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2014.01.05

【初春は大岳山から白倉】 山バス情報130

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(白倉表参道入口:鳥居の左手に庚申塚、右手に御宝前の石塔がある)

【山行日】 2014年01月03日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 05:35 - 05:55 立川  (JR中央線各駅停車)
立川  06:04 - 06:34 青梅  (JR青梅線)
青梅  06:35 - 07:17 奥多摩 (JR青梅線)

「歩行」
奥多摩駅 07:28 - 07:50 愛宕神社
愛宕神社 08:05 - 08:55 鎖コース分岐
分岐   09:00 - 10:05 鋸山
鋸山   10:15 - 11:35 大岳山
大岳山  12:05 - 12:40 ベンチ
ベンチ  12:50 - 13:10 丸太ベンチ
丸太   13:20 - 14:15 白倉バス停

「バス」
白倉  14:42 - 15:13 武蔵五日市駅 (西東京バス 520円)

「鉄道」
武蔵五日市 15:22 - 15:39 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:50 - 16:30 新宿 (JR中央線 青梅特快)

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(大嶽神社)


 年が明けて、歩き初めはどこにしようかな、と考えていたのですけれど…、久しぶりに大嶽神社で初詣にしました。山を始めたばかりの99年の元旦に白倉から大岳山に登り鋸尾根経由で奥多摩駅に降りたので、同じコースを15年ぶりにと考えたのですが、昨年末にまとまった降水があって、鋸尾根の積雪や凍結の状況がはっきりしない為、北斜面(鋸尾根)を下りにとるより登りにとった方が好いだろうと判断、15年前の全く逆コースで挑むことにしました。

 さすがに三が日の早朝だけあって電車は空いていて、乗り継ぎが多いものの、ゆっくり座れて居眠りし放題。電車の中で食べるつもりの朝御飯を食べ損ねて奥多摩駅に7時半前に到着。寒い中、身体を時間かけてほぐして、乗客も少ない東日原行きや小菅行きのバスの発車後に奥多摩駅を歩き始めました。

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 昭和橋を渡るとすぐ右手に愛宕神社への取り付が見つかり、ここから鋸山方面の指導標に従って目茶苦茶急な階段を登っていけば、やがて駅から20分ほどで愛宕神社に着きます。愛宕神社で道中の無事を祈ったところで、お腹も空いてきて、車中で食べ損ねた朝御飯にします。

 愛宕神社から一旦下って林道交差地点が登計峠でしょうか…、林道を進み指導標に従って右手の鋸尾根に取り付き登っていきます。ああ、そうそう、こんな所だった…下りではその後も何回か使った道なので、結構覚えているものです。送電鉄塔を過ぎジグザグに高度を上げ梯子を登ると見覚えのある祠と二体の像。振り返り見える山塊は本仁田山や川苔山でしょうか…てっぺんの方はやはり雪が見えますが、こちらの鋸尾根はここまでのところ雪はほとんど無い状態。

 更にもう一回梯子を登っていくと、イワカガミの葉っぱが結構あって、シーズンなら(混むだろうけど)お花も楽しめるのでしょうね。細尾根に出て更に高度を上げると鎖場との分岐点が見晴らしもよく、ここで、愛宕神社から50分ほど経過していたので、二度目のティータイムにします。

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(鎖場との分岐点から…川苔山方面の展望)

 この時点でも雪はほとんど無く、例年と同じような冬枯れのコース状況で、鋸山まではアイゼンは要らないかなと思っていたのですが、鉄製の階段を上って更に高度を上げていくと…ちょうど、1046.7の三角点手前の急坂あたりから凍結した雪が気になり始め、三角点の手前でアイゼンを装着することになりました。

 しかし、凍結部分というのはすぐに終わってしまい、つけたアイゼンがかえって邪魔になるほどの土道に変わったりで、着けたり外したりしながら、歩いていくことに。。。ようやく着いた鋸山。。。時刻は十時過ぎ。コースタイムを若干オーバーしてしまいましたが、まぁ、あまり急いで行っても今日は遠望もなさそうだし、よしとしましょう。

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(鋸山山頂)

 鋸山で三度目のティータイムのあとは、南東方向へ一旦下ります。陽の当たり具合に寄るのでしょう、この下りはほとんど雪が無く、高度1100m前後はちょうど要アイゼンの境界線のような感じです。1107のコブの先からは雪道となって、急な登り部分はアイゼンが必要な箇所が多い印象です。前方に大岳山が見えてきて右側にコブを巻くあたりなど時折土道になってしまったりしますが、面倒なので、アイゼンをつけたまま進みます。

 山頂手前、馬頭刈尾根との分岐から先の急登は、さすがに登りでもアイゼン無しではかなり危険な状態。一歩一歩足場を確かめながら最後の急な登りをこなしていくと、懐かしい大岳山の山頂です。時刻は11時半過ぎ。奥多摩の駅を出てから四時間余り。長かったけれど、それほど疲れも感じず、さすがに人気の山だけあって山頂は数十人の人でしたが、なんとかランチ場所を確保してお昼ごはんにありつきます。

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(大岳山山頂 相変わらず人気の山で人が多い)


 展望は、一瞬富士山が頭だけちょろりとその姿を見せましたが、概ね遠望はきかず、いまひとつです。15年前は富士山がクッキリと姿を見せて、丹沢大山の左手に遠く相模湾の海まで望めたのが今でも印象に残っていますが、今日は南の方は雲と靄でぼんやりした展望しか得られません。ただ、陽の光が燦々と降り注いでくれたうえに、風もあまりなくて、三〇分の大休止中、寒い思いをすることはなく、助かりました。

 久々の賑やかな山頂ランチタイムはやはり慣れていないせいか(笑)、余りのんびりもせずに腰を上げ下山にかかります。ただ、午後の白倉のバスは13:03のあとは14:42。13時には間に合うはずもなく、かといって、14:42はちょっと時間が余ってしまいそう…、ということで、すぐ下の大岳神社で参拝がてら時間を潰したり、馬頭刈尾根でも白倉手前のベンチでのんびりしたりと時間調整。

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(山頂直下の大岳神社)


 ちなみにこの日(3日)の下山路の積雪状況は…山頂直下からすぐ下の大岳神社(大岳山荘)までの急坂は要アイゼン。馬頭刈尾根も白倉の分岐までところどころアイゼンがあった方がいい箇所があります。白倉分岐からバス停まではアイゼンは不要でしたが、上部で一箇所ちょっとだけいやらしい場所もあったりします。

 馬頭刈尾根は以前サルギ尾根の帰りに歩いたのですが、季節も変わると多少印象も変わりますね。なかなか白倉分岐に着かなくて、分岐点を見落としたかと思った頃、分岐手前のベンチが現れ、ああ、そうだそうだこの先に確か白倉分岐があるはずと思い出して、小休止。ベンチで時間調整してから、白倉の分岐を降りていきます。

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(白倉分岐手前のベンチ 展望もある)


 15年ぶりの白倉ルート。下りは初めてです。登りにとった時の印象はかなり好印象の道だったのですが、実際は植林の多い道。けれども、明るい印象なのは南面ということもありますが、植林が丁寧に手入れされているからでしょう。下りにとってもなかなか好い径だと思ってしまいます。尾根に沿ってつけられた径ですが、急な箇所はジグザグを切って歩きやすくしてくれています。

 高度を落としていくと、標高800mあたり、丸太を横にしただけの簡易ベンチのようなところが南に開けた展望地点になっています。ここでも時間調整もかねて「ぼんやりタイム」。。。ちょうど一時を過ぎたあたりで陽の光が暖かく、誰も来ないのでどっかりと腰を下ろして休憩しました。


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(標高800m付近の丸太ベンチ展望台)


 丸太ベンチからは地形図通り一旦尾根を外すような形で右手に降りていき、南方に延びる尾根に乗り直します。更に高度を落としていき、「二丁」の丁目石直前で右手に小さな東屋が見つかり中を覗いてみるとお地蔵様がいらっしゃいました↓。そしてその奥には「山祇大神」と彫られた祠。ここまでの道中の無事を感謝して更に下っていくと、舗装道に交差。

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 「白倉バス停まで16分」の指導標に従い山道を降りていくと、神社の鳥居。鳥居の向かって右側には「御宝前」と彫られた石塔。左側には庚申塚があり(トップ写真)、庚申塚の裏には「天保十三」と彫られているように見えます。

 やはりこの道は表参道、登路にとるべき道なのだなぁ、と反省しつつ、お辞儀をして竹林の中を降りていくと白倉の集落。立派な大嶽神社が見えてきます。大嶽神社で今年一年の健康と幸福をお祈りしようと神社に向かうと、雅楽のような音色の音楽が流れてきました。荘厳な雰囲気の中、初詣を済ませ、集落を抜けてバス停へ。

 時刻は14時15分。バスまで30分ほどありましたが、スパッツを外したり、残ったメロンパンを頬ばったり、向かいの角屋商店でワンカップを仕入れて、のんびり呑んだりしていると、時間は程なく過ぎていってくれ、陽が入らなくなって少し寒さが気になる頃にようやく少し遅れてバスがやってきて、乗り込んでぼんやりしていると武蔵五日市駅でした。 

 
 ☆ 最後になりますが、今年も皆様にとって佳き年でありますように。
   安全に山歩きを楽しまれることを祈念いたします。




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コメント

ゴン太さん、あけましておめでとうございます。

今年もレポを楽しみにしていますので、よろしくお願いします。

歩き初めは小生もいつも初詣をからめて計画しています。どこかにお参りしないと、その年の山行がなんとなく不安になるようなので。(苦笑)

小屋が営業していた頃は、小屋で年を越す人も沢山いたと聞いたこともありますが、この寒さの中でも日帰りでも数十人ですか。さすがに人気の山ですね。

投稿: AKIO | 2014.01.05 20:31

 AKIOさん、おはようございます。
コメントどうもありがとうございます。

 AKIOさんは、武田神社で初詣だったようで、ずいぶん人が多かったようですね。私は山の近くの地元の小さな神社でということが多いので、たいてい私一人だけなんです。だもんで、ゆっくりいろいろお願いしたりしてます(笑)。

 大岳山の山頂はいつ来ても賑わっていますね~。やはり展望がいい山だと人気が高いのかも知れません。私は遠くから見た時のあの面白い形が好きなので、お気に入りの山になっています。たぶん、回数では自分のなかで一番登っている山なんじゃないでしょうか。。。

 今年も山に行って無事帰ってこられたら、必ず記事をアップしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 

投稿: ゴン太 | 2014.01.06 06:55

ゴン太さん、
初登りは大岳山でしたか。
鋸尾根は何度歩いても楽しいですね。
山頂はやはり賑わっていましたか。
でも、馬頭刈尾根に入ると随分静かだったでしょうね。

自分はまだ今年は山に行けてないので、どこにしようか迷いまくっています。(^^;

今年もよろしくお願いいたします。

投稿: リブル | 2014.01.06 19:41

 リブルさん、こんばんは~。コメントどうもありがとうございます。

 鋸尾根は三回目か四回目だと思うのですが、登りにとったのは初めて。登ってみると、大岳山て駅から歩いて登れる山なんだなぁと、当たり前のことに気づかされました(笑)。海沢探勝路とか、天地山経由とか、まだ歩いたことがないですし、今後もまたコースを変えて登ってみたいと思っています。

 山頂はいつ行ってもたくさんのハイカーが憩っていますネ。個人的には静かな山頂が好きなのですが、たまにはこういうのもいいかな、なんて思ってしまいました。

 馬頭刈尾根はおっしゃるとおり静かでした。でもまだ末端まで歩いたことがないんです。十里木までこちらもいつか歩き通したいですね。

 こちらこそ、今年もよろしくお願いいたしますです。
 

投稿: ゴン太 | 2014.01.06 21:52

ゴン太さん、

三日は一時間違いでしたね。
ボクは朝寒いので遅めの出だしでした。一時間遅いと朝6時まで寝られるので(笑)ショートならこの時間も良いなあ、と。でもさすがに大岳山は人気の山ですね。お正月は普段に近い姿なのでしょうか。ボクが大晦日に歩いた時はお昼時でもガラガラで、ちょっと得した気分でした。

ボクもそろそろお参りを兼ねた山行きをしたいです。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿: komado | 2014.01.06 23:14

ゴン太さん、こんにちは。
大岳山、結構な人手ですね!
今年は白くなった奥多摩を見る(見るだけ)ことが多いな、と思っていましたが、この日はそれほどの積雪ではなかったんですね。
でも日影は凍っていそうですね(^^;;良い初山歩きができて良かったですね♪

2014年もお互い、楽しく山歩きできますように。
今年もよろしくお願いします。

投稿: cyu2 | 2014.01.07 17:01

 komadoさん、こんばんは~。コメントどうもありがとうございます。

 この日は、というか、最近、山に行こうと思って早く寝ると、何故か3時過ぎ頃目が覚めてしまうことが多いのです、年なのでしょうかね(笑)。

 08:29奥多摩着は、中央特快が使えるのでいいのですが、それでも私の所だと五時起きです。六時はもう家を出ていないとアウトですよ!
 最近は山ブームなので八時半着なんて、座れないものだとばかり思っていたので、早起きして私の所から一番早い奥多摩着(07:17着)にしました。

 三が日の大岳山て、今も昔も山頂はGWと余り変わらない(笑)という感じです。雪があることを除けば、三年前のGWと山頂写真はほとんど同じに見えますよ。

 komadoさん、干支にちなんで将門馬場とは捻りましたね(笑)。何とか駒とかそういうのだとばかり思っていましたよ。やっぱりお馬さんが好きな方だとこういう発想なのか~と感心してしまいました。

 こちらこそ、今年もよろしくお願いします。

投稿: ゴン太 | 2014.01.07 20:11

 cyu2さん、こんばんは~。コメントどうもありがとうございます。

 大岳山は、私と同じ様な発想で、初詣を兼ねてという方が多いためか、お正月は結構な人出です。御岳山から縦走してくる人も多いので、お昼頃の山頂は過去三回とも三が日は大賑わいでした。

 雪は1000m以下は融けてしまったようですね。標高1000mより下は普段の年と同じ普通の冬枯れ道でした。ただ、1100m以上になると途端に踏み固められた雪が厄介な存在になります(特に北面)ので、アイゼンは必携です。

 それにしてもcyu2さん、年頭からいきなり八ツとは恐れ入りました。私もこういう泊まりがけの山を今年は少し増やしたいなと考えていたところでした。 でも冬の八ツは寒そうだな~、それに私恥ずかしながらピッケル持っていないんです(笑)。

 こちらこそ、本年もよろしくお願いいたしま~す。
 

投稿: ゴン太 | 2014.01.07 20:23

bus こんばんは
新年初歩きはゴン太さんも「馬」の付くところ(馬頭刈尾根)をしっかり絡めててちょっとふふふって笑ってしまいました。
>スパッツを外したり、残ったメロンパンを頬ばったり、向かいの角屋商店でワンカップを仕入れて、のんびり呑んだりしていると…
バスを待つ間のこんな時間もなかなか捨てがたいですよね♪
私もよく食べ残したジャムパンとお茶などで時間をつぶします。
こんな時でなければできない長閑なこと。
こんなことをひっくるめての山歩きが楽しいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: pallet | 2014.01.08 21:19

 palletさん、おはようございます。コメントどうもありがとうございます。

 馬頭刈尾根は、干支を意識したわけではないんですけど(笑)、結果的にちょこっとだけ歩いてしまいましたね。

 そうそう、私たちバス派って、山を歩いているときだけでなく、バスを待つ間も、バスに乗っている間も、ぜんぶ山歩きの一部なんですよね~。
山を歩き終えてそのあとの方が印象に残ることも。。。地元の方と言葉を交わしたり(ときどきいただきものをしたり!)すると、ああ、今日も早起きして来てよかったなぁ、なんて思っちゃいます。

 こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
 

投稿: ゴン太 | 2014.01.09 07:19

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