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2017.11.08

【足慣らし…鍵掛峠から高川山・むすび山】

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(紅葉はいまひとつだが、黄葉はまぁまぁか… 天神峠手前)

【山行日】 2017年11月05日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 08:01 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  08:10 - 08:53 初狩 (JR中央線各駅停車)

「歩行」
初狩駅  09:00 - 09:45 鍵掛峠(向峠)
鍵掛峠  09:55 - 10:50 羽根子山
羽根子山 11:00 - 11:30 高川山
高川山  11:40 - 13:15 512.9三角点の少し先
三角点  13:40 - 14:25 大月駅

「鉄道」
大月  14:47 - 15:23 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  15:28 - 中央線某駅 (JR中央線快速東京行)

【地形図】 「大月」 「都留」


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(鍵掛峠~カンバ沢ノ頭:標高750mあたりではまさに色づきはじめという感じ)

 10月は連休後、悪夢のように週末が雨に祟られてしまって、ついに山行き無しとなってしまいました。今年の夏がまたひどい冷夏だったため紅葉は期待値ゼロ、一ヶ月のブランクというのもあって、11月のスタートはとりあえずの足慣らしということで、久しぶりに高川山へ行ってみることにしました。

 前回高川山へ行ったのは、なんと17年前の春。記憶では当時はまだそれほど「人気の山」でもなくて、メモによれば、初狩駅から登り90分で山頂、下りも田野倉駅まで90分ほどとのこと。雑木も多くて紅葉も好さそうなんて書いてあります(笑)。

 朝は普段会社に行くより寝坊して6時半にごそごそ起き出して7時過ぎに家を出ました。後から考えると、もう一本あとの直通の甲府行きでもよかったのでしょうが、いちおう前回と違って今回はエアリア赤破線で鍵掛峠から羽根子山経由で登って、むすび山まで尾根歩きする予定なので、15分でも早いにこしたことはないだろうと高尾乗換でアプローチです。

 初狩駅到着は9時前。すごい人出です。この時間で初狩駅だと、みなさん行き先は高川山ですね。ガード下をくぐったら、皆さんと反対に右折してまずは736.4屏風岩・大岩方面の取り付きを確認します。よい子の高川山コースと違って、こちらは指導標のたぐいは全く無くて、屏風岩方面への取り付きも赤テープがあるのみでした。

 エアリアで見ると、鍵掛峠への道は最初実線で途中から破線になっていますが、実線部分は舗装道路・破線部分は山径ということのようです。舗装道路の末端には「お風呂 初狩駅ウラ 八幡荘」の標識があるのみで、高川山とか鍵掛峠とかの文字は全く見当たりません。

 舗装道路の先は荒れた未舗装林道といった感じの径が続き、軽トラならしばらく先まで行けそうでした。途中に1カ所だけ「蚕種石(こたねいし)」という標識がありますが、そのそばにある岩の名称らしいです。

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 蚕種石の先で左手に注意していると、赤テープがあって、未舗装林道もここらでいい加減尽きる感じなので、左折しますが、泥の沼に足を突っ込まないと向こう側へ渡れません(笑)。登山靴が思いっきり汚れます。

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(徒渉というか徒沼:笑 くるぶしまで確実に浸かります)

 渡った先でようやく登山道というか峠道らしくなって、ほどよい傾斜で高度を上げていきます。上がっていくと、しばらくで来た方角を指して「←初狩駅」の道標を初めて見ます。ここまで全く標識もありませんでしたから、バリハイコースを歩き慣れた人でないと、結構不安でしょうし、登りにとるのは少し難しいかも知れません。

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(昔ながらの峠道らしく抉れは深い)

 初狩駅の道しるべを見てから10分弱であっけなく峠に到着。向峠(鍵掛峠)の古い標識が松の木に打ち付けられています。700mと書いてあるようですが、地形図でこの峠の位置は標高670mほどだと思います。初狩駅から1時間ぐらいかなと思っていたのですが、迷うことなく来られれば45分ほどでしょう。

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(向峠:鍵掛峠の標識)

 峠の向こう側の径もかなりはっきりと道形が残っているのですが、木で通せんぼされています。よく見ると「まき道 近ヶ坂峠方面」というお手製の道しるべが見つかりますが、近ヶ坂峠の位置がわかる人は、あまりいないのではないでしょうか。近ヶ坂峠は大月市と都留市の境界線上にあって、ちょうど大幡峠と羽根子山の真ん中あたり。地形図「都留」で見ると峠道が境界に対し90度の角度で横切っているところです。

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(鍵掛峠の南側の峠道は木で通せんぼされている)

 でも、ここに「まき道」とあると、方向から言って「高川山へ向かう途中のピークを巻いていく道」と勘違いしてしまう人が多いせいで、入り込まないように木で通せんぼしているのかも知れません。。。


 峠でひと息入れてから、尾根づたいにカンバ沢ノ頭の方へ向かうと、こちらにもお手製の道しるべがあって現在地を鍵掛峠として、高川山方面を正しく指し示しています。10分も歩かないうちに南に伸びる尾根との分岐に至り、高川山から来たときにそちらへ入り込まないように、ここも木で通せんぼがしてあります。

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            (エアリア赤破線以外の径に入り込まないように通せんぼ)

 尾根づたいの道をゆっくり歩いて行くと、まだ標高にして800mにも満たないのですが、葉が黄色く色づいているのが目に付きます。今年の紅葉はやはり夏が夏だっただけに、鮮やかとは言えないのですが、ピッチはだいぶ速いようで、例年だと今の時期見頃の1400m近辺はもしかするともう終わっているのかも…などと考えながら誰にも会わない尾根道をたどっていきます。

 稜線の南側は雑木が多く、色づきはじめという感じではあるのですが、時期がまだ早いからか、夏の日照不足のせいか、鮮やかさに欠け、特に赤色が弱々しい感じ。深紅という感じの色合いは見られず、黄色も黄金色とまで行かない、控えめな印象の色づきでした。

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 だいぶ高度を上げてきたな…という感じのピークはカンバ沢ノ頭。羽根子山は一旦下った先のすぐ近くのピークなので、ほぼ素通りで羽根子山へ。左手に顕著なピークの高川山が見え始め、右手にスマートな形の富士山が見えてくると羽根子山です。「つる山友会 十周年記念」の新しい立派な山名標識があります。

 羽根子山到着は11時前で鍵掛峠から一時間弱ということで、ここでもテルモスのお茶でひと息入れます。高川山の山頂はおそらく登山者でいっぱいでゆっくり落ち着いて富士山を眺めることも出来ないだろうと、こちらで思う存分眺めておくことにします。

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(羽根子山からの富士山)

 休憩後は、高川山を目指します。エアリアで見ても判る通り、今まで来た道に対してほぼ直角に左折して尾根を下りますが、直進方向の南東尾根に入り込まないように注意が必要です。赤テープもあるので気をつけていれば間違わないと思いますが、指導標は無く、南東尾根にはミストレースと思われる踏み跡がかなり濃く残っています。

 高川山方面=北東方向への尾根は急下りで、トラロープも設置されています。下りきった先には高川山が高く聳え立ち、ここを直登するのかとばかり思って気合いを入れて進んでいくと、そうではなくて、トラバースして巻いていきながら、初狩駅からのメインコースに合流するのですね(笑)。

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(巻き道の紅葉)

 この巻き道の紅葉は、結構綺麗で、今年のような夏でなければ、きっと鮮やかでもっともっと綺麗なのだろうな、と考えながら進んでいくと、男坂と女坂のちょうど分岐のすぐ上に出て、山頂まではすぐでした。

 山頂は予想通りすごい人数の登山者。大人数のパーティーが数組いたりして、大混雑です。もたもたせずにすぐに山頂をあとにすればよかったものの、富士山など写真に撮っていたら、団体さんに写真を撮ってくださいとお願いされたりして(笑)、お腹も空いていたし、結局は、おにぎりをひとつだけお腹に入れて、テルモスのお茶を飲み干して小休止することに。。。

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(高川山からの富士山)

 まるで盛夏のように雪化粧の落ちた富士山を背に、逃げるように山頂を退散。今は大月市独特の指導標が付け加えられて、「むすび山→」に従って下山というか、もうひとつの長い尾根歩きの始まりです。今日は天気が抜群に好くて、上空は綺麗な青空。そのせいか今ひとつの印象の紅葉も青空をバックに撮影すると、そこそこ綺麗に写ったりします。

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 ほぼ尾根上を真正直に通る道のりですから、少々のアップダウンはあるものの、軽快なヒルウォークといった感じで疲れることもありません。高川山から1時間ほどで祠が現れ、大月市の指導標がある天神峠。しかし2013エアリアで破線の花咲への道は指導標もありますが、実線の田野倉方面への道は指導標がはずされてしまったようです。試しに少し偵察してみたのですが、田野倉への径は確かに荒れた感じで、すぐ先で踏み跡も不明瞭な感じになっていました。

 峠へ戻ってむすび山方面へ結構大きく登り返します。展望地点があって、この日は午後でも余裕で富士山が見えると思っていたのですが、何ともう雲の中(笑)。1時間前は高川山からあれほどすっきりと見えていたのに…です。

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(富士山が…)

 天神峠から30分ほどで、通過点としか思えないような場所に三角点が唐突に現れて、ここがどうやら512.9地点のようです。三角点のほんのすぐ先に、展望はないけれど綺麗な紅葉地点があり、お腹も空いてしまったので、1時過ぎですが、大休止にしました。ホントは むすび山で残りを平らげる予定だった おむすび はここで全部お腹に入れてしまい、お湯を沸かしてお茶を煎れ、ゆっくりしました。

 地形図を見れば判るように、この先はむすび山までほぼ真っ平ら。 ノンビリ歩いても15分ほどでしょうか。公園にあるようなベンチが並んだむすび山:大月防空監視哨跡です。むすび山の名前の由来は対岸にある菊花山がおむすびみたいに見えるからなんでしょうか。

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(むすび山)

 ベンチに少し座ってみましたが、あまりのんびりしたいとも思えず、そのまま下山してしまいます。数分で民家の軒先前を通って舗装道に着地。あとは指導標に従って20号線に出て大月駅へ。15:21大月始発の東京行きに間に合うと好いなと思って立てた計画だったのですが、一時間近く前に大月駅に到着してしまい、一本前の高尾乗り換えで帰宅。幸いうまいこと大月から座れて、明るいうちに自宅へ到着。入浴後買い物に行って、山行き後にしては珍しく自炊して夕食にしました。

あ、そうそう、大月駅で見てちょっとびっくりしたのが、岩殿山のこと。

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なんと登山道崩落で入山禁止だそうです。 まぁ、個人的にはもう一回行きたい山ではありませんけど(笑)。


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