2017.08.08

【霧ヶ峰で夏のお花見…八島湿原から車山】 山バス情報159

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(八島湿原にて…ヤナギランが咲きはじめていました)

【山行日】 2017年08月06日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八王子 06:35 - 09:30 上諏訪 (JR中央線各駅停車)

「バス」
上諏訪駅 09:50 - 10:37 八島湿原 (アルピコ交通 940円)

「歩行」
八島湿原バス停 10:45 - 12:00 物見石
物見石     12:25 - 13:25 車山
車山      13:35 - 14:45 霧ヶ峰インターチェンジ

「バス」
霧ヶ峰インターチェンジ 14:56 - 15:30 上諏訪駅 (アルピコ交通 940円 10分ほど遅延)

「温泉」
片倉館 15:55 - 16:15 (割引券利用で550円)

「鉄道」
上諏訪 16:36 - 17:04 小淵沢  (JR中央線各駅停車)
小淵沢 17:12 - 17:57 甲府   (JR中央線各駅停車)
甲府  18:08 - 19:40 高尾   (JR中央線各駅停車)
高尾  19:48 - 中央線某駅    (JR中央特快東京行き)

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(コオニユリ…まさにちょうど見頃)


 梅雨の間は頑張って働いて、梅雨明けしたら思い切り山へ…と珍しく考えていたのですが(笑)、7月の連休過ぎから、天候が悪化。せっかく用意していた18きっぷの出番もないまま8月を迎え、今度は台風接近。またかよ…とは思ったものの、天気予報をしつこくチェックしていると、6日(日)の諏訪市の天気予報は晴れマークが並んで、早朝の天気予報で大雨と雷の警報が出ていたのにも怯まず、バスで八王子駅へ。

 6時35分発松本行きは、登山客で混雑することが多い列車ですが、この日はそれほどでもなく、八王子からなら皆さん座れる状態でした。電車の乗車時間は3時間。途中、山梨市と日野春で特急あずさの通過待ちがありますが、乗り換えがないので、一度座ってしまえばラクなものです。

 霧ヶ峰へ行くバスは、茅野発にしても上諏訪発にしても9時台発の10時台着が朝一番。茅野駅からだとバス代が倍近くかかってしまうので、上諏訪駅から乗ります。 上諏訪駅は改札出口がひとつしかないのですが、何故か霧ヶ峰行きのバスが発車するのは出口の反対側です。(ちなみに帰りの便が到着するのは出口のある方です)。

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 強い陽差しの中、階段を上がって線路をまたぎ、降りていくと、既にバスがスタンバイ状態。結構大型のアルピコバスですが、中は運転席の前に丸い時計がある、ちょっとレトロなバスでした。乗客はそれほど多くはなく、席が半分ほど埋まっていたかな…という程度。

 ぐんぐん高度を上げてあっという間に標高1600m以上の場所に連れて行ってくれるので、楽ちんです。八島湿原で降りると、青空に入道雲、駐車場の向こうには鷲が峰のたおやかな稜線が望まれ、ガスガスも覚悟していただけに、気分もうきうきしてきます。

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 今回のこのコース選定は約2年前にcyu2さんが歩かれたコースをそっくりそのまま拝借しています。なんだか、ランチ場所まで同じで、まるでコース泥棒みたいですが(笑)、途中のコロボックルヒュッテのティ-タイムはないので、早々と下って一本前のバスで帰っています。あ、あと往復の電車が全然チガウかな(笑)。

 トイレを済ませて、「八島湿原入口」と書かれたシカ除けネットのある入口をくぐると天然記念物指定の湿原植物群落の始まりです。cyu2さんの時と約一ヶ月違っているので、お花も微妙に違ってきます。キスゲは見当たらず、ヤマオダマキも終わってしまっている模様。しかしハクサンフウロやシシウドはまだありますし、なによりヤナギランが咲きはじめていて、結構個体数もあったのが嬉しかったです。ほか、ギボウシ、マツムシソウ、コオニユリ、シモツケソウ↓、クガイソウ、ヨツバヒヨドリ、ツリガネニンジン、カワラナデシコなど。

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 木道が終わり奥霧小屋(現在キャンプ地閉鎖中)を過ぎると右手に休憩できるところがありましたが、物見石まで40分ぐらいということで、物見石まで頑張って登ってからお昼にすることに。。。2ヶ月近く歩いていないうえ、かなり強い陽差しの中を登ったので、ちょっときつかったですけれど、物見石に上がってみると、やっぱり眺めも良くて、ちょうどお昼を知らせるエーデルワイスのチャイムが聞こえてきたところで、おにぎりタイムにしました。
  
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(物見石より八島湿原を見下ろす)

 霧ヶ峰という名前ですし、この日はちょうど二つの台風に挟まれた状態だったので、ガスガスの稜線も覚悟していたのですが、車山の向こうにある黒い雲が気になるとは言え、稜線をすっきり見渡しながらの昼食はなかなか気分の好いものでした。

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 凍らせたスポーツドリンクと抱き合わせで持ってきたので、ジンライムテイストの「のんある気分」は、この暑さの中、ひんやりしていて、何故かちょっとほろ酔い気分(笑)。しかし実際には酔っ払うはずもなくて、蝶々深山への闊達な稜線をゆるゆる歩いて行きます。

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(蝶々深山から車山を目指す)

 遠くから見ると車山と一体に見えた蝶々深山も登ってみればひとかどのピークらしい場所ですが、物見石から30分も経過していないのでほぼ素通り。一旦下ってから木道をまたゆるゆる登っていくと車山乗越。乗っ越から直登する径は通行止めとなっていて、その先のリフトのそばの径を上がっていきます。

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(リフトのすぐ横を通って登って行く)

 遠くから見ても急な傾斜だったこの径は、この日一番の急登ですが、急登に感じるのはそれまでの稜線歩きがあまりに緩やかだったせいかもしれません。山頂手前には車山神社があり、御柱祭りの説明書きを読み、一礼してから、気象レーダードームの向こうにある山頂へ。三角点にタッチして、ひと息入れます。ちょうど物見石から一時間でした。

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(車山神社)

 黒い雲がかなり気になるのと、山頂は観光客が大勢いることもあって、スポーツドリンクを飲み干してしまったら、車山肩へと降りていきます。エアリアマップで見ると山頂から肩までは車道のように感じたのですが、実際は車が通るのはとても無理なほどのゴロゴロ石の道です。

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(マツムシソウ)

 歩きやすい道とは言えませんが、ウスユキソウやマツムシソウが咲いていて、若いカップルの女の子がマツムシソウの写真をスマホで撮りながら、男の子に「この紫の花なんていうんだろ」と言っているのが聞こえて、「それはマツムシソウといってね、その花が咲くと松虫が鳴き始めるからそういう名前になったらしいよ」などとココまで出掛かったのですが、好い雰囲気のところにゲスな年寄りが割り込むような感じがして、やめておきました(笑)。

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 よく見るとコウリンカ↑も咲いています。グライダーが気持ちよさそうに飛んでいたりして、なんとものんびりした雰囲気なのですが、肩に着くと、爆音のバイクがうるさいうるさい。どうしてああまでけたたましい音をたてないといけないのでしょうかね。

 車山の肩に着いたのが14時過ぎ。霧ヶ峰インターチェンジ14:56発の上諏訪行きバスはノンビリ下っても間に合いそうです。コロボックルヒュッテには寄らずに、そのまま強清水方面と書かれた尾根径を下っていくことにします。電気柵で囲われた向こうにはニッコウキスゲの咲き残りが見つかりましたが、さすがにこの時期だと数えるほどしか見つかりません。

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(ニッコウキスゲ…咲き残り)

 そして闊達な眺めの良い尾根径をずっと下って行くのかとばかり思っていたら、結構ヤブっぽい径となって展望も途絶えたりで、この径はインターチェンジへ行く道にしてはあまり歩かれていないような印象でした。第五園地で再び見通しが良くなりますが、あまり歩かれていない径という印象は変わりません。

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(第5園地付近)


 最後はまたコウリンカが見られて、レンゲツツジの群落の表示はあるものの、8月入りとなってはさすがに花は一輪も無しです。

 インタチェンジに着き、ビールを探し回っているうちにバスの時間が刻々と近づいて、少し焦りましたが(笑)、何とか買い求めて、バス停へ。 バスは10分ほど遅れてやってきたので、混んでいるのかと思ったら、行きより空いていて、席は4分の1も埋まっていません。

 しかしこのバス、到着が遅れなくても18きっぷの使える鈍行にはめちゃくちゃ接続が悪いです。15:04の塩山行きは既に行ってしまっています。で、次が16:25の茅野行きなのですが、この普通列車は茅野から先に接続がありません。駅備え付けの時刻表で確認すると、その次の16:36小淵沢行きなら、二回乗り換えるとはいえ連絡がスムーズと判りました。

 1時間はありませんが、45分ぐらい時間があるので、駅前の観光案内所で、「この近くで銭湯でもいいのでお風呂に入れるところがあれば教えていただきたいのですけれど」と尋ねてみると、片倉館を紹介してくれて、ああ、そういえばリブルさんがよく寄っているところだ♪と思い出して、そこへ行くことに。。。地図だけでなく割引券まで戴いて、片倉館へ向かいます。

 明治時代の洋館風な建物のおしゃれな温泉でしたが、このお湯がなかなか佳くて、カラスの行水で電車の発車時刻に合わせてそそくさと出ていくのがもったいなく感じてしまいました。

 それでもあまりのんびりするわけにもいかず、片倉館を出てみると、外は急なにわか雨でした。電車の時刻に合わせて出てきてしまったので、雨の中、傘を差しながら歩いて駅へ戻りましたが、幸いにもすぐにやんでくれて、濡れることもなくすみました。

 上諏訪駅から乗り込んだ電車は3両編成。その次の小淵沢発甲府行きも同じく3両編成でしたが、なんとか座る席を確保できて、甲府からは6両編成の乗り慣れた中央線で高尾へ向かい、電車に乗っている時間の方がずっと長い今回の山旅がやっと終わったのでした。

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(ウスユキソウ : エーデルワイスはセイヨウウスユキソウ)

※お願い:お花の名前、もし間違っていましたら、ご面倒ですがご教示願います。 m(__)m

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2017.06.18

【七ツ石山から千本ツツジを経て鷹ノ巣山 その2】 山バス情報158

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(石尾根縦走路にて…この日一番花付きが好かった樹)

【山行日】 2017年06月11日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 04:57 拝島  (JR八高線)
拝島 04:59 - 05:18 青梅  (JR青梅線)
青梅 05:19 - 06:00 奥多摩 (JR青梅線)

「バス」
奥多摩駅 06:05 - 06:40 鴨沢 (西東京バス 627円:ICカード)

「歩行」
鴨沢バス停 06:50 - 07:50 丸太のある場所
丸太    08:00 - 08:40 堂所
堂所    08:50 - 09:55 ブナ坂
ブナ坂   10:05 - 12:10 鷹ノ巣山
鷹ノ巣山  12:30 - 13:25 榧ノ木山
榧ノ木山  13:35 - 14:15 倉戸山
倉戸山   14:25 - 15:20 倉戸口バス停

「バス」
倉戸口 15:20 - 15:40 奥多摩駅 (西東京バス 390円)

「鉄道」
奥多摩 16:05 - 16:37 青梅 (JR青梅線)
青梅  16:43 - 17:13 立川 (JR青梅線)
立川  17:17 - 中央線某駅 (JR中央線)

【地形図】 「丹波」 「奥多摩湖」

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(七ツ石山より雲取山を望む)


 七ツ石山へ登っていくと、背後でひときわ高らかに啼くホトトギスの声が少しずつ遠のいて、やっぱりあちらへ行ってみるべきだったか…とやや後ろ髪引かれる思いもありましたが、山頂に着いてみると雲取山こそ綺麗に見えていたものの、富士山も南アルプスも勿論見えず、雲取山が黒い雲に覆われるのは時間の問題といった様相。逆にこれから向かう鷹ノ巣山方面は雲もなく、こちらで正解と思い直します。それにしてもこの随分立派な山頂の標識はいつ頃建てられたのでしょうか。

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(七ツ石山山頂…誰もいなかった)

 七ツ石山はブナ坂から15分ほどで到着。先ほど休んだばかりなので、ほぼ素通り。ここから峰谷分岐までは、17年前の冬に歩いたことがあるはずなのですが、当然記憶には残っていません。季節も全く違いますから初めて歩くような気分です。

 で、ツツジですが、手元のエアリア奥多摩05年版では峰谷分岐の先が群落のように表示されていますが、峰谷分岐までの間の方が巻き道に関する限り、ヤマツツジの樹は多いように感じました。峰谷分岐を過ぎるとツツジは群落というよりはまばらな印象。ただ、サラサドウダンに出逢えたのは嬉しかったです。

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 今回は自分としてはロングコースですので、高丸山や日陰名栗峰はあっさり巻いています。で、ここのコースタイムなのですが、あとになってよく見れば確かにブナ坂から鷹ノ巣山まで2時間15分なのですが、峰谷分岐~巳ノ戸ノ大クビレが一時間というのばかりが頭に入っていたせいか、なかなか鷹ノ巣山避難小屋が現れず、知らないうちに鷹ノ巣を巻いてしまったのかマサカと少々焦りました(笑)。


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 花の写真を撮りながらゆっくり歩いたとは言え、それほどペースダウンしたつもりもなく、しかし、今度はクワガタソウ(?)↑にも出逢えて、たまにランナーやハイカーに出逢うとはいえ、静かな縦走路歩きでお花にもあえて良かったと歩いて行くと鷹ノ巣山避難小屋が突然という感じで現れて、時刻もちょうど12時前なので、小屋前のベンチでお昼にしちゃおうか、とも一瞬思ったのですが、確か登ってもそれほど時間はかからないとの大昔の記憶を頼りにエッチラ登ると、七ツ石山で見たのとそっくりな石柱の山名標柱。山頂はさすがにお昼時の鷹ノ巣山ですからハイカーが憩っておりましたが、それでも5~6組ほどで、座る場所はいくらでも選べる状態でした。

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(鷹ノ巣山山頂より大岳山・御前山を望む どんより空でも見えていました)

 それにしても、今日は予想と違って、暑いどころか逆に寒いぐらいです。登ってきたばかりの時はそうでもありませんでしたが、じっと座っていると身体がどんどん冷えていきます。お湯を沸かして温かいお茶で暖をとりながらおにぎりをほおばりました。しかしながら、予想通りというか、ブヨの方はこんな寒さの中でも容赦なくたかってきて(笑)、払いのけながらの昼食と相成りました。

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 で、私、実はあのノンアルコールビールというのが、どうもダメでして、山では滅多にノンアルコール系は呑まないのですが、↑これは、わりとイケるかなということで、今日は山で呑んでみました。ジン自体が苦手だと、絶対ダメだと思うのですが味はほぼジンライムで当たり前の話ですが全然酔っ払わないです。でもこんなどんより曇り空の小寒い山頂で飲むと「プハッ」という感じもなくて(笑)、20分ほどで山頂を辞します。

 鷹ノ巣山から水根山を巻いて倉戸山方面へ向かうのは、地形図や登山地図で見ると、ちょっと複雑ですが、実際には指導標に注意していれば、難しいことは何もなく、すぐに素晴らしい静かな自然林の尾根道になります。何故今までここを歩かなかったのか…と後悔するぐらい綺麗な雑木の森で、秋にぜひもう一度訪れてみたいと思いました。

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(なかなかの美林でした)


 ただ、1485m峰の榧ノ木山は注意していないと知らずに巻いてしまうでしょう。私の足でちょうど鷹ノ巣山から一時間ほどでしたので、座ってひと息入れます。

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 榧ノ木山をあとに尾根通しに直接降りていくと、指導標が現れ、よく見ると、ノボリ尾根(鴨沢の登り尾根ではなく峰谷方面へ続く支尾根)のマジック書きがありますが、予定通り倉戸山・熱海方面へ向かいます。しばらくは先ほどと同様、綺麗な美林が続きますが、ちょうど1344:ツンナシノ頭の表示あたりから植林が交じるようになり、足の方もだいぶ疲れてきました。。。

 倉戸山まであと200mも高度を下げて、そのあと一時間の急下りでは膝の方も心配になってきます。やはり毎週のように歩いていないと、こういうロングコースでは体力は持っても膝が持たないかも…の心配があって、それもあって雲取はわりとあっさり諦めがついたのですが、こちらのコースも九時間近いコースタイムですから、侮れません。

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 倉戸山はほとんど登り返しもなく、噂に聞いていた通り広々とした素敵な雑木の森の平地で、指導標のあるところから峰谷(女の湯)寄りに歩いたところに三角点があります。今日三つ目の三角点にタッチして、戻って指導標のあたりで足休め。アクエリアスの1Lボトルを空にして、バスの時刻はどうだったっけ…とザックをごそごそやっているところへ同じコースを下ってきた登山者がやってきて、そのまま山頂を素通りして倉戸口の方へ下っていきました。

 で、バスの時刻を見て、素通りは納得。ほぼ一時間後に倉戸口を通過するバスがあり、それを逃すと次は約一時間後。しかし待てよ…奥多摩湖15:55発というのがあるな…。一時間後のバスは小菅の湯が始発でまず座れっこないのだから、奥多摩湖まで歩けばいいのでは…と思ったのですが、車道歩きの時間も考えると、そうノンビリもしていられません。

 そう気がついて、腰を上げたのはバス通過予定時刻の55分前。この疲れて膝に来そうな足で果たしてコースタイム以下で下れるかどうか少々不安でしたが、最終バスまでまだ何本もバスの便はあるのだし…と落ち着いて事故の無いように下っていきます。

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(あまりノンビリできなかった倉戸山をあとにする)

 時々膝が悲鳴を上げそうになって、かなりツラい下りでしたが、何とか膝は持ちこたえてくれて、舗装路に降りると、時間ギリギリとはいえ、何故か絶対に間に合う気がして、少々小走りに走って行くと、停留所が見えて先ほどの登山者がバス待ち♪ 車にひかれないように車道を渡って、バス停の写真を撮ろうとカメラを出したところで、その登山者氏に「時間ピッタリですよ」といわれ、「ええ、諦めかけていたんですけど」と返事をして振り返ったところでバスがやってくるというまさに間一髪。

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(間に合った…)

 バスは何と誰も乗車しておらず、よく見ればフロントガラスに「増便」の表示。予想は良い意味で外れてくれて、ゆったり座って奥多摩駅へ。しかししかし、奥多摩駅では15:36発が目の前で発車(笑)。次の16:05発青梅行きまで30分近くあるので、戻って駅前のスーパーでビールと澤ノ井のワンカップを仕入れ、駅のホームでビールを飲みながら電車を待機です。

 ところが、先に入線するのはそのあとの16:18発ホリデー快速おくたま4号なのですね。16:05発青梅行きで青梅で快速東京行きに乗り換えた方が早いですよ、とのアナウンスもあったのですが、ほとんどの人は乗り換えなしがラクなのか、ホリデー快速に乗車したままでした。

 今日も疲れたので、中央線某駅前のラーメン屋でビール&ラーメンで〆。朝見たネットの天気予報では、今日は傘はいりませんと出ていたのにも関わらず、空からはポツリポツリとやってきて、天気予報が全くアテにならない季節:いよいよ梅雨なのだなぁ…と思いながら重い足取りで家路についたのでした。



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2017.06.15

【七ツ石山から千本ツツジを経て鷹ノ巣山 その1】 山バス情報158

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(千本ツツジ…トウゴクは落花、ヤマツツジは見頃)

【山行日】 2017年06月11日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 04:57 拝島  (JR八高線)
拝島 04:59 - 05:18 青梅  (JR青梅線)
青梅 05:19 - 06:00 奥多摩 (JR青梅線)

「バス」
奥多摩駅 06:05 - 06:40 鴨沢 (西東京バス 627円:ICカード)

「歩行」
鴨沢バス停 06:50 - 07:50 丸太のある場所
丸太    08:00 - 08:40 堂所
堂所    08:50 - 09:55 ブナ坂
ブナ坂   10:05 - 12:10 鷹ノ巣山
鷹ノ巣山  12:30 - 13:25 榧ノ木山
榧ノ木山  13:35 - 14:15 倉戸山
倉戸山   14:25 - 15:20 倉戸口バス停

「バス」
倉戸口 15:20 - 15:40 奥多摩駅 (西東京バス 390円)

「鉄道」
奥多摩 16:05 - 16:37 青梅 (JR青梅線)
青梅  16:43 - 17:13 立川 (JR青梅線)
立川  17:17 - 中央線某駅 (JR中央線)

【地形図】 「丹波」 「奥多摩湖」

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(石尾根自体が随分久しぶりでした)

 本当は、ずっと逢っていないシャクナゲを見に行きたかったのですけれど、なんて書き出しはあまり感心しませんが(笑)、シャクナゲを見るには、泊まりがけにするか、タクシーを使うか、どちらかしないとなかなか逢いに行けないものでして…。まぁ、脚力があれば二軒小屋尾根から天祖とか日帰りできる人もいるのでしょうけれど、どうも私の足では日暮れまでには車道に降りて来られたとしても、最終の東日原のバスに間に合うかどうか(笑)。。。

 で、引っ越してきてそろそろ9ヶ月になるので、利用したいと思いつつまだ利用していなかった奥多摩の一番バスを使って、エアリア奥多摩の赤実線未踏コースを埋めてみることにしました。千本ツツジから鷹ノ巣山避難小屋の稜線と榧ノ木尾根はまだ歩いたことがないので、この二区間を埋めてしまおうというプランです。千本ツツジの様子を見てみるのにもちょうど良さそうです。

 一番バスはそれでも10人程は乗車していたでしょうか。乗客は全員登山者。留浦を過ぎたところで、シルバーパス範囲外のアナウンスが流れ(笑)、鴨沢には06:40過ぎの到着。前回このバス停で降りたのは何と17年前。単独山行50回記念ということで、金曜に休みをもらって新装したばかりの雲取山荘に泊まり翌日は長沢背稜のシャクナゲを見て天祖山経由で下山して以来のことです。

 ただ、その年の暮れに留浦から歩いて同じ登山道を経由して七ツ石山に登っていて、そのときは峰谷に降りています。いずれにしても17年前の話で、鴨沢のバス停の変わりようには驚きました。そうか、そう言えば雲取山は深田百名山だったのか…てな感じで目を丸くしてスタートです。

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 当時の記憶で残っているのは、小袖乗越のあたりと水場、堂所のあたりぐらいのもの。バス停をあとに舗装路を上がっていきながら、こんな感じだったっけ…全然覚えていないや…と心の中で何度も呟いていました。植林の土径になり、コアジサイを見て小袖乗越。立派な駐車場があり、この時間(07:15)で既に満車なのには恐れ入りました。まさか登り尾根に入ったりはしないでしょうから、ほぼ100%鴨沢から雲取ピストンでしょう。

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 十七年前にもあった祠で道中の無事を祈ってから登山道へ。と、その前に一応登り尾根の入口も確認です。今日のところはバリハイルートはゼロにして、17年前に歩いた登山道をたどり直します。というのも、私の足で雲取日帰りが出来るかどうか知りたかったので、一般登山道でせっせと歩くとどのくらいの時間でブナ坂まで行けるのか、今日は自己のタイムを計ってみたいという意図もあったためです。

 登山道に入ってから15分ほどで懐かしい廃屋。確か17年前ももう人が住んでいる気配がなかったと記憶していますが、家の周りといいすぐ近くの畑といい、草ぼうぼうにはなっていないのは、どなたかが手入れをしているということなのでしょう。
廃屋を過ぎて更に十五分ほどで、バス停からちょうど一時間ぐらいが経過して、おあつらえ向きの丸太があったのでアクエリアスでひと息入れ、暑いので山シャツを脱いでザックに仕舞います。

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 まだ水場の手前だし、堂所まであと30分以内はさすがに無理かな…と思いつつ腰を上げて歩き始めると、ユキノシタが咲いていて、写真に撮っているとまた一人後ろから来た人に抜かされてしまいました。この一番バスの皆さんは、おそらく私以外全員雲取日帰りなのでしょう。皆さんハイペースでどんどん先に行ってしまい、私は追いつけません(笑)。

 水場は以前より取水位置が上になりましたが、そのあたりの登山道はぬかるんでいるぐらいでしたから、今でも水は涸れずに取れるのでしょう。今日は暑くなるとばかり思っていたので、水分は合計3Lも持ってきていますので補給はしません。

 水場から20分ほどで左手の登り尾根が同じ高さになって尾根に乗ったところが堂所。そのちょっと先にまたもや丸太が有り、誰もいないことを良いことに、ここで二度目の休憩です。前の休憩地点から40分ほどで来られました。この時点では、この先の縦走路で陽差しにあぶられると思っていたため、日焼け止めを塗ったり、虫除けの薄荷スプレーを帽子にかけて被ったりといろいろ対策を講じました。

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(休憩地点)

 堂所をあとにして、自然林の尾根道を上がっていくと、おそらく奥多摩7時発の便で来たと思われるトレランの人たちに追い抜かれるようになります。そして、このあたりから、雲取下山組の数が急増します。シャクナゲが見たいばかりに、雲取山荘泊ののんびり山行も考えたのですが、やらなくて良かったと思うほどの数です。鴨沢に下る人たちだけでこれだけの数だとすると、昨晩は相当な混雑だったことでしょう。やはり今年は標高と西暦が一致してしまったこともあって、普段の年より訪れる人は相当多いのでしょうね。

 七ツ石小屋との分岐点あたりには、テント泊と思われる若人の団体が大勢いて、これではテン場も相当な混みようだったのだろうと想像がつきます。雲取の下山ルートは鴨沢だけではないのですから、鴨沢ルートだけでこれだけのテン泊組がいるとなると…。雲取山荘泊まりは今年は見送って来年の反動減を狙った方が好いのかも知れない、などと考えてしまいました。

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(ブナ坂へ…)

 七ツ石を巻くブナ坂への径に入るとようやく静かになりほとんど水平な道となります。この時点で09:10。実を言うと家に置いてきたメモに「9時半前にブナ坂なら雲取日帰りに変更も」と記してきたので、これはもしかすると行けるかも…と妙な色気を出してしまいました。しかしこの水平道がなかなか長くて、途中で一瞬息苦しくなってしまったりのハプニングもあったりして、結局ブナ坂は10時5分前の到着。やはり予定通り七ツ石~鷹ノ巣山~倉戸山のコースをゆっくり行くことにします。

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(カラマツ谷林道は相変わらず通行止めのまま)

 ブナ坂到着は鴨沢バス停からほぼ3時間。昭文社のコースタイムより40分早く着けたので私にしては上出来の方でしょうか。雲取山は鴨沢とのピストンなら可能は可能でしょうけれど、どうせ日帰りするのであれば一筆書きで三峰神社に抜けたいですし、早くも雲取山にはその名の通り雲がかかり始めていて、今日は行ってもガスの中でしょう。目が合っても逃げないシカを見ながら、水分補給をかねた休憩を取り、ほとんどの人が向かう雲取山に背を向けて、七ツ石への坂をエッチラ登り始めました。


その2へ続く

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