと行けるコースなら問題なし。。。

 というわけで、山と渓谷社『東京都の山』(旧版)で、目星をつけておいた秋川丘陵にコースは決定。ここなら、バスの時刻も気にせず、時間と相談しながらコースは柔軟に変更可能ですから…。

 自宅を出たのは7時前。でも実家に寄ってゴミ出ししてからとなると、やはりスタートは遅く、9時過ぎに実家を出て、秋川の駅に着いたのはちょうど10時。日の短い季節にこれはちょっと悪い子ですが、まぁ、行先が秋川丘陵ですから。。。

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 ガイドブックには秋川駅から八王子行きのバスに乗って秋留橋で下車スタートと紹介されていますが、バスまで20分以上ありましたし、バス代ももったいないので(笑)歩くことにします。駅の南側には「かたらいの路 秋川丘陵」と案内掲示がありますが、オレンジ色の点線で示されたコースはまだ整備されていないらしく、道標もなくわかりにくかったので、西秋留石器時代住居跡を経由せずに、ガイドブック通り交通量の多い車道伝いに歩きました。
 
 で、案内掲示板を見たときから、ん?と思ってはいたのですが、ガイドブックに載っている取り付きは現在通行禁止↓で、トンネルの東側にあるやや荒れた感じの未舗装林道沿いに尾根に乗ります。

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 そして、この尾根に乗ったところからの取り付きがとても難しいです。冗談ではなくある程度の地形判断能力が必要で、地形判断できても取り付きを見つけるのは至難の業です。
私はたまたまこの尾根のすぐそばに住む方に教えてもらうことが出来たので、取り付けましたが、かなり山慣れた人でも難しい、というかほとんど無理ではないかと思います。

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 取り付きのポイントにはいちおう、ビニール袋が巻かれていました↑が、ほんとうに、遊歩道の取り付きとはとても思えないほどのヤブ(この季節で!)です。踏み跡もあるといえばありますが、これはコースを変えた以上、自治体の方には早急に整備してもらいたいものですね。


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(取り付き地点のヤブ…取り付きはかなりわかりにくい)

 ヤブ径も二、三分で踏み跡がはっきりしてきますし、10分もしないうちに、従来の取り付きからの道に合流します。道は尾根上につけられ、たいしたアップダウンもなく、雑木の多い好ましい道が続いて、やがて竹林となります。 竹林の先に祠があり、ベンチもあるので、ここで時間も11時半前だしと、おにぎりタイムにしました。南側を示して「上戸吹バス停1.5km」の指導標があります。

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 腹ごしらえが済んだら、西進を続けます。イヌシデ等の表示がある雑木の好ましい道を行くとやがて広々とした未舗装林道に近い道になり、あちこちの小ピークで道草を食いながら、のんびり歩きます。

 
 ベンチから30分ほどで左手(南側)にゴルフ場が見え、もしかして富士山は?と期待したのですが、残念ながら、ここは高尾から陣馬?あたりの稜線に邪魔されて、富士山は頭がちょこっと見えるだけなんですね。

 道は花粉対策事業(主伐)を行っている関係か、車輪の跡が目立ち、そこに雪解け水や霜柱の溶けたのやらが溜まって泥濘状態となって歩きにくいことこの上ない状態になってきて、いらいらも極限になってきた頃に、「雹止山」の表示。その昔この近所にお住まいだった方の解説つきで、思わず読み込んでしまいました。

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 雹留山から10分もかからずに舗装道路に着地。そのまま北上して弁天山を目指しても好かったのですが、ここでちょっと寄り道…。

 実はこのコースを選んだもう一つの理由が、一昨年亡くなった父のお墓がこのすぐ近くにあるので、ついでにお墓参りしておこうと思ったからなんです。「せっかく一生懸命働いて建ててくれたお家なのに、取り壊すことになっちゃってごめんね」と一言挨拶しておかないといけないと思いまして(笑)…あとザックのお礼も言いたかったし。。。

 そんなわけで、30分ほどの寄り道をしてから再度スタート。時間はまだ13時過ぎ。これから弁天山経由で武蔵五日市駅でも十分明るいうちに帰れそうですから弁天山を目指します。

 弁天山は2003年に無線遊びがてら一度武蔵五日市駅から逆コースで登ったことがあるのですが、全くと言っていいほど記憶に残っていません。実際、道中見覚えのある場所というのはひとつもなく、弁天山にしろ、網代城跡にしろ、こんなところだったっけ?という感じでした。

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(小休止した弁天山手前ベンチ 弁天山同様都心方面に展望がある)


 
 城山で三角点にタッチして急な下りを降りきると、畑地があって、まだ雪が残っています。この畑地も全く記憶にない。。。そして、その後の長い車道歩きも、まるで記憶に残っていません。本当に来たことがあるんだろうかと、疑いたくなってしまうほどでした。

 武蔵五日市の駅に着いたのはちょうど15時。5分後に列車が出るとわかって、ビールも買わずにトイレだけ済ませて乗車。ま、この後、また実家に寄って少しやらないといけないことあるし…、というわけで、ああ、もう、いい加減、何も考えずに一日どっぷりと山に浸かり、温泉に浸かってみたいよな~と思いつつ、もう一仕事終えてやっと実家を後にしたのでした(笑)。。。


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2014.01.05

【初春は大岳山から白倉】 山バス情報130

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(白倉表参道入口:鳥居の左手に庚申塚、右手に御宝前の石塔がある)

【山行日】 2014年01月03日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 05:35 - 05:55 立川  (JR中央線各駅停車)
立川  06:04 - 06:34 青梅  (JR青梅線)
青梅  06:35 - 07:17 奥多摩 (JR青梅線)

「歩行」
奥多摩駅 07:28 - 07:50 愛宕神社
愛宕神社 08:05 - 08:55 鎖コース分岐
分岐   09:00 - 10:05 鋸山
鋸山   10:15 - 11:35 大岳山
大岳山  12:05 - 12:40 ベンチ
ベンチ  12:50 - 13:10 丸太ベンチ
丸太   13:20 - 14:15 白倉バス停

「バス」
白倉  14:42 - 15:13 武蔵五日市駅 (西東京バス 520円)

「鉄道」
武蔵五日市 15:22 - 15:39 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:50 - 16:30 新宿 (JR中央線 青梅特快)

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(大嶽神社)


 年が明けて、歩き初めはどこにしようかな、と考えていたのですけれど…、久しぶりに大嶽神社で初詣にしました。山を始めたばかりの99年の元旦に白倉から大岳山に登り鋸尾根経由で奥多摩駅に降りたので、同じコースを15年ぶりにと考えたのですが、昨年末にまとまった降水があって、鋸尾根の積雪や凍結の状況がはっきりしない為、北斜面(鋸尾根)を下りにとるより登りにとった方が好いだろうと判断、15年前の全く逆コースで挑むことにしました。

 さすがに三が日の早朝だけあって電車は空いていて、乗り継ぎが多いものの、ゆっくり座れて居眠りし放題。電車の中で食べるつもりの朝御飯を食べ損ねて奥多摩駅に7時半前に到着。寒い中、身体を時間かけてほぐして、乗客も少ない東日原行きや小菅行きのバスの発車後に奥多摩駅を歩き始めました。

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 昭和橋を渡るとすぐ右手に愛宕神社への取り付が見つかり、ここから鋸山方面の指導標に従って目茶苦茶急な階段を登っていけば、やがて駅から20分ほどで愛宕神社に着きます。愛宕神社で道中の無事を祈ったところで、お腹も空いてきて、車中で食べ損ねた朝御飯にします。

 愛宕神社から一旦下って林道交差地点が登計峠でしょうか…、林道を進み指導標に従って右手の鋸尾根に取り付き登っていきます。ああ、そうそう、こんな所だった…下りではその後も何回か使った道なので、結構覚えているものです。送電鉄塔を過ぎジグザグに高度を上げ梯子を登ると見覚えのある祠と二体の像。振り返り見える山塊は本仁田山や川苔山でしょうか…てっぺんの方はやはり雪が見えますが、こちらの鋸尾根はここまでのところ雪はほとんど無い状態。

 更にもう一回梯子を登っていくと、イワカガミの葉っぱが結構あって、シーズンなら(混むだろうけど)お花も楽しめるのでしょうね。細尾根に出て更に高度を上げると鎖場との分岐点が見晴らしもよく、ここで、愛宕神社から50分ほど経過していたので、二度目のティータイムにします。

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(鎖場との分岐点から…川苔山方面の展望)

 この時点でも雪はほとんど無く、例年と同じような冬枯れのコース状況で、鋸山まではアイゼンは要らないかなと思っていたのですが、鉄製の階段を上って更に高度を上げていくと…ちょうど、1046.7の三角点手前の急坂あたりから凍結した雪が気になり始め、三角点の手前でアイゼンを装着することになりました。

 しかし、凍結部分というのはすぐに終わってしまい、つけたアイゼンがかえって邪魔になるほどの土道に変わったりで、着けたり外したりしながら、歩いていくことに。。。ようやく着いた鋸山。。。時刻は十時過ぎ。コースタイムを若干オーバーしてしまいましたが、まぁ、あまり急いで行っても今日は遠望もなさそうだし、よしとしましょう。

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(鋸山山頂)

 鋸山で三度目のティータイムのあとは、南東方向へ一旦下ります。陽の当たり具合に寄るのでしょう、この下りはほとんど雪が無く、高度1100m前後はちょうど要アイゼンの境界線のような感じです。1107のコブの先からは雪道となって、急な登り部分はアイゼンが必要な箇所が多い印象です。前方に大岳山が見えてきて右側にコブを巻くあたりなど時折土道になってしまったりしますが、面倒なので、アイゼンをつけたまま進みます。

 山頂手前、馬頭刈尾根との分岐から先の急登は、さすがに登りでもアイゼン無しではかなり危険な状態。一歩一歩足場を確かめながら最後の急な登りをこなしていくと、懐かしい大岳山の山頂です。時刻は11時半過ぎ。奥多摩の駅を出てから四時間余り。長かったけれど、それほど疲れも感じず、さすがに人気の山だけあって山頂は数十人の人でしたが、なんとかランチ場所を確保してお昼ごはんにありつきます。

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(大岳山山頂 相変わらず人気の山で人が多い)


 展望は、一瞬富士山が頭だけちょろりとその姿を見せましたが、概ね遠望はきかず、いまひとつです。15年前は富士山がクッキリと姿を見せて、丹沢大山の左手に遠く相模湾の海まで望めたのが今でも印象に残っていますが、今日は南の方は雲と靄でぼんやりした展望しか得られません。ただ、陽の光が燦々と降り注いでくれたうえに、風もあまりなくて、三〇分の大休止中、寒い思いをすることはなく、助かりました。

 久々の賑やかな山頂ランチタイムはやはり慣れていないせいか(笑)、余りのんびりもせずに腰を上げ下山にかかります。ただ、午後の白倉のバスは13:03のあとは14:42。13時には間に合うはずもなく、かといって、14:42はちょっと時間が余ってしまいそう…、ということで、すぐ下の大岳神社で参拝がてら時間を潰したり、馬頭刈尾根でも白倉手前のベンチでのんびりしたりと時間調整。

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(山頂直下の大岳神社)


 ちなみにこの日(3日)の下山路の積雪状況は…山頂直下からすぐ下の大岳神社(大岳山荘)までの急坂は要アイゼン。馬頭刈尾根も白倉の分岐までところどころアイゼンがあった方がいい箇所があります。白倉分岐からバス停まではアイゼンは不要でしたが、上部で一箇所ちょっとだけいやらしい場所もあったりします。

 馬頭刈尾根は以前サルギ尾根の帰りに歩いたのですが、季節も変わると多少印象も変わりますね。なかなか白倉分岐に着かなくて、分岐点を見落としたかと思った頃、分岐手前のベンチが現れ、ああ、そうだそうだこの先に確か白倉分岐があるはずと思い出して、小休止。ベンチで時間調整してから、白倉の分岐を降りていきます。

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(白倉分岐手前のベンチ 展望もある)


 15年ぶりの白倉ルート。下りは初めてです。登りにとった時の印象はかなり好印象の道だったのですが、実際は植林の多い道。けれども、明るい印象なのは南面ということもありますが、植林が丁寧に手入れされているからでしょう。下りにとってもなかなか好い径だと思ってしまいます。尾根に沿ってつけられた径ですが、急な箇所はジグザグを切って歩きやすくしてくれています。

 高度を落としていくと、標高800mあたり、丸太を横にしただけの簡易ベンチのようなところが南に開けた展望地点になっています。ここでも時間調整もかねて「ぼんやりタイム」。。。ちょうど一時を過ぎたあたりで陽の光が暖かく、誰も来ないのでどっかりと腰を下ろして休憩しました。


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(標高800m付近の丸太ベンチ展望台)


 丸太ベンチからは地形図通り一旦尾根を外すような形で右手に降りていき、南方に延びる尾根に乗り直します。更に高度を落としていき、「二丁」の丁目石直前で右手に小さな東屋が見つかり中を覗いてみるとお地蔵様がいらっしゃいました↓。そしてその奥には「山祇大神」と彫られた祠。ここまでの道中の無事を感謝して更に下っていくと、舗装道に交差。

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 「白倉バス停まで16分」の指導標に従い山道を降りていくと、神社の鳥居。鳥居の向かって右側には「御宝前」と彫られた石塔。左側には庚申塚があり(トップ写真)、庚申塚の裏には「天保十三」と彫られているように見えます。

 やはりこの道は表参道、登路にとるべき道なのだなぁ、と反省しつつ、お辞儀をして竹林の中を降りていくと白倉の集落。立派な大嶽神社が見えてきます。大嶽神社で今年一年の健康と幸福をお祈りしようと神社に向かうと、雅楽のような音色の音楽が流れてきました。荘厳な雰囲気の中、初詣を済ませ、集落を抜けてバス停へ。

 時刻は14時15分。バスまで30分ほどありましたが、スパッツを外したり、残ったメロンパンを頬ばったり、向かいの角屋商店でワンカップを仕入れて、のんびり呑んだりしていると、時間は程なく過ぎていってくれ、陽が入らなくなって少し寒さが気になる頃にようやく少し遅れてバスがやってきて、乗り込んでぼんやりしていると武蔵五日市駅でした。 

 
 ☆ 最後になりますが、今年も皆様にとって佳き年でありますように。
   安全に山歩きを楽しまれることを祈念いたします。




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2013.10.29

【のんびり紅葉狩り…牛ノ寝通り】 山バス情報124

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【山行日】2013年10月27日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (JR中央線)

「バス」
甲斐大和駅 07:45 - 08:20 小屋平 (栄和交通 臨時 950円)

「歩行」
小屋平  08:25 - 09:30 石丸峠
石丸峠  09:40 - 10:45 巡視路手前
手前   10:55 - 11:15 榧の尾山
榧ノ尾山 11:35 - 12:35 棚倉(大ダワ)
棚倉   12:45 - 14:25 小菅の湯

「温泉」
小菅の湯 14:25 -15:10 (3時間 600円)

「バス」
小菅の湯 15:20 - 16:37 上野原駅 (富士急バス 1120円)

「鉄道」
上野原 16:40 - 16:56 高尾 (JR中央線)
高尾  17:14 - 京王線某駅 (京王線)

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(牛ノ寝通りに入ってすぐ)


 う~、また一ヶ月もブランクが空いてしまいました。このあいだまで暑かったと思ったら、あっというまに紅葉シーズンです。やっと天気と時間の都合がついたので、どこに行こうかな~と考えたのですが、まだバリエーション・ルートをやるほどの気力はないし、のんびり余裕を持って歩きたい…ということで、牛の寝通りに紅葉目当てで行ってみることにしました。

 牛ノ寝は、七年前の同時期にも行っていますが、当時はもちろん上日川峠にバスで行けるわけもなく、裂石から必死に歩き、牛ノ寝もかなりの早歩きで、なんとか日帰りをこなしました。今回は、甲斐大和発のバスを利用。ラクをして前回急ぎ足で歩いた牛ノ寝をのんびりゆったり歩いてみようというわけです。

 甲斐大和発上日川峠行きのバスは、実は朝使うのは今回が初めて。08:10発ですが、好天の場合、ひとつ前の電車で行けば臨時便で早めに着けるということをリンク先の皆さんからの情報で知っていましたから、八王子06:35発の松本行きに乗るべく八王子駅で待機。甲斐大和で下車してホームに降りると、「わ、すごっ!」というのが第一声(笑)。

 栄和交通さんのバスが走るまでは、ハイシーズンでも甲斐大和駅で下車する人って、ごく僅かなものでしたが、今や塩山駅を遙かに凌いでますね。臨時のバスが二台出ても立ち客が出る有様です。

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(小屋平にて)

 甲斐大和駅ってかなり標高が高いのですが、そこからぐんぐん高度を上げて、あっという間に曇ったガラス窓越しに嵯峨塩鉱泉あたりの紅葉が結構好い感じに見えたので、「あちゃぁ、来週行こうと思っていた源次郎は今週だったかー」なんて感じでボーっと車窓風景に見とれているとほどなく小屋平です。

 予想はしていましたけど、結構な寒さです。幸い風がないので好かったのですが、これで強風だったりしたら手袋ないと指が落ちるかも知れない(笑)ような冷たさで、ここで下車した皆さん、一様にウォームアップに時間かけていました。


 しかし、このバス、上日川峠だけではなくて、小屋平から歩き始められるというところがイイですね。嵯峨塩から歩き始めるのもよし、すずらん昆虫館の手前から中日川峠とか、下日川峠とか…。小屋平を8時半前に出発なんて、昔だったら塩山からタクシー相当奮発しないと無理なお話で、まさに夢のようです。

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(石丸峠手前より大菩薩湖 奥は南ア)

 そんなわけで、小屋平から1時間ほどで、あの何とも言えない開放感が素敵な石丸峠です。ここってホント晴天の時来るといいですよね。石丸峠の手前あたりから周囲が「ぱぁっ」と開けて山肌のうねりにうっとりとなってしまいます。そして小金沢山の横に端正な富士。眼下に大菩薩湖。湖の上に南ア。富士も南アもまだ冠雪していないのがちょっと寂しいところですが、歩いて1時間でこんなところに来られるのですから、小屋平まで950円は安いと言わざるを得ません。

 石丸峠:九時半。スカイブルーの空。快晴です。風もなく陽差しがあるので標高1900m以上あっても全く寒くありません。いきなり朝っぱらから昼寝ならぬ朝寝でもかましたいところですが(笑)、さすがに歩き始めて1時間では、小休止にとどめます。

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(石丸峠より熊沢山)

 広々とした笹原の向こうに熊沢山が素敵ですが、あそこは展望がないので登らず、休憩後は一旦牛ノ寝への分岐を見送って1957m峰(天狗棚山)へ。ここは展望が素晴らしく小金沢への稜線、殊に狼平のあたりの笹原が何とも言えない雰囲気で大好きです。これだけ天気が好いと、ずっとこのままここにいたいとさえ思ってしまいます。右を見れば大菩薩湖の上に南アが見えるし、左を見ればこれからたどる牛ノ寝のほか長峰も真下に見えます。後ろ髪引かれる思いで山頂を後にし、牛ノ寝通りに入ったのは10時前でした。ちょっと遊びすぎたかも知れません(笑)。

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(天狗棚山から狼平・小金沢山)


 牛ノ寝にはいるとさっそく黄金色に輝く黄葉がお出迎えです。全体の色づきははっきり言ってイマイチなのですが、個々の色はときどきハッとさせられるものがあります。真っ赤に色づいた葉もあれば黄色や橙色もあり、そのグラデーションを青空をバックに楽しむのはやはり気持ちのいいものです。

 長峰の分岐。この道標を見るたびに次回こそは…と思いつつまだ踏み込めずにいます。笹がかぶさったいかにも藪径という雰囲気。もう少し気力が充実してから…と今日も分岐を右に分けて、牛ノ寝への径(松姫峠方面)へ足を運びます。

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 長峰の分岐をあとにしても、葉は鮮やかな赤や黄や橙色を見せてくれてここらへんは本当にゆっくりペースで、同じ牛ノ寝を歩くハイカーに道を譲り、何人も先に行ってもらいました。

 榧ノ尾山手前の巡視路分岐は前回とても紅葉が素晴らしかった場所だったのですが、いよいよその手前、というあたりでデジカメの電池トラブル。なんと用意して置いた予備電池も放電で電池切れスレスレ状態だったのです!なんてことでしょう。これからが本番というこのときになって…とがっくり来てしまいましたが、幸いというか皮肉にもというか、巡視路分岐あたりの紅葉はぱっとせず、更にその先も紅葉にはまだ早く、色づき始めと言うよりは「まだほとんど緑色」状態でした。

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(これは玉蝶山付近 標高1400m以下の稜線の紅葉は、まだこれから…)

 やはり今秋は、十月でも30度とかいう状態だったし、「冷え込み」と呼べるほどの温度低下もなかったせいでしょうか、紅葉は全般に遅れているのかも知れませんね。特に牛ノ寝と呼ばれる榧ノ尾山から先はほとんどがまだ緑色。今度の週末でやっと色づき始め(?)ぐらいなのかも知れません。
 
 榧ノ尾山で時間はちょっと早いけれど昼食にして、誰もいなくなったので、陽差しもあるしここで少し昼寝でも…と思った矢先に団体さんがやってきてお昼休憩を宣したので退散(苦笑)。大ダワ(棚倉)まで紅葉もなくカメラのバッテリーもあまりないので、コースタイム未満で歩いてしまい、時計とメモってきたバスの時刻を見て、今日はまだ足慣らしの第二段階みたいなものだし…と高指山の手前からワサビ田経由で小菅の湯へ降りることにしました。

 膝を痛めないようにゆっくりのんびり下ったので、小菅の湯には二時半前の到着。久々に温泉に浸かって手足と身体をほぐし、缶ビールで〆て、上野原行きのバスに乗り帰宅しました。このバスに乗るたびに思うことですが、昔は飯尾や小菅から鶴峠のあの車道を顔をしかめながら歩いたり、よくやったものだと思います。甲斐大和~上日川峠のバスといい、上野原~小菅の湯のバスといい、当時から考えるとホント便利と言うよりは夢のようなお話です。

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2013.06.04

【花折戸尾根から…サクッと本仁田山】

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(本仁田山山頂直下はヤマツツジがまだたくさん♪)

【山行日】 2013年06月02日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅   - 06:34 登戸 (小田急線)
登戸     06:38 - 07:05 立川 (JR南武線)
立川     07:15 - 07:52 青梅 (JR青梅線)
青梅     08:07 - 08:40 鳩ノ巣 (JR青梅線)

「歩行」
鳩ノ巣駅  08:50 - 09:50 750m尾根分岐付近
750m  10:00 - 10:35 チクマ山(1040m峰)
チクマ山  10:40 - 11:15 本仁田山
本仁田山  11:50 - 12:25 815m尾根をはずす地点
815m  12:30 - 13:30 奥多摩駅

「鉄道」
奥多摩  13:43 - 14:19 青梅 (JR青梅線)
青梅   14:26 - 15:21 新宿 (JR青梅特快)

【地形図】 「武蔵御岳」 「奥多摩湖」


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(花折戸尾根1100m付近)

 この週末は金曜の夜が観劇、土曜もお昼にちょっとした用事があって、日曜は雨天の予報だったので、山行きはまたナシか…というムードだったのですが、土曜の夜中に何の気ナシに見た天気予報…午前中まであったはずの雨マークが消えて、日曜の午後は晴マークまで出ているではありませんか。 ええっ!全然準備してないし予定も立ててないよ~、それに日曜にやればいいやと思って掃除もしてないし…。

 という感じで、急遽考えついたのが、三月に川苔山に行った時に時間があれば寄ろうと考えて寄れなかった本仁田山。
 本仁田山だけなら、帰宅してから家で掃除機をかけるぐらいはできそうだし…翌日の月曜夜の観劇(またかよ!)に響くこともないだろう、ということで、朝はいつもよりゆっくりの6時に家を出て電車に乗りました。

 花折戸尾根は、松浦本『バリエーションルートを楽しむ』でも紹介されていますが、下りで紹介されており、エアリアでも赤破線ということで、登りにとると取り付が少々わかりにくいかも知れません。実際登山口には何の表示もないのですが、ネットで検索すれば下のような写真がいくらでも見付かると思います。

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(花折戸尾根の取り付きはこの青い橋)

 この青い橋を渡れば何の造作もなく鳩ノ巣駅から数分で花折戸尾根に乗れます。余計な舗装道路歩きもなく、すぐに土の道を歩けますので、少々藪っぽくても静かな尾根歩きが好きな方は花折戸尾根をお奨めします。道形は非常にしっかりしていますし、途中には古いものながら指導標も何箇所かあります。傾斜も奥多摩駅からの一般登山道に比べたらずっと楽なはずです。

 今日は短めのコースなので、前回道迷いの反省も兼ねて、地形図と尾根を丁寧に照合しながら進むことにします。沢沿いの径ではないので、あまりステップアップは出来ませんが、尾根が合わさると合わさった方向と逆の方向に尾根が曲がる性質を逐一確認したりして、常に自分が今いる位置がどこなのか、正確に指し示すことが出来るように気をつけながら歩いてみました。

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 最初は地形図「武蔵御岳」の左端を歩くわけですが、松浦本にもあるように登ってすぐの426小ピークは左を巻きます。こんな小さなピークが標高入りで書かれるのか、と意外に思うほど、目立たない小突起ですが、確かに尾根の方向がこの小突起で変化します。

 次に注目するのは「武蔵御岳」の一番左端(「奥多摩湖」に移る直前)の部分、570m付近で傾斜が緩む地点ですが、ここでも尾根が合流して尾根の方向が微妙に変化します。こういうのは、しゃにむに登っていると気づかないものですが、丁寧に照応しコンパスをその都度取り出してみれば、確かに法則通りで、たまにはこういう地道な地図読みトレーニングも必要かも知れないと認識を新たにしました。

 そんな調子で遠くホトトギスの鳴き声を耳にしながら669地点に来たのが、9時半過ぎ。少し休もうかと思ったのですが、植林でピークらしい場所でもない平頂なので、余力もあるし傾斜もまだそれほどきつくならないと見て750mの尾根分岐地点まで登って最初の休憩としました。 時刻は09:50。ちょうど歩き始めて1時間が経過した勘定になります。

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(最初の休憩地点 750m尾根分岐点付近)

 休憩地点から登っていくと踏み跡は尾根のやや左側に移り、ヤブっぽい道になります。左手に大岳山などの展望が得られるのですが、ヤブがちな上にどんよりと曇っていて、地形図と照合して山座同定をする気にはなれませんでした。ヤブの途中では結構いろいろなお花が咲いていたのですが、花素人の私には名前のわからないものばかり。。。どなたかご教示いただけたら嬉しいです↓(いちおう花図鑑見て調べてみたのですがわかりませんでした)。

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(これ、そこらじゅうに沢山咲いていたんですけど…)

 ヤブを抜けて右植林左自然林の急傾斜の尾根を登っていけば、咲き残りのヤマツツジがちらほら現れて、左からゴンザス尾根を合わせます(指導標有)。 尾根合流地点で早くも降りてくる人に出会い、花折り戸尾根の取り付きを訊かれ、青い橋のことを説明します。

 ゴンザス尾根を合わせれば、やはり尾根の向きは少し右(北)寄りに変わり、地形図通り平坦になって1040のチクマ山。休憩から30分ほどしか経過していませんが、ここらで休んでおかないと、頂上まで一気に登り切るのはきつそうと地形図を見て判断。二回目の休憩とします。

 チクマ山からは地形図通り緩やかに下って、鞍部からしばらくは緩やかな登り返し。。。自然林が優勢となって、ヤマツツジがこれでもかとばかりに咲いています。樹によって随分薄い色の花しかつけないものもあったりして、これって正確には別の種類のツツジなのかな、などと考えているうちに、勾配が厳しくなってきました。尾根の向きも変わりほぼ西向きに急登をこなしていくと、ガスが湧いてきて、新緑にヤマツツジの赤色が乳白色に染まって幻想的な雰囲気です。

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(ガスが出てきた…)

 山のガス独特の匂い。この香りって本当に久しぶり。ただの水蒸気(ていうか雲!)のはずなんだけれど、なぜか懐かしい香りがする、この感覚…。
 「奥多摩駅 安寺沢 ◆ 花折戸尾根」の指導標が現れれば、地形図通りこの急傾斜も終わり。「本仁田山」の標識に従って緩やかな尾根を上がっていけばすぐに三角点のある本仁田山山頂です。時刻は11:15ですが、意外や誰もいません。。。比較的新しいベンチが二つあったので、ひとつを占領して早めのお昼ごはんです。

 山頂は南側が開けていますが、残念ながらガスで展望はゼロ。でも今日はもともと雨予報だったので、降られないだけで万々歳です。山頂にもヤマツツジがあって、少し盛りを過ぎた感じではありましたが、まだじゅうぶんに楽しめました。地形図を見ながら、ここだけじゃちょっと物足りないなぁ…などと考えますが、川苔まで行くわけにもいかないし、今日は山頂で少しのんびりすることにして、帰りはおとなしく奥多摩駅へ下山して早めの帰宅を心掛けます。

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(このベンチで大休止…展望はないけれど、ゆっくりできました)

 奥多摩駅へは戻ってゴンザス尾根を下るという手もありますが、それだとついつい温泉に寄りたくなって、高いビールを飲んだりして無駄遣いをしてしまいそう(笑)。。。ということで、一般登山道で安寺沢へ降りて奥多摩駅とします。

 一般登山道といっても、地形図で見ればわかるとおり、急傾斜がずっと続きますので、気は抜けません。鳩ノ巣駅からの半分以下の距離で標高差600m以上を降りて林道に降り立つわけですから、緩やかな傾斜はほとんどありません。下っていくとさっそく登ってくる人に会います。お二人ともきつそうな表情です。

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 こちらも花折戸尾根後半と同様、ヤマツツジがすごいです↑。本仁田山てこんなにヤマツツジが咲いているとは知りませんでした。しかし花折戸尾根同様、ツツジは上部だけで、すぐに植林帯となります。1000mを切ってくると傾斜はいっそう厳しいものとなり、登ってきた某私立中学登山部の男子生徒たちはさすがにきつそうな表情でした。

 高度を順調に下げて35分ほどで817m地点手前の尾根を右手にはずれる地点に着きました。817方向にはロープが張られ「通行止 登山道ではありません」の立て札まであります。この先は尾根をはずれて目茶苦茶な急傾斜を降りるのがわかっているので、足休めをしておきます。陽が差してきて少し暑くなっていたので水分も補給。

 ジグザグを切りながら尾根をはずれた道はぐんぐん高度を落としていきます。たまに振り返って上を見上げると、尾根は遙か上。この道は登りにとればさぞかしキツイことでしょう。おそらく同じ本仁田山を登っても、奥多摩駅から登った人と鳩ノ巣駅から登った人では、本仁田山という山の印象は随分異なるのではないかと思います。 

 「滑落注意!」の表示からまもなくで里が見えて、更に下れば、乳房観音の指導標があったので、無事下山のお礼にお参りしてみました。乳房観音の先には安寺沢の左岸沿いに踏み跡が上がっていましたが、あれが地形図の1075(平石山)に突き上げる沢沿いの破線路なのでしょうか…?

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(乳房観音)

 もちろん沢沿いの径には入らず、戻って安寺沢の集落へ。集落にはヘビイチゴ(?)がもう実を付けていて春は終わってしまったのだと今更ながら気づいて、あとはすっかり夏の陽差しとなった舗装道路を奥多摩駅まで歩いて、14時前の電車で帰途につきました。

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