2016.11.14

【御坂の未踏区間を歩いて笹一へ…御坂峠から清八峠】 山バス情報150

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(紅葉はいまいち)

【山行日】2016年11月12日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅    - 06:19 大月   (JR中央線快速)
大月     06:22 - 07:14 河口湖 (富士急行)

「バス」
河口湖駅  07:18 - 07:36 三つ峠入口 (富士急山梨バス 370円)

「歩行」
三つ峠入口  07:50 - 09:05 御坂峠
御坂峠    09:20 - 09:50 御坂山
御坂山    10:00 - 11:00 八丁峠
八丁峠    11:10 - 11:25 八丁山
八丁山    11:55 - 12:20 清八峠
清八峠    12:30 - 13:35 駐車場(舗装道路開始点)
駐車場    13:45 - 14:55 笹一酒造
笹一     15:10 - 15:20 笹子駅

「鉄道」
笹子  15:35 - 16:35 高尾 (中央線各駅停車 遅延)
高尾  16:36 - 中央線某駅  (中央特快東京行き 遅延)


【地形図】 「河口湖西部」 「笹子」


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(あとで振り返ってみると、結局、登山口のあたりが一番鮮やかだったりします:笑)

 次の週から四週連続で土曜日に予定が入ってしまったため、12日は、できることなら土曜にしか行けないコースを、とも思ったのですが、やはり笹一の誘惑には勝てず(笑)、笹子に降りるプランで、何度もプランしながら実行に移せなかったコースを歩いてきました。

 とはいえ、せっかく多摩方面へ引っ越してきたのですから、今まで乗りたくても乗れなかった富士急行の始発列車を使うことにしました。この列車に乗れれば、バスの乗り継ぎも好く、8時前に三つ峠入口を出発できるので、日の短くなったこの季節でも、御坂主稜線で未踏だった御坂峠~清八峠のコースものんびり歩けそうです。

 さすがにこの時間帯の電車ですと、車内もガラガラで、中央線、富士急共にゆったり座れるのが好いですね。河口湖でのバス待ちも私一人だけ。今日はバスも貸し切りかと思ったのですが、富士山駅から乗ってきたハイカーの方がいらして、同じ三つ峠入口で下車。足ごしらえを見るに、相当健脚の方のようなので、スパッツを着けて時間稼ぎをしたりして、先に行ってもらうことに。。。

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 御坂峠までの道のりは、最初は植林帯がずっと続きますが、意外にカラマツの紅葉↑が綺麗なところがあったりして、その先の広葉樹は…と見てみると、やはりというか、あまりぱっとしません。紅葉は、字義通り、赤の鮮やかさがないと、どうしても画竜点睛を欠くという感じですね。

 高度を上げていけば少しは好くなるかというと、そういうわけでもなく、峠が近づくと今度はほとんど落葉してしまっています。下の方も、葉の様子からして、これ以上よくなることもなく落ち葉となってしまいそうな印象でした。

 そして、峠近くなると、それまで小枝越しに見えていた富士山に雲がかかってきたりして、確か御坂峠は展望なかったよなぁ…せっかくお膝元まで来たのに…と、少々残念な気分。1時間15分ほどで到着した御坂峠はやはり展望はないものの、陽当たり好く暖かなので、とりあえず、お茶で一服することに…。すると、大きなザックを背負った学生さんたちが御坂山の方からやってきて、少しお話すると、今日は三つ峠からで、これから大石峠まで行ってもう一泊テント泊する予定とのこと。楽しそうな様子に思わず笑みがこぼれます。

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(営業中止からだいぶ経つと思いますが、御坂茶屋、まだ建物は残っています)


 休憩後、御坂山の方へ向かうと、枝越しの富士山は雲がとれた様子。御坂山に展望はあるのかな…とあまり期待はせずに稜線を進んでいくと、葉を落とした雑木の森の先に送電鉄塔が…。いつもなら、こんな無粋なものを…と思うところですが、ここなら富士山が綺麗に撮れるのでは…と進んでいけば、やはり送電鉄塔のところからは富士山が綺麗に眺められて、ばっちり写真に収めることが出来ました。

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 その先、御坂山の前後はブナなどもある林相の好い稜線ですが、ほぼ落葉してしまっており、ブナも茶色い枯れ葉が残っている程度。ただ、ちょっと意外だったのは、行きかう登山者が結構多いこと。天下茶屋の一番バスからの縦走にしては時間が早すぎるので、みなさん、先ほどの学生さんたち同様、三つ峠前泊なのでしょうか。前日は雨でしたし、ちょっと不思議な感じでした。天下茶屋に車を置いてピストン?なのでしょうか。

 今日は暑いぐらいで、喉も渇いてしまい、展望のない御坂山でもテルモスのお茶で水分補給。小休止してから天下茶屋分岐へと進みます。途中、もう1カ所富士山が望める場所がありましたが、再び雲に覆われてしまいそうな雰囲気…。実際その先の天下茶屋分岐から先では、とうとう富士山はその姿を見せてはくれませんでした。


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(30分前には綺麗に見えていた富士山が、雲に覆われているのがわかるでしょうか)


 八丁峠への道は、途中少し薄暗い感じのところもありますが、基本的に尾根通しの広葉樹の稜線です。1498ピークの少し手前で尾根がグイッと左に曲がるのが実感できて、八丁峠とされる地点の目印=送電鉄塔も見えてきます。八丁峠は送電鉄塔があり、見廻り道とエアリアに表記されている踏み跡も上がってきていますが、鞍部より結構上がってきたところなので、あまり峠という感じの場所ではありません。御坂山からちょうど1時間ほど経過していたので、八丁山を前にここで水分を再補給してひと息。

 八丁山への登りは、思ったほどは時間がかからずに着いてしまいましたが、朝早かったせいもあって、おなかはぺこぺこ。時間も11時半近かったこともあって、ちょっとお昼休憩にはどうかなという感じの狭い寂峰で、おにぎりタイムにしました。

 八丁山は大きな岩のある山頂で、岩に座ってお昼を食べていると、ふと見た西の方に冠雪した山塊が雲の上にちょこんと顔を見せているのに気づきました。ちょうど黒岳と釈迦ヶ岳の尖峰の間なのですが、方角と形からしておそらくは南アの悪沢赤石~聖岳ではないかと思います。この時点で黒岳にもべっとりと黒っぽい雲がかかっていて、この日はこちら側に来て正解だったのかも知れないな~などと慰めにもならないようなことを考えていました。

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(黒岳と釈迦ヶ岳の間に南ア南部が顔を見せてくれた)


 お昼を済ませたら、清八山へ。初めて訪れたわけですが、山頂は電波塔があるわけではなく、結構広々していて、お昼を食べるならこちらの方が好かったかな~と。眺めも結構好かったのですが、お食事中のハイカーさんが数人いらっしゃったので、ちょっと立ち止まっただけで素通りに近い形でした。

 女坂峠方面への分岐を左に分けて、清八峠。数回来たことがあるはずなのですが、調べてみたら十数年ぶり。さすがにあまり記憶に残っていませんでした。本社ヶ丸40分と指導標にあり、エアリアのコースタイムなど眺めて、寄って寄れないことはないけれど、そのあと角研まで一時間弱歩いて、そこから2時間弱下るのはいかにも億劫でしたし、展望も紅葉も期待できないと思うと、やっぱり予定通り長い舗装道路歩きの方を選んでしまいました。

 しかし、この道はおそらく三度目だと思うのですが、あまりお奨めできる道ではないですね。最後林道に出るまでの道がかなりヤブっぽい上に、滑りやすい土質です。そして、この道は最初小尾根を下るわけですが、ただでさえ悪い今年の紅葉の一番悪い見本を見てしまったような感じでした。北斜面でかつ周りに大きな尾根があるせいで、陽当たりが悪いせいもあるのでしょう、言い方は悪いですが、枝に枯葉がついているだけという感じでした。小尾根につけられた径は結構傾斜も急ですから決して下りやすい道とは言えません。

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(こうやってみると眺めの好い道に見えますが、実際はカヤトとヒノキの幼木がヤブのようになっています)


 そして舗装道路に降り立ったところにある変電所が何ともいやな感じで、ああ、もうこの道は二度と使うまいと心に決めてしまったほどでした。

 その後の長い舗装道歩きはそれほど苦になりませんでした。最初からそのつもりでしたし、車の通りも少ないため、静かなものです。トンネルを抜けて甲州街道に出ると途端にうるさくなりますが。。。

 甲州街道に出たのが14時15分過ぎ頃。そういえば、追分はこのぐらいの時間にバスが通っていなかったっけ?と道路を渡ったところにあるバス停の時刻表を見てみると、やっぱりあった!14:18大月行き!と小躍りしかけたのですが、よく見ると時刻の上に白い四角マーク(□印…土休日は運休)。次は15:50ということで、笹一まではやっぱり徒歩。

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(あうっ、惜しい…)

 ま、ここは笹一まで右側にちゃんと歩行者通行帯が確保されているので、それほどいやじゃないんですけど、とにかくでかいダンプがうなりを上げて走っているのでうるさいです。

 で、お楽しみの笹一ですが、今年は試飲が千円ということなので、さすがの私も試飲を断って、商品(しぼりたて生原酒:新酒)だけ買って帰りました。知った顔がいないかな、とちょっと見回してはみたのですけれど、笹子発の高尾行きが15時半過ぎにあるとの掲示を見て、そそくさと帰ることに。

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 帰りの電車は笹子から乗る人が結構多かったせいもあって、大月で立ち客が出る始末。予想通り相模湖で特急待ちをしている頃にはかなりの混雑となって高尾駅へと向かい、高尾で接続の中央特快は座れず。しかし、世田谷時代とちがってたいした時間乗るわけでもなく、アルコールも入っていないので、苦ではありませんでした。

 これで、主だった御坂稜線は、一番奥の王岳~三方分山が残ったわけなのですが、朝7時台の西湖民宿行きバスが捉まえられるようになったのだし、是非とも歩いてみて、河口湖から三つ峠経由で四尾連湖まで繋げてみたいものです。
 

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2016.11.07

【秋色には染まれず…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報149

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(源次郎岳山頂付近にて)

【山行日】 2016年11月03日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「バス」
甲斐大和駅  07:45 - 08:30 上日川峠 (栄和交通:臨時便 1000円)

「歩行」
上日川峠   08:40 - 09:30 192鉄塔入口
鉄塔入口   09:40 - 10:20 NTT日川無線中継所 
無線中継所  10:35 - 11:35 源次郎岳
源次郎岳   12:10 - 13:21 嵯峨塩鉱泉バス停 

「バス」
嵯峨塩鉱泉  13:22 - 13:31 やまと天目山温泉 (栄和交通 600円)

「温泉」
やまと天目山温泉 13:32 - 14:20 (割引券使用 310円)

「バス」
やまと天目山温泉 14:31 - 14:45 甲斐大和駅 (栄和交通 300円)

「鉄道」
甲斐大和   15:30 - 16:37 高尾  (中央線各駅電車 遅延)
高尾     16:38 - 中央線某駅   (中央特快 遅延)

【地形図】 「大菩薩峠」

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(1530m圏峰近く…三年前に比べ弱々しい感じ)


 せっかく越してきたのだから…と、この日は奥多摩の早いバスに乗って、某尾根を歩くつもりでいたんですけれど、寝過ごしてしまい、ええ、また山中止?と一瞬思ったのですが、天気予報を見るととても好い予想。

 ちょっと距離があるのだけれど、歩いて行ける某バス停から八王子駅へ行くバスがあって、その一番便なら、なんと、06:35発の八王子始発松本行きに余裕で間に合ってしまうということを思い出し、確か甲斐大和発上日川峠の臨時バスにちょうどいい接続と思い当たり、三年前に歩いたお気軽源次郎コースに行くことにしました。

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 八王子駅では結構時間があったのですが、この電車はハイシーズンはいつも混雑するので、早くからホームで並んで待っていたものの、乗ってみれば、空席を残して出発。甲斐大和駅では予想通りすごい人出。臨時便が待機。「はい、終点まで行く人は奥に乗ってー、小屋平で降りる人は前の方で…」と職員がてきぱきと仕事をしてくれています。
 
 07:45を少しまわって補助席まで出したところで出発。ちょいと荒い運転で(笑)、ぐんぐん高度を上げていくうちに、今日はとんでもなく展望が良さそうだとわかって、これは小屋平で降りて石丸峠から牛ノ寝に変更しちゃおうか…と一瞬思いましたが、いちおう、家を出るとき残してきたメモに上日川峠から源次郎・嵯峨塩鉱泉と書いてきてしまった手前、予定通り終点の上日川峠まで乗車。
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 降りた上日川峠は、陽差しが燦々で、標高の割にはあまり寒さも感じません。雲海の向こうに南アの雪化粧した山塊が見え、これから歩く展望無しの予定コースを少し後悔。でも目の前の紅葉が意外にも鮮やかで、これはもしや…と少々期待を胸に駐車場方面へと歩きます。

 前回もそうでしたが、この時間に駐車場の方へ向かって歩いて行くと、駐車場から歩き始めた人とスライドするので、「道間違ってますよ」と言いたげな、「でも忘れ物取りに戻ってるのかナ」といった感じの目線にあって、少々小っ恥ずかしい感じです。

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(右の駐車場ではなく左奥の道を行きます)

 駐車場を右手に見て、砥山の指導標に従って明瞭な径をのんびり歩いていきます。すぐに砥山に上がる踏み跡が見つかりますが、前回来て面白味もない山頂と判っていたため、あっさり巻きます(笑)。

 カラマツ主体ですが、時折交じる雑木の紅葉が青空に映えるとやはり美しい。紅葉は青空あってのものだな、と思いますが、径が稜線に近くなると風が冷たいです。上着を脱いでシャツだけで歩いているとけっこうな寒さを感じてしまいます。

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 径は舗装道路のすぐ脇を通るようになり、大菩薩湖など見えてきますが、前回同様、この辺りはプーさんの痕跡がかなり見受けられ、こんな唐松林なのに何故?とは思いつつも、登山道の真ん真ん中に大きな落とし物を見かけたりすると、どこかで見られているのかも…ばったり遭わなきゃいいのだけれど…とちょっぴり不安になります。

 林道に出ると、前回未舗装だった林道も綺麗に舗装され、すぐ近くでなおも道路工事が続いているようで、工事車両を何台かみかけます。舗装道路を歩いて行くと送電鉄塔の巡視路入口が見つかります。ここを入ってはダメなのは判っていますが、この先適当な休憩場所もないことも判っているので、鉄塔の入口でティータイムにしました。

 舗装道を歩き、送電線をくぐったすぐ先右手に、中日川峠・1627.1三角点への登山道があります。判読不能な古い指導標があるだけなので、注意が必要です。登山道に入ってすぐ、大久保平からの径との分岐があるのですが、こちらはほとんど笹藪に覆われてしまっており、気づかない人がほとんどではないかと思います。2013のエアリアにはこの径に赤破線が入っていますが、ここはもう赤破線未満なのではないでしょうか。三年前分岐点にあったお手製の指導標も無くなっていました。

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(大久保平分岐地点 中日川峠)

 中日川峠から先もカラマツが主体ですが、ここら辺になると熊棚らしきものも見かけますし、径の中央に立入禁止とでも言いたげな多量のフンもあるし、で、ちょっとあまりいい気はしませんが、1627.1手前のピークあたりはブナや雑木の黄葉が結構綺麗で、ああ、なるほど、このあたりに食糧を求めてやってくるのかもな、と納得します。

 三角点は、前回確認していますし、面白味のないところと判っているので、砥山同様、あっさり巻いてしまいました。三角点へ上がる踏み跡も三年前より薄くなっているような気がします。巻いてからしばらくでNTT日川無線中継所のでかいアンテナ施設が見えてきます。このコースはベンチもなく、腰を下ろすのに最適な場所もなく、また人工物のそばで小休止とします。

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 無線施設からは荒れた感じの林道を歩き、エアリアにある「不明瞭な」峠への近道(実際はものすごく明瞭)を今回は見送ってゲートを経由して大回りで行って見ることに。。。たいして時間は違わないと思うので近道と言うほどではないですけれど、あれだけ明瞭な径なんだから、こちらの大回りなゲート経由の径にある「源次郎岳」の指導標を近道の方へ設置しても好いと思います(近道の入口には赤テープがあるだけです)。

 下日川峠からは、唐松林の小径をゆるゆると行く感じで、唐松林がブナをはじめとする広葉樹に変わってくると、いよいよ源次郎の分岐です。分岐には下日川峠と源次郎岳を示す指導標だけが残され、嵯峨塩鉱泉方面を示す表示は撤去されていました。今はちょっと判りにくいマーキングがあるだけです。

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 で、ここからがハイライトのはずの三年前秋色に染まった径なのですが、今年の紅葉は覚悟していたとおり残念ながらあまり芳しいものではありませんでした。例年だとおもわず「わぁ」と声が出てしまうのですが、今年は、ややため息まじりです。赤が弱いせいもあるのでしょうが、色に張りがないというか、弱いというか…。

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(いまひとつ、いまふたつみっつ…)

 冷え込みが弱いせいもあるだろうし、夏場の天候不順の影響もあるのでしょう。どうもぱっとしないという印象がぬぐえません。いつもだとなかなか進まない足ですが、今日はわりとすいすい進んでしまって、源次郎岳に到着。

 三年前に来て唖然とした山頂ですが、今もあまり変わることがなく、展望が良くなったとは言っても、見えるのは奥秩父と八ヶ岳ぐらいのもの。南アも木々に隠されてしまっているし、富士山はまるで山頂からは見えません。1530m圏峰近くでよく見える場所がありますので、富士山が見えるようにする必要も無いでしょうけれど…。

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(源次郎の山頂では見えないが1530m圏峰近くに展望地点がある)

 誰もいない源次郎の山頂でお昼を食べ終わったら、先ほどの分岐点まで戻って嵯峨塩鉱泉へ下ります。この径、緩斜面で落ち葉が多いせいか、ミスコースする人が多いためでしょうか、嵯峨塩鉱泉への指導標がなくなってしまったのは少し寂しいことです。

 確かに間違えやすいところもあるのですが、間違いやすいポイントには必ず「こっち行っちゃダメよ」のしるし=枝が何本も並べておいてある、がありますし、青とピンクのビニールヒモのマーキングがあるので、注意して下っていけばそれほど難しくもないと思うのですが、実際には「そっちじゃないでしょ」という方向にクッキリしたミストレースもあったりしますので、結構道間違いをしてしまう人が多いのかも知れません。

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(直進は× 左折です)

 この嵯峨塩鉱泉への径も、例年だと、結構うっとりしてしまう箇所が何カ所かあるのですが、今年はやはりダメ。いつもの年のを見ている目には、不満の残る色づき具合でした。

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 最後の皆さん間違えてしまい易い左手に折れるべきポイントの手前あたりに、以前は上の林道との交差点にあった指導標が移植されています。「←嵯峨塩 25分」となって25分のところを削っていますが、しっかり見えてしまっていて、ここから25分かかった人はこの先で間違えて更に左に折れる点を見逃してしまったということになります(正しく進むことができれば、ここから10分もかからずに嵯峨塩鉱泉のバス停に着きます)。

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(上の林道との交差点から移植された)

 最後にまたもう一度富士山の見えるポイントを通過して、バス通りに降り立つと、ドンピシャでバスがやってきたので、今回は嵯峨塩鉱泉ではなく下の「やまと天目山温泉」へ。。。バスの運転手さんにもらった割引券でなんと310円で入浴出来、缶チューハイで〆。そういえば、今日は上日川峠から嵯峨塩のバス停まで山中では誰にも会わなかったなぁ…とバス停に向かいながら思い返していました。

 一時間後のバスで、14:45に甲斐大和駅に到着したものの、上り電車は15:30高尾行きまでなく、なんと45分待ち(笑)。幸いこの日は風もなく暖かな日だったので、駅前のベンチのある広場でコンビニで買ったビールなど飲みながら時間つぶしできましたけれど、もう少し寒い日とか逆に真夏とか、この45分待ちは結構ツラいかも知れません。

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2016.10.12

【五里霧中~霧雨の今倉山~二十六夜山】 山バス情報148

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【山行日】 2016年10月10日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 06:56 高尾(中央線各駅停車)
高尾 07:06 - 07:42 大月(中央線各駅停車)
大月 07:51 - 08:06 都留市 (富士急行線)

「バス」
都留市駅 08:10 - 08:40 道坂隧道入口 (富士急山梨バス 650円)

「歩行」
道坂隧道バス停 08:50 - 10:00 今倉山
今倉山     10:10 - 10:45 赤岩
赤岩      10:50 - 11:45 二十六夜山
二十六夜山   12:05 - 13:35 芭蕉月待ちの湯

「温泉」
芭蕉月待ちの湯 13:35 - 14:00 (市外者 710円)

「バス」
芭蕉月待ちの湯 14:07 - 14:22 赤坂 (富士急山梨バス 200円)

「鉄道」
赤坂  14:37 - 14:50 大月 (富士急行線)
大月  15:21 - 中央線某駅 (JR中央線 快速東京行き)


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 転居後初の山歩きは、3ヶ月も山を歩いていないゆえ、あまりハードではないところで足慣らしから始めないと…ということで、いろいろ考えたのですが、連休中唯一雨マークのない日は最終日の体育の日だけ、ということもあり、道坂隧道行きのバスに乗って今倉山から道志二十六夜山を経て芭蕉月待ちの湯、という全くもってベタなガイドブックコースを16年ぶりに歩き直してみようと思いつきました。

 朝起きてみると、ベランダからの眺めは、富士が見えないどころか、丹沢~道志の山々も雲がべったりで、雲の色も黒っぽい雨雲。こりゃ、山で降られちゃうかも知れないなとは思ったのですが、この日に行かないと、今度の土曜はまた用事が出来てしまったし、次がいつになるかまるでわからない、という事情もあって、降られても仕方ないと覚悟の上で、傘や雨具のチェックをした後、出発しました。

 都留市に8時過ぎに行くとなると、前の世田谷からは、けっこう早起きをしなければと前日から気合いが入ったものでしたが、今度の住まいだと、会社に行くよりは少し早めだけど…、ぐらいの感覚で行けるのが嬉しいところです。

 富士急行線は、ICカードのタッチを「しない」で通過ということを調べていったのですが、ついついいつもの癖でタッチしてしまいました(笑)。この日乗ったこの車両はたぶん初乗車。新型車両なのでしょうか…。

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 何故か都留市駅の手前赤坂駅で停車時間が長くて、都留市駅は8時10分を過ぎての到着。しかしバスはしっかり待っていてくれて、おまけに乗車人数分ぴったり席が埋まって発車です。16年前は紅葉が始まった10月末だったのですが、そのときの乗車人数はわずか数人。山ブームで、このバスも存続を心配する必要は当分ないのでしょうか。。。

 御正体入口で数名を降ろした後は、道坂峠までぐんぐん高度を上げてひた走り、定刻の8時40分に到着。ゆっくり柔軟運動をして身体をほぐしてから出発です。久しぶりの山なので、皆に先に行ってもらおうと、停留所近くの地震計などを見たりして時間を潰していたのですが、なかなか出発してくれないため、しびれを切らすような感じで、トンネル脇の登山道を上がって行きます。

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 何でもいいから花を見つけたら即写真撮影したりして、のんびり上がって行ったため、息が切れたりすることもなく、それほど疲れもせずに、1時間10分ほどで難なく今倉山に到着。標高1000m以上から歩き出せるので、あっけなく1500m近い山頂に着いてしまいます。大半は御正体山の方へ行ってしまったようで、今倉山は私の他に3人と静かな山頂でした(山頂到着は10時ちょうど)。

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                 (山梨百名山の標柱もだいぶ劣化した)

 山頂でテルモスのお茶で一服したら西進。ブナの多い素敵な稜線歩き…なのですが、思い切りガスってます。こんな幻想的な雰囲気もたまには好いなどと強がっていたのですが、赤岩に近づく頃には、上からポタリポタリと滴ってきます。大展望が広がるはずの赤岩では小糠雨となって、赤岩から先は髪の毛がべったりとなるぐらいの水滴が間断なく落ちてくるようになりました。

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 どうしようか迷ったのですが、こういう場合、雨具を付けると途端にやんでしまうのが相場なので、雨具は付けずに、ゴアテックスの帽子だけ被って歩くことにしました。この判断はおおむね正しかったようで、服もズボンもほとんど濡れず、冷たい思いもすることなく、霧の稜線歩きを楽しみ(?)、あれ、急に稜線をハズレるな…と思ったら、小雨に濡れた林道に降り立ちました。

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林道から登り返して登り切ったところが二十六夜山。ああ、そういえばこんなところだったという感じ。。。時間はまだお昼前。さほど飛ばしたわけでもないのに上出来の時間に到着。幸い雨もやんでくれて、ここでお昼を食べることにしました。

 おにぎりを平らげたら、お昼の鐘が鳴ったばかりだというのに、もう下山です。調べてきたバスの時刻は月待ちの湯発 14:07 15:54 18:27 14時はお風呂でのんびり出来ないし、16時前はちょっと時間が余りすぎかなぁ…。まぁ、今日は久しぶりの山だし、慌てて下って怪我もアホらしいから、のんびりゆっくり下って、16時前のバスで帰ればいいか…と考えていたのですが。

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 しかし、この下山道、結構好いですね。もちろん、紅葉はまだなんですけど、下っていく最中、ずっと自然林が続きます。たぶん、紅葉したら綺麗なんじゃないかと…。実際16年前の10月末の山行メモには、「紅葉が結構好い」とあります。
 
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(結構美林です)

 そして、途中にある「仙人水」。前来たときは確かこんなのなかったよなぁ…と思い、帰ってから調べてみたら、2001のエアリアにはこのルートは掲載されておらず、やはり当時はここを通るルートは開かれていなかったようです。今は逆に仙人水をショートカットする径は歩かれなくなって、ヤブ道とまでいかないかも知れませんが、一般登山道としては仙人水を通る方がメインルートとなっているような印象です。

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 仙人水の先で径は沢沿いの植林帯となって、最後沢を渡るところで、丸太橋が流されて崩壊している箇所がありました。幸い水量もたいしたことがなかったので、そばにある飛び石で徒渉可能でしたが、水量が多いときは、どうするのかな、とちょっと疑問符でした。

 結局芭蕉月待ちの湯に着いたのは、バス時刻の約30分前。烏の行水に710円払うのももったいない話なので、躊躇しましたが、今回入っておかないと、次はいつになるのか…。今日入らずに帰るともしかすると一生入らないかも知れない(笑)などと理由を付けて、汗をざっと流すだけでも好いか…と入浴してから帰ることにしました。

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(芭蕉月待ちの湯)


 
 お湯は少々カルキ臭がありましたが、ぬるつきもあって、もう少しのんびり出来たらなぁ、とは思いましたが、今回の入浴はとりあえず転居後初の山行祝いと言うことで、さっさと汗を流す感じで、着替えてバス停へ。

 バスはいわゆるお年寄り御用達の循環ミニバス。実際ご近所のお年寄りがこの日も利用されていました。

 しかし、結局、この2時過ぎのバスに乗りますと、富士急行線の連絡は比較的好いものの、中央線で東京方面へ向かう場合、大月で30分の足止めを食らいます(笑)。もちろん、特急列車(あずさ、かいじ)をご利用になる方なら、とても好い接続の便があるのですが…。大月駅からは15:21発の快速東京行きがありますので、乗り換え無しで便利は便利なのですけれど。。。私の場合、残っていたおにぎりと、赤坂駅前のスーパーで買った缶酎ハイがあったので、ベンチで飲み食いしながら、時間を潰しました。

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