« 【大山へ 秦野駅から登る アホ… その2】 山バス情報114 | トップページ | 【ホリデー快速で…日の出山北尾根】 山バス情報116 »

2013.03.05

【真名井北稜から川苔山】 山バス情報115

Manaihokuryo67
(真名井北稜1002mの先で)


【山行日】 2013年03月03日(日)
      

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅  - 05:51 登戸   (小田急線)
登戸   05:58 - 06:25 立川   (JR南武線)
立川   06:39 - 07:34 川井   (JR青梅線)

「バス」
川井駅 07:41 - 07:51 上日向 (西東京バス 220円)

「歩行」
上日向  08:00 - 09:05 710ピーク付近
710  09:15 - 10:00 900m付近
900  10:10 - 11:25 曲ヶ谷北峰
曲ヶ谷  11:30 - 11:45 川苔山
川乗山  12:20 - 14:20 大根の山の神
山の神  14:30 - 15:07 鳩ノ巣駅


「鉄道」
鳩ノ巣 15:11 - 15:41 青梅 (JR青梅線)
青梅  15:44 - 16:54 新宿 (JR中央・青梅線快速電車) 

【地形図】「原市場」「武蔵日原」「武蔵御岳」「奥多摩湖」

Manaihokuryo92
(川苔山山頂)

 山を再び歩くようになって、二ヶ月ほど。そろそろ、人の少ない静かなコースを歩いてみたいなどと、生意気なことを考えるようになってしまって…。しかしながら、まだまだ初心者ですから、バリハイルートを(登りだけ)歩くにしても、難易度の余り高くないところ、ということで選んだのが、まだ歩いたことのない真名井北稜。

 今の時期なら奥多摩もそう混雑していないので、行き帰りの交通機関の大混雑もあまり心配しなくて好いでしょう。川苔山も考えてみたら2000年の夏に行って以来、12年以上訪れていませんから久しぶりです。

 上日向行きのバスも随分久しぶりに乗ります。この日乗った07:41発は接続もちょうど好くて、川井駅でトイレに行ってからバス停で軽く柔軟体操などしていると、すぐにやってくる感じです。この日の乗車は私を含めハイカー三人。

 一人は途中下車。もう一人は上日向で下車し、これから日向沢の峰から有間山・蕨山へと歩く予定とのこと。一人旅が確定して、まずは真名井北陵の取り付きへ。。。バス停留所から清東橋方面へ少し歩くと真名井橋があるので渡ってすぐに右折、薄暗い感じの林道を歩いて行くと右手に、見付かりました「新秩父線39号・38号に至る」の東電の標柱。

 取り付きの写真は、ネットでも見ていましたが、自分で写した写真にしろ、ネットで見た写真にしろ、実際の雰囲気は写真とはかなり異なります。写真より薄暗い感じで、傾斜も実際の方が見た目でも急傾斜に感じます。

Manaihokuryo18
     (真名井北陵取り付き点 写真と実際に見た感じとは結構ちがう…)

 登ってみると、やっぱり結構な傾斜です。登り始めは当然暗い植林帯。ハクションの原因になっている木ばかりで、この季節は本当に植林帯が恨めしい(笑)。きつめの傾斜だけれど、結構上手に山腹を上がっていってくれて、意外に早く尾根に乗れる感じでした。私の足で取り付きから尾根に上がるまで20分弱。松浦本『静かなる尾根歩き』に書いてあった「真名井北陵入口」のプレートは撤去されてしまったのでしょうか、見あたりませんでした。

 尾根に上がれば、右手が自然林となって雰囲気は明るくなって、防寒具をザックに仕舞って尾根歩きをスタート。40号鉄塔は右側(北)を巻き、41号鉄塔の手前で立木に黄色のテープにマジック書きで「←上日向BS」と来た方向を指していますが、果たしてこの場所に必要なものでしょうか??? ここよりもっと別の場所に「下りにとった時に間違いやすい場所」がありますが、そこには表示がなく、設置した人の意図がよくわかりません。

 41号鉄塔を過ぎ、なおも登っていくと、42号鉄塔の手前にある地形図で710のピーク付近が陽当たりもよく好い感じだったので、ここで最初のティータイム。時間を見ると歩き始めからちょうど一時間ほど。風もなく物音ひとつしない静かな小ピークで憩いました。

Manaihokuryo38_2
(710ピーク付近)

 休憩後、42号鉄塔へ。42号鉄塔付近は、ススキが伸びてしまって、ちょっとわかりにくいかも知れません、左手(南)に延びる尾根に入り込まないように、右手(北西)=送電線の方向へ向かいます。送電線はこのあと尾根から離れていきますが、42号鉄塔では送電線の方向へ向かうのが正解です。すぐに小さな伐採地に出ます。小さな伐採地からすぐに今度は大伐採地が左手に現れ、赤杭尾根が一望。エビ小屋山が目立ちます。この大伐採地もススキが伸び放題でした。

 900m付近で松浦本に書いてあるとおりの急登を目の前にして、一旦休憩。前の休憩からあまり高度が稼げていないのですが、この先の連続する急登が判っていたので、ここで休んでおかないとこの先でバテそうだと思ったためです。
 本当に静かです。休憩地点は今回も明るい雰囲気だったので、言うこと無しだったのですが、お茶を飲んでいると上から落石の音が…、続いて動物の気配。むむ?まだクマさんは起きていない(冬眠)よね。ん?、ニオイがするな…、多分シカ…。

Manaihokuryo61
(900m付近 休憩地点)

 休憩後、鈴を少し強めに鳴らしながら、急登と格闘。地形図ではここが急登だとは確かに判りにくい。木に掴まりながらよいしょヨイショと身体を上に運んでいきます。そしてその先の1002への急登。これは本日のハイライト的急登。地形図で見てもキツイ登りとすぐわかる箇所。急傾斜な上に足場はズルズル。ジグザグも切れないし、最後は結局左手にややトラバースする感じで尾根に這い上がります。

 上がったところはちょうど北東からの尾根が合流するところで、真名井北陵を下りにとった時、一番間違え易い場所ではないでしょうか。地形図で見ても北東方向に引きこまれやすい形になっていることが判りますネ。そして、ここにある赤テープも間違いやすい方向に「行け=GO!」と取られても仕方のない代物です。実際、しっかりミストレースと思われる踏み跡がついています。「上日向BS→」の表示を掲げるのならここだと思うのですが、見あたりませんでした(松浦本には表示があるように書いてありますので、私の見落としかも知れません)。

Manaihokuryo63
(真名井北稜を下りにとった時に、たぶん間違えやすい箇所)

 傾斜が弛み、雑木の雰囲気の良い尾根道になります(トップ写真)。右側(北側)にある白い雪が佳いアクセントになって、歩いていて気持ちが好い。前方に見える山は曲ヶ谷北峰でしょうか、それともあれが真名井沢の頭? いずれにせよ、川苔山までまだ300m以上登らなくてはなりません。ふぅ、意外と時間かかるなぁ…。11時前に川苔山に着けたら、本仁田山を越えて奥多摩駅へ降りてみたいなんて考えていたけれど、この調子じゃ、11時前どころか12時前に着けるかどうかも微妙です。

 左手に大岩を見て、再び結構な登りになります。1168は岩尾根になっているので、左側を巻くようにして進むと、傾斜が弛み、やがて右手が窪地になっているところを通過。窪地には雪がたっぷりと残っています。このあたりにシロヤシオの樹があるはずなのですが、やっぱり花を付けていないと判りにくいですね。余り緩やかでもない(笑)登りをなんとかこなすと、ポンと防火帯の一般登山道に飛び出します。「真名井沢の頭」の表示板も見あたらない感じでした。真名井北稜の一連の表示は事故か何かがきっかけで撤去されてしまったのでは?という印象です。

Manaihokuryo81
(曲ヶ谷南峰手前から振り返って真名井沢の頭方面を見下ろす)


 真名井北稜をたどり終えたのが、11時過ぎ。川乗山はすぐそこだと思っていたのですが、実はここからが結構長かった(笑)。 曲ヶ谷北峰への登りは結構急傾斜で、狼住所(おおかみすんど)あたりから振り返ると真名井沢の頭なんて遙か下って感じです。で雪も結構気になってきたなぁなんて思っていたら、曲ヶ谷北峰から先は完全アイスバーンで、もうここからはアイゼンがないと危険というレベル。アイゼン装着をかねてへろへろになった身体を少し休ませ、川苔山への登りにかかります。

 登山道は雪が融けて再度凍結したアイスバーン状態のところが多く、この状態は降雪直後と違って大変厄介なものです。アイゼンやチェーンなどの滑り止め無しで歩くのは非常に危険です。爪を効かせながら、一歩一歩進んで行き、どろどろシャーベット状の山頂に到着。寒いけれど空気はしかし春なのですね。展望は今ひとつでもちろん富士山は見えません。

Manaihokuryo91
(川苔山からの展望 正面は鷹ノ巣山?)

 それでもまぁ、陽差しもあるし明るい山頂です。時間も12時15分前ですから座れそうな場所を見付けて、シートを広げ大休止にしました。。。オニギリを口にしながら、下山コースを時間と相談。この時点で、気持ちは既に鳩ノ巣駅へ即下山と傾いていましたが、どちらに行くにせよ、大ダワまで行って、そこで決めればいいか…と。

 ストックとアイゼンの準備をして、三角点にタッチしてから、山頂を後にします。 曲ヶ谷北峰の手前に鳩ノ巣(船井戸)方面の径が分岐していますので、素直に降りていきます。アイスバーンの代わりにこちらは泥濘(泥だらけ)の径で、ベンチのあるところでアイゼンをはずすも、アイゼンが泥だらけ。。。雪だまりで洗うようにして泥を落とします。  
 船井戸では右手に大ダワへの尾根道がありますが、雪たっぷりで如何にも歩きにくそう…。巻き径を選びます。やや凍結した場所を通り過ぎてホッとしたのか、その先の下り始めた「ほんとうに何でもない場所」でスリップして転倒。右手を激しく打ってしまいました。こりゃ、今日はどうもアカンかな…、と。時間的にも体力的にもそして何より気力という部分で、本仁田山を越えて奥多摩駅は無理そうだ、と判断。

 実際、本仁田山が見えてくると、それはまさに壁のように立ちはだかっていて、とてもあれを登り返すなんて、もう絶対無理…と降参(笑)。 その先の分岐でも、大ダワへすら向かわず、鳩ノ巣駅方面への最短路を選びました。

 この最短路は12年前にも下ったはずなのですが、こんなに長かったっけ…というほど長く感じました。傾斜は急なところがあまりないので下りやすいには下りやすいのですが、まだ長い下りには身体が慣れていないのでしょうか、それとももう年で身体が言うことを聞かなくなっているのでしょうか…、とにかくコースタイムより大幅に時間がかかって、途中二、三人に抜かされて下っていきました。

 最後は熊野神社に寄って無事登下山のお礼をしてから鳩ノ巣駅へ。

Manaihokuryo113

 
 鳩ノ巣駅で次の上り電車の時刻を見ると、何とあと3分ほどで電車がやってくるのが判って、急いでトイレに行って、「ああ、あの駅前のおばちゃんの店でビール買いたいけど、時間無いし、クヤシー!」と呟きながら、跨線橋を大急ぎで渡って、青梅行きの電車に乗り込み、ビールの代わりに水筒の水をラッパ飲みして帰途につきました。

 

|

« 【大山へ 秦野駅から登る アホ… その2】 山バス情報114 | トップページ | 【ホリデー快速で…日の出山北尾根】 山バス情報116 »

コメント

bus こんばんは~
真名井北陵は相棒のゆきさんと二人でアカヤシオの季節に登りました。
でもほんとにすんごい急登で、四つん這いになった?り、
チンパンジーのように木から木へと飛び移った?り…
軟弱登山コンビなんで、ここだけでほとほと疲れて、川苔山はパスしちゃったんです(^^ゞ
「はとのす 駅→」の看板かわいいですね。
新しいのかしら、初めて見ます。
今度行ったときには見逃さないようにしましょう♪

投稿: pallet | 2013.03.06 20:57

 palletさん、こんばんは~。コメントどうもありがとうございます。

 真名井北陵は、赤や白のヤシオの時期の方が好いんでしょうね。palletさんの記事も拝見しましたけれど、真名井北陵だけで川苔パスは、私もアリだと思いますよ。真名井北陵はあの防火帯に出たところで結構完結してますものね。「あ、着いたか…」って感じで。。。

 川苔はオマケで行っても行かなくてもいい、そう思います。確かリンク先の金森さん(山の写真集)も真名井沢の頭で打ち止めにしてそのまま鳩ノ巣に下っていらしたと思います。私は川苔山に随分長いこと行ってなかったので、お久しぶりのご挨拶で寄ってみました。

 「はとのす 駅→」の看板。いいでしょ~。私これ見たとき、ほんと心が和みましたもの。一番最後に
「←鳩の巣駅 ● 熊野神社・鳩の巣駅→」
の分岐がありますから、そこで熊野神社経由の方から降りて来れば絶対見逃さないと思います。

 

投稿: ゴン太 | 2013.03.06 22:05

ゴン太んさん、

慌てて拝見したら精力的に歩かれている感じで驚きました。膝の具合は大丈夫そうですか?私もああ見えてまだ古傷と相談しながら歩いているんですよ。

真名井北稜とか大丹波川はやはりアカヤシオの時期が多いですね。ぼくは最近は丹沢づいていますが、もう少しあたたかくなってお花が咲き出したら奥多摩に戻ろうと思っています。

このままだとゴン太さん、テントまで行っちゃいそうな雰囲気。。。

投稿: komado | 2013.03.07 23:56

ゴン太さん、

実は、私も気が付いてたんですよー1月から(笑)
「だったら挨拶せんか~い」って感じですけど、書きそびれてしまって^^;
今更ですが、実は高尾…1週間違いだったのです。逢ってたら、陣馬まで道連れにしたのになぁ(ソロだったんで・笑)

転落事故(ヨッパでの^^;)での負傷、今でも響いてるんですね。
私も、弱い部分が表に出るようになったので、気をつけなきゃ~~って感じです。

真名井北陵…前から興味あったけど、急登の連続なんですねぇ。
あ、そそ。地形図、チョッピリだけど覚えたの。レベル的には何も解んなかったあの時よりは…って感じですが(笑)

投稿: れれちゃん | 2013.03.08 10:05

 komadoさん、こんばんは。なんだか、あの書きこみ、お呼び立てしてしまったみたいで恐縮です。普通の山の記事だったら書き込まないのですけれど、原さんの新譜だったので…(笑)。

 精力的とまではいかず、ぼちぼち、ほっつき歩いているという感じです。膝の痛みは幸い最初の高尾のときだけで済んでいます。komadoさんの歩き、記事で見てる限り、とても古傷抱えた人とは思えませんけど…(笑)。私もそうですが、身体と相談しながら、それぞれが無理のない範囲で山を愉しめばいいんだと思っています。

 テントですか~。komadoさんには、テントポールを拾ってもらった手前、ちょっと言いにくいのですけれど、うーん、年齢がついにまた新たな大台に乗っかっちゃったので、もう貯金崩しても山小屋にしようかと考えているんです。

 あと、実は山から離れてしまった最初の原因がひどい腰痛だったのです。今はもうほとんどなんともないのですけれど、ちょっとまだテント担ぐ自信ない状態です(大混雑が予想されるとか言ってやっぱ一度ぐらいやってみちゃうかもしれませんけど:笑)。

 そのうちまたどこかでバッティングしちゃうかも知れませんね、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。


投稿: ゴン太 | 2013.03.08 19:33

 
 れれちゃん、こんばんは~。お久しぶりです。

 そうだったのですか、1月から気づかれていたとは…。もう完全に山なんてやめちゃって戻ってこないと判断されているとばかり思っていたのですが。。。覚えていてくれていただけでもありがたいことです。

 膝ですけど、あの酔っぱらい打撲事件(笑)の後遺症ではないのです。
 私、歩き方がよっぽど悪いのでしょうね。特に下りの足運びというか身体全体のバランスみたいのが致命的に悪いんじゃないかと思うのですが、痛む場所はいつもたいてい左膝の外側から裏にかけて。。。これって、ちょっと長いこと山歩きをサボっているとよくなってしまって、泥酔打撲事件以前も何度も痛くなった経験があります。

 真名井北陵は、急登の連続というのとはちょっと違うかも…。急なところはものすごく急なのだけれど、緩やかな傾斜がずっと続くところもあり、という感じです。一般登山道ではない、ただの真正直な尾根歩きだから、ジグザグを切ったり、トラバースして切り返したりというのがないので、無茶苦茶な急登があったかと思えば平坦に近い尾根伝いもあったりするわけです。
 登りにとる限りは迷うようなところもない割と明るい尾根ですので、あと2、3カ月後のヤシオの時期にでもどうでしょうか… 地形図読みの練習にもいいんじゃないかと思います。

投稿: ゴン太 | 2013.03.08 19:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【大山へ 秦野駅から登る アホ… その2】 山バス情報114 | トップページ | 【ホリデー快速で…日の出山北尾根】 山バス情報116 »