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2017.08.08

【霧ヶ峰で夏のお花見…八島湿原から車山】 山バス情報159

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(八島湿原にて…ヤナギランが咲きはじめていました)

【山行日】 2017年08月06日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八王子 06:35 - 09:30 上諏訪 (JR中央線各駅停車)

「バス」
上諏訪駅 09:50 - 10:37 八島湿原 (アルピコ交通 940円)

「歩行」
八島湿原バス停 10:45 - 12:00 物見石
物見石     12:25 - 13:25 車山
車山      13:35 - 14:45 霧ヶ峰インターチェンジ

「バス」
霧ヶ峰インターチェンジ 14:56 - 15:30 上諏訪駅 (アルピコ交通 940円 10分ほど遅延)

「温泉」
片倉館 15:55 - 16:15 (割引券利用で550円)

「鉄道」
上諏訪 16:36 - 17:04 小淵沢  (JR中央線各駅停車)
小淵沢 17:12 - 17:57 甲府   (JR中央線各駅停車)
甲府  18:08 - 19:40 高尾   (JR中央線各駅停車)
高尾  19:48 - 中央線某駅    (JR中央特快東京行き)

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(コオニユリ…まさにちょうど見頃)


 梅雨の間は頑張って働いて、梅雨明けしたら思い切り山へ…と珍しく考えていたのですが(笑)、7月の連休過ぎから、天候が悪化。せっかく用意していた18きっぷの出番もないまま8月を迎え、今度は台風接近。またかよ…とは思ったものの、天気予報をしつこくチェックしていると、6日(日)の諏訪市の天気予報は晴れマークが並んで、早朝の天気予報で大雨と雷の警報が出ていたのにも怯まず、バスで八王子駅へ。

 6時35分発松本行きは、登山客で混雑することが多い列車ですが、この日はそれほどでもなく、八王子からなら皆さん座れる状態でした。電車の乗車時間は3時間。途中、山梨市と日野春で特急あずさの通過待ちがありますが、乗り換えがないので、一度座ってしまえばラクなものです。

 霧ヶ峰へ行くバスは、茅野発にしても上諏訪発にしても9時台発の10時台着が朝一番。茅野駅からだとバス代が倍近くかかってしまうので、上諏訪駅から乗ります。 上諏訪駅は改札出口がひとつしかないのですが、何故か霧ヶ峰行きのバスが発車するのは出口の反対側です。(ちなみに帰りの便が到着するのは出口のある方です)。

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 強い陽差しの中、階段を上がって線路をまたぎ、降りていくと、既にバスがスタンバイ状態。結構大型のアルピコバスですが、中は運転席の前に丸い時計がある、ちょっとレトロなバスでした。乗客はそれほど多くはなく、席が半分ほど埋まっていたかな…という程度。

 ぐんぐん高度を上げてあっという間に標高1600m以上の場所に連れて行ってくれるので、楽ちんです。八島湿原で降りると、青空に入道雲、駐車場の向こうには鷲が峰のたおやかな稜線が望まれ、ガスガスも覚悟していただけに、気分もうきうきしてきます。

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 今回のこのコース選定は約2年前にcyu2さんが歩かれたコースをそっくりそのまま拝借しています。なんだか、ランチ場所まで同じで、まるでコース泥棒みたいですが(笑)、途中のコロボックルヒュッテのティ-タイムはないので、早々と下って一本前のバスで帰っています。あ、あと往復の電車が全然チガウかな(笑)。

 トイレを済ませて、「八島湿原入口」と書かれたシカ除けネットのある入口をくぐると天然記念物指定の湿原植物群落の始まりです。cyu2さんの時と約一ヶ月違っているので、お花も微妙に違ってきます。キスゲは見当たらず、ヤマオダマキも終わってしまっている模様。しかしハクサンフウロやシシウドはまだありますし、なによりヤナギランが咲きはじめていて、結構個体数もあったのが嬉しかったです。ほか、ギボウシ、マツムシソウ、コオニユリ、シモツケソウ↓、クガイソウ、ヨツバヒヨドリ、ツリガネニンジン、カワラナデシコなど。

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 木道が終わり奥霧小屋(現在キャンプ地閉鎖中)を過ぎると右手に休憩できるところがありましたが、物見石まで40分ぐらいということで、物見石まで頑張って登ってからお昼にすることに。。。2ヶ月近く歩いていないうえ、かなり強い陽差しの中を登ったので、ちょっときつかったですけれど、物見石に上がってみると、やっぱり眺めも良くて、ちょうどお昼を知らせるエーデルワイスのチャイムが聞こえてきたところで、おにぎりタイムにしました。
  
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(物見石より八島湿原を見下ろす)

 霧ヶ峰という名前ですし、この日はちょうど二つの台風に挟まれた状態だったので、ガスガスの稜線も覚悟していたのですが、車山の向こうにある黒い雲が気になるとは言え、稜線をすっきり見渡しながらの昼食はなかなか気分の好いものでした。

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 凍らせたスポーツドリンクと抱き合わせで持ってきたので、ジンライムテイストの「のんある気分」は、この暑さの中、ひんやりしていて、何故かちょっとほろ酔い気分(笑)。しかし実際には酔っ払うはずもなくて、蝶々深山への闊達な稜線をゆるゆる歩いて行きます。

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(蝶々深山から車山を目指す)

 遠くから見ると車山と一体に見えた蝶々深山も登ってみればひとかどのピークらしい場所ですが、物見石から30分も経過していないのでほぼ素通り。一旦下ってから木道をまたゆるゆる登っていくと車山乗越。乗っ越から直登する径は通行止めとなっていて、その先のリフトのそばの径を上がっていきます。

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(リフトのすぐ横を通って登って行く)

 遠くから見ても急な傾斜だったこの径は、この日一番の急登ですが、急登に感じるのはそれまでの稜線歩きがあまりに緩やかだったせいかもしれません。山頂手前には車山神社があり、御柱祭りの説明書きを読み、一礼してから、気象レーダードームの向こうにある山頂へ。三角点にタッチして、ひと息入れます。ちょうど物見石から一時間でした。

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(車山神社)

 黒い雲がかなり気になるのと、山頂は観光客が大勢いることもあって、スポーツドリンクを飲み干してしまったら、車山肩へと降りていきます。エアリアマップで見ると山頂から肩までは車道のように感じたのですが、実際は車が通るのはとても無理なほどのゴロゴロ石の道です。

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(マツムシソウ)

 歩きやすい道とは言えませんが、ウスユキソウやマツムシソウが咲いていて、若いカップルの女の子がマツムシソウの写真をスマホで撮りながら、男の子に「この紫の花なんていうんだろ」と言っているのが聞こえて、「それはマツムシソウといってね、その花が咲くと松虫が鳴き始めるからそういう名前になったらしいよ」などとココまで出掛かったのですが、好い雰囲気のところにゲスな年寄りが割り込むような感じがして、やめておきました(笑)。

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 よく見るとコウリンカ↑も咲いています。グライダーが気持ちよさそうに飛んでいたりして、なんとものんびりした雰囲気なのですが、肩に着くと、爆音のバイクがうるさいうるさい。どうしてああまでけたたましい音をたてないといけないのでしょうかね。

 車山の肩に着いたのが14時過ぎ。霧ヶ峰インターチェンジ14:56発の上諏訪行きバスはノンビリ下っても間に合いそうです。コロボックルヒュッテには寄らずに、そのまま強清水方面と書かれた尾根径を下っていくことにします。電気柵で囲われた向こうにはニッコウキスゲの咲き残りが見つかりましたが、さすがにこの時期だと数えるほどしか見つかりません。

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(ニッコウキスゲ…咲き残り)

 そして闊達な眺めの良い尾根径をずっと下って行くのかとばかり思っていたら、結構ヤブっぽい径となって展望も途絶えたりで、この径はインターチェンジへ行く道にしてはあまり歩かれていないような印象でした。第五園地で再び見通しが良くなりますが、あまり歩かれていない径という印象は変わりません。

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(第5園地付近)


 最後はまたコウリンカが見られて、レンゲツツジの群落の表示はあるものの、8月入りとなってはさすがに花は一輪も無しです。

 インタチェンジに着き、ビールを探し回っているうちにバスの時間が刻々と近づいて、少し焦りましたが(笑)、何とか買い求めて、バス停へ。 バスは10分ほど遅れてやってきたので、混んでいるのかと思ったら、行きより空いていて、席は4分の1も埋まっていません。

 しかしこのバス、到着が遅れなくても18きっぷの使える鈍行にはめちゃくちゃ接続が悪いです。15:04の塩山行きは既に行ってしまっています。で、次が16:25の茅野行きなのですが、この普通列車は茅野から先に接続がありません。駅備え付けの時刻表で確認すると、その次の16:36小淵沢行きなら、二回乗り換えるとはいえ連絡がスムーズと判りました。

 1時間はありませんが、45分ぐらい時間があるので、駅前の観光案内所で、「この近くで銭湯でもいいのでお風呂に入れるところがあれば教えていただきたいのですけれど」と尋ねてみると、片倉館を紹介してくれて、ああ、そういえばリブルさんがよく寄っているところだ♪と思い出して、そこへ行くことに。。。地図だけでなく割引券まで戴いて、片倉館へ向かいます。

 明治時代の洋館風な建物のおしゃれな温泉でしたが、このお湯がなかなか佳くて、カラスの行水で電車の発車時刻に合わせてそそくさと出ていくのがもったいなく感じてしまいました。

 それでもあまりのんびりするわけにもいかず、片倉館を出てみると、外は急なにわか雨でした。電車の時刻に合わせて出てきてしまったので、雨の中、傘を差しながら歩いて駅へ戻りましたが、幸いにもすぐにやんでくれて、濡れることもなくすみました。

 上諏訪駅から乗り込んだ電車は3両編成。その次の小淵沢発甲府行きも同じく3両編成でしたが、なんとか座る席を確保できて、甲府からは6両編成の乗り慣れた中央線で高尾へ向かい、電車に乗っている時間の方がずっと長い今回の山旅がやっと終わったのでした。

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(ウスユキソウ : エーデルワイスはセイヨウウスユキソウ)

※お願い:お花の名前、もし間違っていましたら、ご面倒ですがご教示願います。 m(__)m

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コメント

ゴン太さん、こんばんは。

小生は一ヶ月前の7月上旬に、八島湿原〜男女倉山〜山彦谷ノ耳〜車山肩を歩いてきました。なんか偶然ですね。(笑)この界隈は10年以上ご無沙汰でしたが、夏は涼みがてらにのんびり歩くのに良い所だと改めて思いました。片倉館は今回はスキップしましたが、湯船も深くて気持ちの良い温泉で小生も気に入っています。お花も1ヶ月で当然ながら変わるものですね。共通はニッコウキスゲでしょうか。7月上旬で咲き始め、8月上旬で咲き終わりといった感じですね。JRも各駅停車の接続の悪さを何とかして欲しいものです。

投稿: AKIO | 2017.08.09 21:29

 AKIOさん、こんばんは。いつもコメントどうもありがとうございます。

 一ヶ月前ですと、ニッコウキスゲの数もかなり多かったことと思います。やはり訪れるのならその頃がベストなのでしょうね。

 霧ヶ峰は中学校の林間学校以来(笑)で、全く記憶に残っていないのですが、ちょうどAKIOさんが霧ヶ峰を訪れていた頃に中学の同窓会がありまして、卒業アルバムの写真に車山山頂の写真が載っていて、それもあってココを候補に入れていたのです。

 おっしゃる通り、霧ヶ峰は夏に避暑に訪れるにはいいところだな、と私も同じような感想を持ちました。シカにだいぶ食べられてしまったとはいえ、夏のお花がいろいろ残されていて、コースを替えてまたいつか訪れたいなと思いつつ帰途につきました。(それこそAKIOさんの歩かれたゼブラ山のラインはかなり惹かれました♪)

 片倉館、やはりAKIOさんも気に入られましたか。時間があれば、途中下車してでもまた立ち寄りたい、それぐらい佳いお湯ですよね。

投稿: ゴン太 | 2017.08.09 22:22

暑いときはどこに行かれているのか気になっていました。
やっぱり涼しいところに行かれていたんですね。
八島湿原かいいですね。
ビジターセンターに行くと今見られる花の写真集をもらえます。
これをもって湿原を回るのもいいですね。

投稿: 西やん | 2017.08.12 23:14

 西やんさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

 いや、それがそうでもなくて、夏でも標高500m以下から歩き始めて汗だくになっていたりします(笑)。
 実は今日も朝早起きしていくつもりだったところも、歩き始めこそ600mあたりですが、舗装道歩き一時間でやっと登山口というところだったのです。

 早朝の天気予報で、晴れマークがひっくり返って、雨予報に変更されていていたのでやめましたけれど(苦笑)。

 今夏はずっとすっきりしない天気が続いていて、せっかく買った18きっぷが使い切れそうになくて悩んでいます。

 八島湿原のビジターセンタでは写真集を配布しているのですか…知りませんでしたので、今度いくときには立ち寄ってみますね。

投稿: ゴン太 | 2017.08.13 17:51

ゴン太さん、こんばんは~

リンクありがとうございます。
”あれ?こんなルートで行ったかな?”
と自分でも忘れている情けなさです(´゚艸゚)

上諏訪駅から行った方が良かったんでしたね、
初めて霧ヶ峰に行った時使った記憶、そしてその日は超渋滞でバスが目的地に着いたのが午後だったような・・・
帰りに使ったときは満員で吊革に必死で捕まって乗ってた記憶・・・(笑)
ゴン太さん、運がいいんですね♪

下界が暑い時期はホント、ここはすがすがしくてありがたいですよね。
片倉館、独特な雰囲気が良いですよね~
今年は天気が安定しなくて18きっぷが使いきれない・・・
月末に向けて晴れるように祈りましょう!

投稿: cyu2 | 2017.08.15 21:44

 cyu2さん、お疲れのところお呼び立てしてしまったようで、申し訳ないです。でも、今回はきっと心地好い疲れだったのではないでしょうか。やっぱり不言実行、四の五の言わずに決行!ですね。

 18きっぷなので、もう次週からは、少々の雨で済みそうなら、実行に移してみようと考えが少し積極的になりました。

 霧ヶ峰、実質初めてみたいなもの(笑)なので、cyu2さんの歩かれたコースをそっくりそのまま剽窃した訳なのですが、このコースすごくよかったですよ。

 最初はのんびり木道をお花見しながら、その後徐々に高度を上げていって…、まさに暑い時期にうってつけの高原歩きが出来ました。本当にありがとうございます。

 今までは、自分なりに編み出したコースでナマイキに自己満足してたんですけど(笑)、これからはcyu2さんのコース取りを参考にして山歩きのプランを立てよう、なんて考えています。

 北アの裏銀座ってことは、私のハンドルネームの付いたあの急坂を上がったのでしょうか(笑)?。レポ楽しみにしてますので、いろんな思い出をかみしめながらゆっくり仕上げていって下さい。

投稿: ゴン太 | 2017.08.15 22:16

ゴン太さん、こんにちは。

霧ヶ峰、やはり18切符利用では必ず行きたい山ですね。

最近は朝早いバスは土日は使えなくなってしまい、9時以降になってしまいますね。

でも、やっぱり霧ヶ峰はお花の山、初夏から秋にかけてはいつ行ってもそれなりにお花が見られるいい山歩きですよね。今年はキスゲが当たり年だったらしいです。ここ数年、わずかしか見られなかったので、復活を願いたい所です。

片倉館、夏は暑いけど、さっぱりしますね。
でも、いつも浴場の窓が閉まっていて、ほとんどサウナ状態。開けたい気持ちにかられます。(^^;

自分もまだ18切符がたくさん残っています。
果たして使い切れるかそろそろ怪しくなってきました。

投稿: リブル | 2017.08.20 18:06

 リブルさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。

 そうです、以前リブルさんの霧ヶ峰レポを読んだとき、朝早いバスに乗られていて、当時の私には捉まえられないバスだったので、霧ヶ峰は諦めていました。
 
 今回、もうちょっと早いバスがあるといいな…とも思ったのですが、早いバスに乗れる地域の人のほとんどは車を持っているので、逆に利用する人が少ない→よって廃止になったのかもしれないな、と思った次第です。

 都心部の人の乗れる早朝電車はこの8:35八王子発松本行きが一番早いということも多くて、それで、このようなバスダイヤになったのかも知れません。

 片倉館はリブルさんが、あちら方面へお出かけになったときに途中下車してでも寄っているほどでしたよね。私も今回初めて立ち寄ってみて、今後は時間があればぜひ再訪したいと思うようになりました。

 18きっぷですが、この週末に2回目を使ってみたのですが、ちょっといろいろハプニングがあって、某深田百名山のとある山の日帰りに失敗してしまいました(笑)。

 追って、レポをあげるつもりですが、山での不測の事態にすべて対応するのは不可能としても、「最悪の場面もダメな場合どうするか」もいちおう考慮に入れておかないといけないのだな、と痛感した次第です。

 あまり無理して使わなくても、オークションなどで、残り回数分を転売する手もありますので、18きっぷ消化のために無茶なプランを決行するのだけは避けるべきと考えが固まりました。

投稿: ゴン太 | 2017.08.20 21:01

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